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概要編集

蝶事件とは、ドールズフロントラインに登場する事件であり鉄血工造に武装グループが侵入し従業員を殺害、そののちに鉄血のAIであるエリザが暴走し、人類に敵対するようになった事件である。

また。この事件では鉄血所属である研究者リコリスが死亡していた。

劇中では、ドールズフロントラインの歴史の中で最も古い事件となっており、ストーリー内ではたびたび話題に上がっていた。


日本の公式解説動画では『胡蝶事件』と表記される。

関連タグ編集

ドールズフロントライン












































この先ネタバレ注意!!






















真相編集

蝶事件という名は仮の名。

この事件の本当の名前はグリフィン、国家安全局合同リコリス拉致作戦」

そう、この事件はリコリス一人を対象としたものだった。

目的はリコリスが研究開発を進めていたOGASの奪取。

リコリスがこれ以上OGASにかかわるのを良しとしない国家安全局の判断からこのような措置が取られた。

なお、この作戦を聞いたペルシカは後輩に危険が及んでしまうと思い、もともと国家安全局主体の作戦に、知人のアンジェリアに頼むことでグリフィンを介入させ保護先をグリフィンにした。

また、リコリスの護衛を過去に担当したことのあるクルーガーもそれに賛同し無血作戦を立てリコリスの保護を盤石のものとした。



しかし、それを聞きつけたカーター将軍ウィリアムがそれを機にOGASを奪取して鉄血工造を支配下に置こうと画策。

アンタら節度ってもんを知らないのか。

もともとOGASは正規軍経由で持ち込まれた(理由はカーター将軍が追い求める遺跡の解除パスの入手)

