CV:檀臣幸
概要
『名探偵コナン』の初となるアニメオリジナルエピソード「バレンタイン殺人事件」のゲストキャラクターでありアニコナにおけるアニメオリジナルキャラクター第1号である。
米花大学の学生。テニス部に所属している。
喫茶店で毛利蘭や鈴木園子を友人の皆川克彦(CV:堀川りょう)と共にナンパした。この際蘭に対し一方的に一目惚れしている。外見はかなりゴツいゴリラ男で性格も暑苦しい。自身は「気は優しく力持ち。情に厚く涙もろい」と言っているが、克彦からは「脳みそまで筋肉みたいな男」と貶されており、正直ほぼその通りなのであまりフォローはできない。
本編では蘭と園子の2人をゲストとして克彦の家で主催するバレンタインパーティー(実質今で言う合コン)に招待し、パーティー中もこっそり蘭の手を握ろうとしたり強引にキスを迫ろうとして間違ってコナンとキスをしてしまった挙句にコナンをその勢いで投げ飛ばしたりと、初期のエピソード故のギャグ調に描かれているとは言えはっきり言ってアプローチの仕方が横暴且つ非常識過ぎであり、コナンが蘭を守ろうと邪魔をするのも無理もなく、子供を投げ飛ばしてる時点で蘭は怒ってもいいレベルである。
ただ、その後起きた殺人事件の捜査中は流石に空気を読んで大人しくしていたが、解決後のCパートでも懲りずに登場。
誰にもチョコを渡せず途方に暮れていた蘭に更に強引に迫った上に、彼女が持っていたチョコを自分へのものと勘違いし、「違う」と言っているにもかかわらず無理矢理貰おうとした事で遂に蘭の逆鱗に触れ、彼女の空手技の威力を見て泣きながらビビって逃げていった。
余談
本エピソードは無理があり過ぎるトリックが原因で原作ファンからの評価が低いアニオリ回として有名だが、この若松のウザすぎる性格も多分原因の一つと言える。
ただし、現在のオリジナルエピソードには若松以上にキャラの濃すぎるゲストキャラが多く(一例を上げるならばこの人とか)、ある意味で出る時代が早すぎたと言えなくもない。
CVの檀氏は、後に若松の他にもいくつかのエピソードで度々ゲスト出演していた。
今回登場した若松の名前は、本エピソードの脚本を担当した井上敏樹氏がメインライターを勤めた『鳥人戦隊ジェットマン』のブラックコンドル/結城凱を演じた俳優の若松俊秀氏と同姓同名。
若松氏は井上氏とも非常に懇意にしているが、実際の若松氏はもちろんこんな奴ではない。名前だけ借りてキャラは全くの別なのか、それともへそ曲がりで有名な井上氏の事なので、これも一種の友情表現なのかは分からないが……。
なお、『ジェットマン』の出演者の中には『コナン』に出演した人もおり、一条総司令を演じた手塚秀彰氏は『奇妙な人捜し殺人事件』などに出演し、小田切長官を演じた三輝みきこ氏は『スキーロッジ殺人事件』などにゲスト出演しており、若松氏も『海賊戦隊ゴーカイジャー』でのちに『まじっく快斗』で中森青子を演じる市道真央氏と共演している。