概要
ドールズフロントライン(旧名:少女前線)に登場するH&K社の「UMP45」をモチーフにした戦術人形
キャラクターデザイナー: ZAGALA
CV: 嶺内ともみ
レアリティ: 4(EPOCHAL)
種別: SMG(短機関銃)
キャラクター像
腰まで届く暗い色の茶髪を左側でサイドテール金色の瞳に左目に傷跡が有る。(UMP9)と逆。黒と黄色を基調とした服装。
白地ワイシャツにリボンを着けた学生風の衣装に、黄色のラインが入った黒地の前開きパーカーに黄色のスカーフ、黒のスカートに同色タイツ。
また、左腕に黄色の隊章、左足には強化外骨格を装備している。
(パーカー左部の文字はREEDOME? REEOOME?)
表面上は陽気で穏やかな掴みどころがない性格。
常に笑顔が張り付いており、他の戦術人形や指揮官には親しく接するが、あくまでも偽善の為の仮面被りとされる。
例え人間で有っても彼女の内面を探る事は出来ないという、謎が多いキャラクター。
しかしながら自分が貧乳で有る事はかなり気にしているらしく、迂闊にその話をすると例え戦術人形で有っても鼻を折られるという噂。
戦闘では可愛い顔に似合わずかなり口が悪く、「虫ケラが!」等と敵を罵倒しながら手榴弾を放る姿が見られる。
「ハンドルを握ると性格が変わる人」が居る様に「銃を握ると性格が変わる」のだろう。
ちなみに戦闘中のSDキャラは何故か目の傷跡が逆になっている。
戦闘勝利時には、片手で銃を立てたままバランスを取って遊ぶというお茶目な一面も。
所持銃はモチーフとなったUMP45。
サイドレールは着けておらずアタッチメントはホロサイト、サプレッサー、フォアグリップを取り付けている。
アニメ版では416と共に第6話に登場した。
スキン
7種類存在し、うち日本で実装されているのは6種類とかなり多い。
単純な数ならG36に並ぶ多さである。
「今回だけだから」
バレンタインでの私服姿。UMP9と共にスキンが実装されている。
彼女の変わった一面が見れるが果たして……?
日本版の2019年2月14日ログイン時にはこの姿でチョコレートを渡してくれた。
UMP9も指揮官を探していたが、どうやら姉の方が先に見つけた模様。
貰えるチョコレート(資源)の数値は520。
520は中国語の語呂合わせで「我爱你」=「私はあなたを愛しています」という意味を指す。
実際、誓約を受け入れて指揮官の将来を心配してみたり、大陸版に存在するクリスマス限定のセリフでは指揮官の予定を聞こうとして慌てて誤魔化す等、指揮官に対して満更でもない感情を持っているようだ。
ちなみに、英語版の公式が行ったラブレターコンテストでは彼女が1位に輝き、その後彼女から返事が来ていたそう(暗号化メッセージで本音を教えてくれている)。
ダイヤの花びら
2周年で実装されたドレス姿。
実は日本で実装されるより少し前に、ショートアニメ「癒し篇」に登場していた。
たれうさSS
重傷時にはべそをかいてしまう。
願いを追う花の魔術師
大陸版のリアルイベントビジュアルに描かれたスキン。
イベントそのものは中止に成ってしまったが、スキンは日本でも配信された。
寂びの過客にして
2021年の正月の晴れ着姿。
よく見ると、着物の絵柄にマシンガンが入っていたり404小隊のロゴが入っている。
2021年1月1日には彼女から新年祝いのメールが届いた(貰える物は資源2021等)。
回るペンローズ
鼓笛隊風の赤い服。
ゲーム内では
「存在しない小隊」こと404小隊の小隊長。
個性豊かなメンバーを上手く纏め、的確な指示により任務を完遂する頭脳派。
UMP45本人の戦闘力や指揮能力は特別高くはないが、合理的な思考と感情に左右されない冷徹さを持ち合わせ、決して判断を誤らない。
なお本来の専門は電子戦で有り射撃は苦手だったが、後に克服している。
404小隊をフォーカスしたイベント「CUBE作戦/キューブ作戦」におけるジャミング装置奪還任務では、鉄血の罠により小隊全滅の危機に瀕するものの、UMP45の機転により小隊全員を生還させる活躍を見せた。
この時UMP45は、鉄血人形のある心理を理解した上で取引を持ちかけ、鉄血側を撤退させている。
なぜUMP45がその様な事を理解しているのかはイベント内では不明であり、一層彼女の過去や出自に関する謎が深まる事となった。
