概要
ドラえもんプラス第3巻、藤子・F・不二雄大全集第8巻に収録。
片方のボードに人の名前を書き、もう片方には帆のなどの名前を書いてボタンを押すとその人はそれが苦手なものになってしまう。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1979年10月2日放送。
- サブタイトルは「にがてつくり機」。
- 冒頭でドラえもんは漫画を笑いながら読んでいたが、その笑い声があまりに大きかったのでのび太から「静かにしてくれ!」と怒鳴られている。また、呼びに来たスネ夫と一緒に遊んでくるようドラえもんがのび太を促したのは、漫画を読みたかったから。
- ドラえもんがのび太に勇気を持つよう力説する下りには「この僕みたいに!」のセリフも追加。また、のび太のネズミがいるという嘘に驚いた際はあたふたするだけで引き出しには隠れておらず、「仕方がないよ。苦手は誰にでもあるもんだし」と言ってごまかしている。
- のび太が女子から子犬を貸してもらう下りやしずからを誘う下りは描かれておらず、のび太は空地でジャイアンに後ろに持っていた子犬を見せ、ジャイアンは怖がって逃げる際、子犬をスネ夫の頭の上に置いて逃げている。
- のび太がジャイアンの怖がりっぷりを話した際、ドラえもんは「ジャイアンもたまにはいい薬だよ」と言っており、ジャイアンは直接のび太に電話している。また、のび太が外出した際、はやくうちへ帰る言ったのはスネ夫のみ。
- 本編終了後のショートアニメは涙顔のジャイアンを馬にしてのび太が腕組みしながら乗っているというもの。
水田版
- 2010年5月14日放送。
- サブタイトルは「ジャイアンに苦手をつくれ」。
- スネ夫が呼びに来た際のドラえもんのセリフはカット。
- のび太が苦手のものの中で地震は学校の科目やテストに差し替えられている。また、かなり力の入った演出でドラえもんは勇気を持つよう力説しており、今回もドラえもんはのび太の嘘に騙された際「どこ!どこ!どこ!」と逃げ回った後、のび太に「ここ、ここ」と頭をつつかれ引き出しに隠れた。そしてウソだと知らされた際、ドラえもんは「よくも騙したなー!」と怒ったが、のび太から「ね、分かっただろ?苦手なものはどうやったったて苦手なんだ」と言われ渋々納得した。
- のび太が食べようとしたどら焼きはドラえもんが四次元ポケットから取り出した。
- 子犬は成人の女性から借りており、スネ夫たちギャラリーも初めからジャイアンと一緒に空地にいた。また、ジャイアンの前にスネ夫が子犬を抱いていて、ジャイアンが怖がって逃げた後、子犬はジャイアンも元にやってきて頬をペロペロなめている。
- 更にのび太はこの道具を使ってスネ夫にもネコを苦手にさせていたが、帰り際にこれを落としてしまい、バザーでクレープ屋をやることになったしずかたちに試食を頼まれた時、ジャイアンとスネ夫にクレープやドレス(しずからが着るクレープ屋のユニフォーム)、しずかを苦手と書き込まれたため、彼女らに詰め寄られ恥をかかされた。
- この後、のび太はこの道具を使ってジャイアンとスネ夫に自分を苦手にさせようとしたが、間違って「のび犬」と書いてしまったため返り討ちにされズタボロになった。
- ラストでドラえもんが道具に「ひるね」と書き込んだのはママからお使いを頼まれたがのび太がそれを自分に更に頼んだから。