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概要編集

憂鬱くんとサキュバスさん』などを手掛けるさかめがね氏が、2023年11月からX(twitter)上で不定期に連載しているWEBコミックの登場人物、およびそのシリーズ。

シリーズを指す公式名称としては「VTuber草村しげみ」名義が用いられることもある。

最初のエピソードが投稿された際の副題は「遠くに行ってしまった気がした推しが全然遠くに行ってくれない話」。

連載の合間には時折、草村の配信を切り抜いた動画の内容を描く「草村しげみ切り抜きチャンネル」シリーズも挿入されている。


バーチャルYouTuberを主題とした一話完結コメディ作品。

特定のリスナー個人に重すぎる感情を向ける架空のバーチャルYouTuber「草村しげみ」と、彼女に激重感情を向けられ困惑している一般人リスナー「ナナシノ」、そしてその光景をヤジ混じりに見守り楽しんでいるリスナー(配信視聴者)達の反応が主軸となっている。


バーチャルYouTuberを主題とした作品だが、本作には同ジャンルの他作品で頻繁にみられるアバターとリアルのギャップを強調する展開はない。

草村しげみの中の人の話には一切タッチせず、作中で描かれているのは草村の配信内容とナナシノを含むリスナー側の反応だけに留まるため、ある意味で実際のVTuberの配信に近い状況が成立している。


商業誌や商業Web漫画サイトには掲載されていない個人が自由に発表している作品だが、書き下ろしを加えた単行本がスクウェア・エニックス社ガンガンpixivから2025年4月22日に発売予定。

また、既発表エピソードの一部はニコニコ静画に一部掲載されているため、そこでは読者自身が自由にコメントを投稿できる。


次にくるマンガ大賞2024のWebマンガ部門では3位を受賞(記念イラスト)。商業Web漫画サイトに連載されていないにも関わらずトップ10にランクインした唯一の作品として話題を集めた。


作者の創作が焦げ付いた際に「好きなものを好きなだけ吐き出す」過程で生まれたシリーズで、氏にとって自分の描きたいものを見つめ直すきっかけになったとか。


ファンアート投稿タグとして、全年齢作品には「#くさむらあーと」が、R-18作品には「#くさむらむらあーと」が公式で設定されている。


人物編集

登録者130万人を超える、今をときめくバーチャルYouTuber。推しマークはハーブの絵文字。

鳴かず飛ばずの長い個人勢時代と貧乏生活を経て、現在は大手事務所「からライブ」所属の企業勢として活動しているが、個人勢時代のフォロワー第一号である「ナナシノさん」に今なお過積載気味の愛を向けており、周囲にもそれを隠しきれていない。

配信内容はゲーム実況を中心に、雑談、料理、朝活、企業案件、歌ってみた、その他企画物と幅広い。リスナーを大事にする姿勢には定評があり、配信中でもコメントを頻繁に拾っている。

ちなみに初めて投稿した歌みた動画はSOUL'D OUTの「VOODOO KINGDOM」。ラブソングの選曲と歌唱には気持ちが乗り過ぎる傾向がある。声質は甘めらしい。


外見編集

草村しげみアクスタ

明るい緑色のショートボブをした、へらっとした笑顔が特徴的な女性アバター。前髪に装着されたバラン型の髪留めがチャームポイント。

出るところの出た非常にメリハリのある体つきで、白衣のようなアウターを羽織る。白衣の周囲にはゆるく蔦が這い、ハート型の葉っぱが随所に茂っている(キャラクターデザイン)。

基本アバター以外にロングヘアー型振袖姿も実装された他、配信終了画面ではアフロ姿で踊るデフォルメキャラが登場する。


もちろん上記はすべてアバターの話であり、中の人の容姿は不明。作中でも話題に上がる事はないが、リアルで直に対面している友人の発言により、巨乳の女性であることだけは判明している。また、料理配信回ではニトリル手袋を装着した手元(と手慣れた調理技能)を映している。