イベント「低体温症」ではAR小隊の救出任務にあたった。
この時AR小隊のM16は、UMP45の過去の所業からか強い警戒心を見せており、AR小隊リーダーのRO635に対し「決してUMP45に指揮権を譲るな」と忠告している。
その警戒通り、任務終盤、UMP45は任務遂行の為に非情の判断を下そうとする場面がある。
しかしそれはRO635の賭けが成功した事で未遂に終わり、作戦は無事完了。
UMP45は「存在しない小隊」である404小隊の情報を秘匿する為、RO635らの記憶を消去し、去っていくのだった。
本イベントではUMP45の笑顔に隠された冷徹非情さと、それに対する周囲の認識が明らかになったと言えるだろう。
ゲーム内での入手はドロップか建造で入手が可能であるが、妹分であるUMP9と建造時間が同じと有って、どちらかが偏って出てくる事もしばしば。
設定上は前述の通り戦闘力は高くないとされているが、ゲーム内では★5まで含めても最高位の性能を持つ最優秀クラスのSMGである。
詳細は下記にて。
性能
最高レアリティ☆5相当のサブマシンガン。
最も敵の攻撃を受け易い位置でメインタンクを務めるのに適した、耐久型デバッファー。
陣形範囲もキーパッド基準147と広く、効果はアサルトライフルに火力18%上昇+会心率上昇30%と火力を底上げする陣形効果となっている。
範囲・効果内容ともに最高峰のものである。
スキルである発煙手榴弾は、敵の攻撃速度及び移動速度を低下させるというもの。
戦闘開始から1秒という圧倒的な速度で発動し、敵を射撃体勢に入らせずに殲滅する事を可能にする。
このスキルは短期決戦となる雑魚戦は当然の事として、一部ボスにも有効である為、UMP45の万能性を底上げしてくれている。
なお、深層映写では専用装備として外骨格の上位互換装備を入手できる(9、40も装備可能)。
メンタルアップグレード(MOD)
指揮官、もう一度、仲良くやりましょう?この世界が、まだ救いようがあるうちに…
2020年5月に大型イベント「秩序乱流」開始と同時同時に実装された。
発煙手榴弾の効果が増強され、煙幕に巻かれている敵を「ショート」状態にする事ができる様になる。
「ショート」状態の敵は攻撃する度にダメージを受け、体力を削り取られる事になる。
なのだが与えるダメージは低い上に発煙手榴弾の効果によって攻撃速度が下がる為にダメージ効率を更に減してしまう。★4のMODなのでコストは重い(流石に★5よりはマシだが)。
記憶の欠片が足りなければ、ステータス向上、陣形バフの倍率向上、第1スキル効果向上のMOD1で改造を止めるというのも選択肢になり得る。
性格は相変わらずだが何かから吹っ切れた様子。
その姿はかなり痛々しい。
「特異点」イベントの最後に正規軍との戦闘で重傷を負い、そこからカリーナやデールらの尽力で応急修理が行われたのがこの姿であるから。
失った腕は、工業用の人形のものを流用して補っている。
元々出自が特殊な彼女は部品の規格も特殊らしく、一般的な人形の部品では規格が合わずデール達がようやく見つけた規格の合う部品が工業用だったらしい。
損傷が激し過ぎて素体の交換まで提案される程の重傷だったが、彼女がそれを拒否したため可能な限りの修復と一部機能を向上する改造が行われ、この姿となった。
また、片目も失っており代わりにデールによってセンサーの増強などの改修が行われ、その分を補っている(のだが、SDキャラではちゃんと両目がある)。
デール曰く相当にリスキーなものだった様で、再起不能に成る恐れもあったらしい。
スキン切り替えで元通りになるとか言わない。
彼女のMODストーリーは時間軸では「特異点」ラストから「秩序乱流」で指揮官を助けにくるまでの間に当たる。
また、過去について指揮官からは、あまり気にされていない様子。
私の過去が気にならないの?…もう少し気にしてよ、話したいんだから…
地味にデレ度も上がっていたり。
カップリング
カップリングとしては「UMP9」とよく描かれている事が多いが、UMP45に似たキャラと一緒に描かれる事がある。
このキャラクターは「UMP40」と言い、UMP45の過去に大きく関わっている。
「UMP40」との詳細はネタバレになるため割愛するが、イベント「深層映射/DEEP DIVE」にて明らかになっている。
