ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

1973年4月から1974年3月にかけて、TBS系列局のほかフジテレビ系列局約2局(そのうち約1局は放送当時)、NET系列局約1局(放送当時)にて放送された。全51話。

TBSと、TBSと縁の深いテレビ番組制作会社のC.A.Lとの共同制作。


ちなみに後継プログラムは、「星の子チョビン」だったりする。


2007年にDVD-BOX上下巻が発売された。


内容編集

鹿児島の鉄工所で放置されていた小型蒸気機関車・ケー100を大修理したのはよかったのだが、なぜかついでに線路ではなく道路を走れるようにした。ゴムタイヤから鉄輪に交換することで線路上を走行することも可能で、さらには水上を走ることもできる。

さらになぜか自分の意思があるようで、大修理に携わっていた伊賀山紋太(演:大野しげひさ)の言うことを聞かずに勝手に動いたり、ハブに噛まれて瀕死状態になることもあった。

この機関車の出自を辿っていくと、はるか北の大地炭鉱で働いていたという。そこで紋太は、ケー100にかつての働き場所を見せてあげようと決意し、鹿児島を出発したのだった。


九州山陽地方琵琶湖太平洋沿岸を駆け抜け、目的地に無事たどり着いたケー100と紋太だったが、とある手紙を読んだ事で再び一念発起、今度は日本海沿岸⇒西九州を辿って沖縄へと向かっていく事になる。


北の大地の炭鉱でケー100を運転していた機関士としてゲスト出演した笠智衆は孫が本作の大ファンだったためオファーを快諾したという。


ケー100の名前の由来は実在した蒸気機関車ケ100形。ケ100形自体は現存していないが準同型のケ90形が静岡県浜松市の堀留ポッポ道と愛知県名古屋市リニア・鉄道館に保存されている。


内容に関する補足編集

元々は鹿児島から北の大地へ向かう旅路を半年で放送する予定だったが、折からのSLブームに乗った事もあり急遽もう半年延長された。

そして延長分は当時鉄道の無かった沖縄(沖縄本島の鉄道復活は2003年ゆいレールの開業迄待たなければならなかった)を目指す事になった。


四国は経由していないが、これは「北の大地に早くたどり着くために最短経路で行くべき」と四国を寄り道する展開がカットされたためとされる。

沖縄を舞台にしたエピソードは沖縄出身の上原正三が執筆し、上原の盟友でもある金城哲夫が医者役でゲスト出演した。金城の出演シーンは2005年発売のドキュメンタリーDVD『金城哲夫 西へ!』に収録されているが、これは断片的ながらも本作の初DVD化だった。

ちなみに第26話で紋太のもとを訪ねた少年の名前も金城哲夫という名前であり、こちらも脚本の田口成光、監督の青野暉が共に円谷プロダクションで仕事をした縁で役名が決まったという。


ベース車両編集

ベース車両はカナダ製の超小型水陸両用車「アンフィキャット」→参考、同車を改造した物に「秘密戦隊ゴレンジャー」のバリタンクが有る。

車体はFRPで造形され、ベース車両の特徴から水上走行も可能だった。

当初2台が作られたが、1号車は第2話の撮影直後に炎上し焼失。この時点で2号車は未完成だったため撮影が危ぶまれたが無事完成し、さらに3号車が製造された。

撮影終了後2号車は静岡県富士宮市の朝霧高原グリーンパークに、3号車は沖縄こどもの国に譲渡されたがいずれも現存しない。

2017年に有志によりアンフィキャットに形態の近い水陸両用車MAXをベースにした発泡ポリエチレン製レプリカ車が製作された。


外部リンク編集

発車オーライ!走れ!ケー100:ファンサイト

関連記事

親記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 640

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました