概要
兵庫県姫路市飾磨区清水にある山陽電気鉄道本線・網干線の駅。駅番号はSY40。
山陽電気鉄道本線で唯一の分岐駅であると同時に全ての列車が停車する。1991年までは電鉄飾磨駅を名乗っていた。
駅北側にはロータリーがあり、姫路火力発電所方面と、姫路市役所方面への神姫バスが発着している。どちらもかつては姫路市営バスだった。
駅構造
櫛形ホーム2面3線の地上駅。以前は駅ビルと一体化した駅舎が本線下り線南側の姫路寄りにあり、ホームと跨線橋で結ばれていた。この駅舎ビルは1980年9月に竣工し売店や飲食店や理髪店にスイミングスクールなどが入居していた。2022年に跨線橋を北側へ伸ばす格好で北出入口が開設されたが駅舎ビルは2023年に掛けて取り壊されビルの跡地は更地となった。
1・3番のりばに本線の列車、2番のりばに網干線のワンマン列車が停車する。2番のりばの線路神戸寄りは行き止まりとなっている。なお1・2番ホームには「山陽そば」という立ち食いそば店があったが2021年で営業を終了している。
かつては櫛形ホーム2面4線で現在の2番のりばの線路があるところに2本の線路があった。1番のりば反対側の旧2番のりばから網干線の電車が姫路へ折り返し、4番のりば(現在の3番のりば)反対側の旧3番のりばから姫路からの網干線電車が網干に向かって折り返した。そのため現在のホームは以前より幅が広くなっている。
利用状況
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗降人員は9,582人である(姫路市統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 8,955人 |
2009年(平成21年)度 | 8,572人 |
2010年(平成22年)度 | 8,448人 |
2011年(平成23年)度 | 8,460人 |
2012年(平成24年)度 | 8,549人 |
2013年(平成25年)度 | 8,877人 |
2014年(平成26年)度 | 8,674人 |
2015年(平成27年)度 | 9,004人 |
2016年(平成28年)度 | 9,120人 |
2017年(平成29年)度 | 9,340人 |
2018年(平成30年)度 | 9,582人 |
隣の駅
山陽電鉄本線 | ||||
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種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
特急 | 大塩駅(SY35) | 飾磨駅(SY40) | 山陽姫路駅(SY43) | |
直通特急 | 大塩駅(SY35) | 飾磨駅(SY40) | 山陽姫路駅(SY43) | ラッシュ時以外 |
直通特急 | 白浜の宮駅(SY36) | 飾磨駅(SY40) | 山陽姫路駅(SY43) | ラッシュ時 |
| 妻鹿駅(SY39) | 飾磨駅(SY40) | 亀山駅(SY41) | |
網干線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
普通 | 飾磨駅(SY40) | 西飾磨駅(SY51) |
余談
かつては国鉄(現・JR西日本)播但線にも飾磨駅が存在し、これは当駅から西へかなり離れた、飾磨区細江に所在した。この国鉄飾磨駅は、播但線が姫路駅以南のいわゆる「飾磨港線」区間を廃止した1986年に廃駅になっており、国鉄飾磨駅跡地を含む一帯にはその後、ショッピングモール「姫路リバーシティ」が建てられている(最寄りバス停は、神姫バス【94】姫路港線の恵美酒神社前、もしくは飾磨天神)。