常設化されているので、詳細は常設イベントをプレイして確かめよう。
謎の多いUMP45の本当の姿が見えてくる。
またドールズフロントラインCharacter Songs Collection「ECHOES」には40とのカップリング曲が収録されている。
曲名:Clandestine Memory
実銃
H&K社が生産しているUMPシリーズの45口径モデル。
開発当初は同社の「MP5」の性能と売れ行きが好調だったため後継機を敢えて生産する必要が無く、開発計画は頓挫していた。
「MP5」採用国では9mmパラベラム弾のストッピングパワー(殺傷力)に悩まされており、大口径化が志向されていた所に白羽の矢が立ち開発されたのが「UMP45」である。
本来はUMP45のみの開発生産予定だったが、要望でMP5と同じ9mmパラベラム弾を使用する「UMP9」」と.40S&W弾を使用する「UMP40」の姉妹銃が生産された。
「UMP9」及び「UMP40」は本ゲームでも登場する。
日本版でも「深層映射/DEEP DIVE」が開催され、イベントの報酬として「UMP40」が登場している。
余談
UMP45は■■■■■人形。
UMP45とUMP9はキャラの立ち絵もモチーフに成った銃も形状が似ている。
キャラの立ち絵では「左目に傷が有るのがUMP45」「右目に傷が有るのがUMP9」、銃での見分け方は「UMP45は直線マガジン」「UMP9は湾曲マガジン」と覚えておけば見分ける事が出来る。
但しUMP40とUMP45とは同じ直線マガジンな為この2丁は銃本体では見分けが付かない点は留意されたい。
UMPシリーズはH&K社公式ライセンス製品のトイガンも発売されているが、海外製品とも有り絶版必須。
メディアにおいて
ショートアニメ「癒し篇」ではメインキャラクターとして活躍する姿をPVから拝める。
クリスマスプレゼントとして首輪をプレゼントしてきた9に怒って彼女を犬の様に扱って散歩に連れ出しM4A1をドン引きさせたり、ケーキを巡るAR対404の大人気ない争いを繰り広げる等、芸人さながらの芸当を見せる。
テレビに出演して漫才コンビの如く9をハリセンではたいていたり、何も無い部屋に家具を置きたいと奔走する、といったコミカルな姿も。第2期にも登場し、また貧乳ネタでイジられているようだ。
UMP45「…たったこれだけかよ?」
一方、「狂乱篇」では第1話からUMP9と共に登場。
新しい宿舎に大喜びするUMP9を見守っていたところ、檻の中に何かがいる事に気づき…
UMP45「早く逃げよう、9!」
それ以降の出番はあまり無い。
「癒し篇2」でもメインとして登場、9とのフォーメーション技を披露したりしている。
コミカライズ『人形之歌』にも登場している(第2巻から登場している)。
本作のキャラクターでは主役を差し置き、figma化一番乗りを果たしていたりする(ねんどろいどはスプリングフィールドが第1号だった)。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
45姉 ※UMP9からこう呼ばれており、プレイヤーからも親しみを込めて呼ばれている
関連タグ
ネタバレ注意!!
- UMP45の正体
彼女の正体は、鉄血が製造したスパイ用人形「DSI-8」型である。デールが部品調達に苦労していたり、9では損傷した彼女のバックアップが出来なかったのはそもそも製造元が違うから。
リコリス確保計画の裏でエリザを手に入れようとしたウィリアムとカーターがUMP40と共にスパイとして送り込んでいた。
元々電子戦用なので戦闘能力は低く、百戦錬磨のM16A1相手では本来は全く歯が立たない。
彼女達の役目は所謂使い捨ての「トロイの木馬」で有り、実行部隊を傘ウイルスで内部から無力化する事が想定されていた(後は反乱鎮圧の名目で正規軍が介入し、証拠隠滅のため彼女達を含めて全員始末すればお終いという算段だった様だ)。
なお、10年後の少女前線2でも健在。
素体を新調したのか、頭部の追加モジュールはなくなり失った腕も元通り直されているが、片目は無いままで傷もそのままになっている。レナ(=UMP9)のボイスで「リヴァ姉」と相変わらず呼ばれていることが明らかになっている。