ため、二人は虎視眈々とOGASを奪う作戦を立てていた。

そして、スパイ経由でこの事実を知ったカーター将軍は、鉄血工造産の人形をスパイとして潜り込ませて作戦に横やりを入れようとした。


45 & 40

そこでスパイ人形として送り込まれたのがUMP45UMP40であった。



作戦当日編集

作戦に編入されたのは、国家安全局所属のエリート人形たち。その中にはHK416M16A1もいた。

そこに加えて、鉄血工造の土地勘のある前述の二人が編入されて作戦は決行された。


作戦は滞りなく進み、リコリスも抵抗するそぶりも見せずに難なく確保(本人も先輩が手助けしてくれていることを知っていた可能性がある。)。


しかしこのタイミングで傘ウイルスを所持していたスパイのUMP40がウイルスを散布。途端に作戦に参加していた人形たちが暴走状態に陥って同士討ちを始めてしまう。


UMP40は望まぬまま命令に従わせられていたこともあり、せめて45だけは助けようと自身を撃ち殺させて傘ウイルスの感染を解くことを決意。

結果45は40の脳天を打ち抜き、接続の切れた45は晴れて生還を果たす。


HK416は持ち前の高い作戦能力の為、暴走状態に陥りながらも周りの人形を次々に殺害して生還。

しかし仲間殺しの事実が露呈してしまい、国家安全局を解雇されて404小隊へと編入されることになった。


M16A1は、なんとか感染による支配を耐えながら鉄血工造の中を当てもなく逃走することとなった。


リコリスは保護隊の人形の同士討ちに巻き込まれて左わき腹を負傷。

失血死の危険性がある状態に陥ってしまうが、最後の力を振り絞ってサーバールームへ急行。

エリザを開放する作業に入った。


最後の一人編集

その後、UMP45は脱出路のある部屋に差し掛かるが


M16A1「UMP45、だったか…。随分と綺麗なナリだな。」


異常なほど負傷がない45を見てM16A1は彼女が犯人だと推察(大体あっているが)。

せめて彼女だけは殺そうと満身創痍の状態で襲い掛かる。

45は万全な状態かつ、電子戦で有利だったため実力は互角だと思われたがM16A1の猛攻によりあわや死亡というところまで追い詰められてしまう。

しかしその時…。


M16A1「あっ…。クソっ…!」


なんとM16A1は機能を停止。

耐えていたと思った傘ウイルスが体に回り切り、機能を停止させられてしまったのだ。

このおかげで45は無事に生還した。


その後、立ち往生するM16A1に少女の歌声が聞こえて来た。

その声に操られるまま進んで行くと、とある部屋にたどり着いた。

そして、少女の声はあるお願い事を彼女にした。


「お父さんを、見てあげて。」


そこで彼女が見たのは、今にも死にかけている男だった

そして彼女は彼の最期を看取ることになる。


ちなみにこの経験は、彼女が変貌してしまった後の行動に少なからず影響を及ぼしているようで…。


悪意の行方編集

正規軍はUMP40が傘ウイルスをばらまいたと同時に鉄血工造を制圧しようと侵入。

しかし、すでに防衛システムを起動させていたエリザの影響により人形兵があふれ出し、武装グループ程度では歯が立たない状況だった。

そのせいで正規軍は泣く泣く敗走。

OGASの奪取は失敗に終わった。


ウィリアムは何をしていたのかというと、

正規軍なんかお構いなしで、遠隔操作でOGASを摘出しようとしていた。

おい、協力はどうした。

しかし…。


ウィリアム「は…?」


ウィリアム「無いっ!無いぞ!何故だ!何故だっ!」


まさかの中身は空っぽ。

OGASのオの字も無い。

なんとリコリス、自分の娘に手は出させまいとエリザが成長しきるまでOGASが接続しないようにプロトコルをすべて改変していた。(なお、これにはエリザがOGASに乗っ取られないようにするための予防策でもあった。)

おかげさまでウィリアムがいくら探そうが、OGASは見つからずこちらも失敗。


最後まで、ウィリアムはリコリスに勝つことができなかったのだ。


その余波編集

諦めきれなかったカーター将軍は、鉄血工造のAI「エリザ」を成長させてOGASをかすめ取るために適切なPMCをライバルとして導入。

OGASが成長するまで待機する作戦をとった。

そこで導入されたのがグリフィン&クルーガーであった。

グリフィンは、エリザの練習相手としか見られていなかったのだ。

また、正規軍が第十戦役になるまで鉄血工造に手出しをしなかった理由はこれ。

時が来たらグリフィンごと鉄血工造をつぶして手玉に取るつもりであった。

欲を斯き過ぎた者達の末路編集

グリフィンを舐め過ぎていた正規軍は、まさかの援軍や、強大な協力者たちがグリフィンを助けるという事実に対応できなくなってしまったうえ、

正規軍の行いに業を煮やしたウィリアムゼリンスキーに情報を叩き売ってしまった為、悪事がバレて二重の意味で追い詰められてしまう。

それにプラスして、軍の要であるエゴール大尉の死、指揮官の奇策による装甲列車の奪取が相次いで起こり大変なことになった。

ウィリアムはウィリアムで、進撃を続けるグリフィンと反逆小隊によって虎の子のNYTOを次々に撃破される大失態を犯す。



そして、最終的には彼らの求めるOGASが、グリフィンに味方してしまうことになった。

人形達のその後編集

M16A1は、ペルシカによって回収された。

UMP45とHK416は、404小隊に入り新しい人生を歩み始めた。

エリザは鉄血を動かして人類を攻撃し敵対行動をとり始めることとなる。

そして、回収されたM16A1から、ある人形達が作られて、ドールズフロントラインの物語が動き始めた。


何の因果かそれとも公式が狙ってやったのかは不明だが、公式解説動画の「世界観」(この事件のことにも触れられている)の解説を担当したのは416だった。もちろん、公式の動画だということや、当時日本では蝶事件の全貌が明らかになるところまでストーリーが進行していなかったこともあったのか、416自身がこの事件に関わった当事者であったことは明かされず、記事冒頭に書かれている「事実」が語られるにとどまった。


ペルシカ「小さな蝶の羽ばたきが、未曾有の嵐を引き起こす。

ペルシカ「まさに、その蝶が羽ばたいたのがあの時だったんだよ。」

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ドールズフロントライン

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