草村の雑談で語られたリアル両親の馴れ初めエピソードでは、高校陸上の選手だった母と数学教師の父の姿が描かれた。


キャラクター編集

基本的に明るく朗らかな雰囲気の「~ッス」口調でトークを回す愉快な女性配信者だが、ナナシノ絡みになると一瞬で重い女と化す。あくまでも一般人であるナナシノの日常ツイートを数万人が見ている配信で晒して内容について意見を募る、「気恥ずかしいから」と渋っていたボイス販売をナナシノの一言で即決する、ナナシノ含む草リスたちを寝取ろうとした友人を配信中に○す等、いとも簡単に暴走する。数々のエピソードから「からライブ5大ヤバ女」に数えられる一人。

ナナシノの恋愛対象として見ているわけではないと弁明しているものの、もはや色恋を越えて依存崇拝に近い執着を示しているため「ガチ恋の方がマシ」とまで言われている。

個人勢時代から企業勢の初期頃までは今より遥かに“陰”寄りのキャラクターだったらしい。

なお、ナナシノに対して特別に重すぎるだけで、他のリスナーを軽く扱っているわけではなく、弱気になっていようと「リスナーを好きな気持ちは誰にも負けない」と言い切っており、多くのリスナーの脳を灼き続けている。


リスナー編集

通称「草リス」。リアクションからボケツッコミ解説まで幅広くこなす、本作の陰の主役

異様な統率感でスクラムを組み、草村とナナシノの仲を温かく、時に激しく見守っている。頻繁に晒されるナナシノのSNSアカウントにはむやみに絡んだりせず、参加型の配信でも暗黙の了解でナナシノ優先枠を確保していたりと、民度が極めて高い一方で悪ノリには妥協しないため、草村(とナナシノ)を困惑させることもしばしば。

ナナシノとぬきた以外は画面を流れるコメントという形でしか描写されない。入室時のあいさつは「こんむら」。泥猫とのコラボ時には草リスたちが即興ででっち上げた語尾「~むら」も使われる。草村によって7月7日が「リスナー感謝デー」に制定されている。

なお、からライブ的には「雑草」「民草(たみぐさ)」を公式の呼称としているようだが、こちらは草村が思い出した時にしか使われない。


ナナシノ

「草村しげみ」

(イラスト右側の男性)

無名時代の草村しげみチャンネルを最初に登録した草リス第一号リーゼント頭にスクエア眼鏡をかけた会社員の独身男性。誕生日は7月7日。

リスナーが自分ひとりしかいなかった最初期からチャット欄で草村を推し続けてきたため、草村から異様に重たい情念を向けられている。

今も健全に草村の配信を追いかけているものの、未だに昔の距離感で自分個人に話しかけてきたり、自分のツイートを配信で晒す草村の暴走にツッコミを入れるのに忙しい。

特別視されているからといって調子に乗ることもなく、コメントも普通で、あくまでいちリスナーとして分を弁えた良識的な振る舞いに努めているため、他の草リスからも好意的に受け入れられている。例外的に就寝時の「おやすみ」コメントを送っているのは、草村から懇願されたため。


草村が個人勢時代から使っているファンアート用タグ「#くさむらあーと」にはナナシノのファンアートも含まれているらしく、SNSのアイコンや、参加型企画に現れた眼鏡付きアバターなどから、草リスの間では概ね「眼鏡の男性」というイメージが共有されている様子。

配信の切り抜き動画を経由して草リス以外にもその名が知れ渡っているらしく、泥猫シフとのコラボ配信では泥リスからも「あのナナシノさん」という扱いを受けていた。

基本的にリアルを優先しており、仕事に支障をきたすような配信の深追いはしないタイプ。他の草リスが「ナナシノが来ない日も多い」と言及する程度には草村の配信に現れない事も珍しくないが、彼が配信を見られそうな時間は何故か常に草村が生配信をしているため、他の配信ログ(の中でナナシノの話ばかりしている彼女の様子)まで見返す時間的余裕は一切ないらしい。


なお、草村と特別な関係になる気はなく強固な意志で自制しているが、クリスマス配信に合わせて気合の入った祭壇を作成したり、草村ASMRのために15万円の高級ヘッドホンを購入したり、抱き枕を神棚に供えて拝んだりする等、一般リスナーとしてはかなり愛が重い。酒が入るとチャットでは「可愛い」しか言わなくなる。

登場する回は基本的にナナシノ視点となるため、作中の配信画面では彼のコメントだけ枠で囲まれており判別が可能。


ぬきた

ぬきたちゃんみたいな

その8」から登場する強火の「ナナ草」派(ナナシノと草村くっつけ派)の草リス。草村のことは「しげみちゃん」呼び。

その正体はナナシノの職場の後輩の常木(つねき)さん。「職場の優しい先輩と仲良くなるコツ」を草村にスパチャで相談し、その甲斐あって先輩=ナナシノと草リス仲間として意気投合することに成功した。ナナシノにとっては初めてリアルで遭遇した草リスでもある。

ただし先輩と「ナナシノ」が同一人物だとは知らないため、自分が草村のライバルポジションに納まってしまったことには気が付かず、今日もナナ草を熱心に推している。

きつねを彷彿とさせる髪の色と髪型が特徴のつり目の女性で、葉っぱ型の髪留めを愛用している。オタク気質でややコミュ障気味の内気な性格。会社の飲み会ではいつも地獄のような顔になっているという。


KRSK(推定)

連載初期から草村の配信画面に生息しているナナシノガチ勢の謎の草リス。某からくりロボットのごとく語尾に「ナリ」を付けているため、読者からはナリニキ(ネキ)とも呼ばれる。ナナシノ目当てに草村の配信を見ている節すらあり、ナナシノに何らかの感情を向けたコメントをライブの観客席からであっても毎回必ず発しているため、草リスの中でも特に異彩を放つ。


抱き枕ニキ(仮)

ユーザー名不明。目立った発言をしない一般リスナーとして長く潜伏していたが、草村が抱き枕の販売を発表した途端に本性を発露。画面を埋め尽くす長文連投で抱き枕への愛を語り、突如として大きな存在感を示した。以降は事あるごとに抱き枕に絡めた長文をコメントしている。抱き枕に絡むこと以外の発言はしていないらしい。


コバココ、巨餅、西田

草村と泥猫シフとのコラボ回でコメントしていた草リスたち。スマブラ対決の草村敗北ペナルティにより泥リス風に語尾をチェンジし、ナナシノやKRSKと共に草村の脳を灼いた。


最古の6人

草村しげみについて語らう会」で言及された、草村しげみの最古参リスナー6人の通称……らしいが詳細は不明。例の4体の人形とは特に関係がない。


その他の配信者編集

泥猫シフ

泥猫シフちゃん

草村と同じく「からライブ」に所属している企業勢VTuber。「その4」から登場。泥棒猫をモチーフにしたキャラクターで、他所のリスナーの語尾を「~ニャ」に塗り替える、SNSの推しマークを“半月”の絵文字に変えさせるなど、寝取ることが何よりも大好きな異常性癖者。嗜好が高じて事務所から販売されているこだわりの抱き枕は5種類にものぼり、グッズ経由でもファンを奪おうとしている危険人物。

同期にあたる草村とは「しげみ」「泥ちゃん」と呼び合う仲で、草村の配信にも“スパナ”付きのチャットで出没したりする。二人の絡みは「泥草」と呼ばれ、オフコラボをするなどよき友人関係を築いているが、隙あらば草リスをたぶらかし、かと思えば草リスから草村を寝取ろうとするなどやりたい放題で、たまにラインを越えては草村にシメられている。

気遣いのできるハイスペックな努力家という一面や、人見知り全開だった草村を当初からよく気にかけてくれたという美談が語られているが、“玉に瑕”を地で行く厄介な性癖からパックマン呼ばわりされる事も。

趣味は安全確認が大事そうな資格の取得。寝取り遍歴の副産物として、その時の相手に合わせた様々な趣味を渡り歩いてきた一方で、純粋な趣味として共有できる相手がおらず、草村が案件をきっかけにMTGを始めた際には泣いて喜んだ。が、対戦中も隙あらば草村のクリーチャーを寝取ろう(コントロールを奪おう)とする。スキップすらおぼつかないほどの運動音痴らしいが、事務所ライブでは猛特訓で鍛え上げた見事なダンスを披露している。


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