「針馬です。調査協力よろしくお願いします!」
演:吉良彩花
概要
『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。
錬金連合に所属しており、「冥黒の三姉妹の内通者がいる」という理由で釘宮リヒトと共に調査官として派遣された。
調査官の制服らしき黒い外套に身を包んだ眼鏡の女性で厳格過ぎるリヒトのフォローに苦労している様子。
以下ネタバレ
しかし、実は彼女こそが内通者であり、三姉妹の信奉者だった。
序盤では朗らかな笑みを見せていたが、実際はケミーを使い捨ての道具扱いするなど本性は悪辣そのもの。劇中では錬金術の持つ無限の可能性を嗤いながら語っていたが、実際は力そのものに魅入られている節があり、力を手に入れるためなら禁じられている錬金術を躊躇なく使用するほど。
錬金術による空間操作の禁術を会得しており、空間を錬成することで身体の一部を転移させることが可能。
その代償として左腕が崩壊しかけているが、気にすることなく、一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードが回収したばかりのキャッチュラをライドケミーカードごと密かに盗み、スパイダーマルガムに変身。
一度倒され自ら正体を明かした後、驚愕する宝太郎から再びカードを奪って再変身した。
なお、ミスリードを誘うためなのか本人の意思なのかは不明だが、釘宮と同様に宝太郎を「無駄だらけ」と評している。
実のところ、冥黒の三姉妹は彼女を最初から使い捨ての駒としか見做しておらず、自身の働きにより生み出された暗黒の破壊者の姿を目にすることもないまま、アトロポスの術によって塵芥に分解され消滅させられるという呆気ない最期を迎えた。
アトロポス「君の役目は終わった」
「ウソでしょ?あんなに協力したのに?嫌だ…消えたくない!消えたく———」
番組としては一ゲストキャラとして登場した彼女だが、錬金術師たちの間で起きた10年前の騒動……つまり九堂風雅がガッチャードライバーとライドケミーカードを持って行方を眩ませた裏切り行為について何か重要な秘密を知っていたような発言をしており、アトロポスはその口封じも兼ねて彼女を始末した可能性も考えられる。
余談
- 何気に、本作にとっては錬金連合の幹部と並んで(回想以外で)本編で退場した数少ない人間である。