”忠犬パレ公”
始めに
本キャラクターは正確な漢字表記が判明する前に本名の読みだけが知られていたため、Pixivでは下の名前が平仮名の「鳰原れおな」が多く使われています。検索の際は両方のタグでOR検索することを推奨します。
プロフィール
学校 | 加茂川中央中学校 |
---|---|
学年 | 2年7組→3年7組 |
誕生日 | 3月25日 |
血液型 | A型 |
星座 | 牡羊座 |
身長 | 162㎝ |
好きなもの | 可愛いもの、キャベツ、チュチュ様 |
嫌いなもの | 嘘、悪口、生たまねぎ、パクチー |
趣味 | アイドル |
所属バンド | RAISE A SUILEN |
担当 | キーボード(曲によってはボーカルもこなす) |
イメージカラー | ピンク |
CV | 倉知玲鳳 |
「チュチュ様。
私をパレオにしてくれて…ありがとうございます。
大好きです!」
「この髪にした瞬間から絶好調ですので!」
概要
RAISE A SUILENのキーボード&ボーカル。
加茂川中央中学校に通う中学生。バンド内での愛称はパレオ。千葉県鴨川市(作中では加茂川表記)出身。
誕生日は3月25日の牡羊座、好きなものはキャベツとチュチュ様。嫌いなものは嘘と悪口。
作中では並外れた体力の持ち主で、アニメ3期の12話ではポピパとRASでチュチュの邸宅の周りを合同で走り込みをすることになり、何周も走り込みをしたのに息ひとつ切らさず、全員の中で最速でゴールし、更には邸宅を訪れた戸山明日香を迎えに全力ダッシュしており、段違いのスタミナとスピードを見せた。
元はエレクトーンを学んでいたが、チュチュにスカウトされキーボードに転向する。
自身をスカウトしたチュチュのことを「暗闇の中からパレオという私を見つけてくれた」と慕っており、「チュチュ様」「ご主人様」と呼んで行動を共にしている。
威圧的な態度を取りやすいチュチュのサポートをしている。彼女の言葉に従うことが多いが、同年代の少女らしくチュチュをからかうこともある。礼儀正しく仲間想いで、バンドメンバーのことをよく見ている。基本的に一人称は「パレオ」が多用されるが、素の姿である鳰原令王那およびパレオの姿でも心の声や場面によっては「私」を使う。
一際目を引くカラフルなツインテールは実はウィッグでアイドルバンド『Pastel*Palettes』の大ファンでありライブの際には会場に一番乗りをしたり、髪をピンクと水色のパスパレカラーにするなど強く影響を受けている。彼女の存在は若宮イヴも知っていた。ライブの際には髪色をモノクロにしている(おそらく鍵盤のイメージから)。高い演奏技術を持つほか、演奏中には激しいパフォーマンスを披露する。
本来の地毛は黒髪。だが量も長さもツインテールも普段被っているウィッグのそれと全く同じ。被ったらもこもこしないのだろうか。やはり彼女の髪については謎が多い。
瞳は通常は赤だが衣装やライブ、髪をパスパレメンバーに合わせた色にした場合などによってはカラーコンタクトを入れることも。ちなみに本来は眼鏡っ娘。
上述通り千葉県の出身で周りには優等生として振る舞っているが実は隠れオタクで可愛い物が大好き。趣味は自身のキーボードの演奏動画(所謂『弾いてみた』動画)を投稿すること。3rd Season第11話で実家が干物屋であることが判明している。
通っている学校の名前は『ガールズバンドパーティ!』のプロフィールにて判明した。
中学生という点で忘れがちかもしれないが、中学3年生で162センチは実は高い。(中学3年生の女性の平均身長は155〜157センチ)
未来への選択、叫ぶ感謝と涙と………
※ネタバレ注意!! イベントストーリー『Bless your ReBirthday』の内容に触れます
練習の際、パレオの音は迷いがあった。誰が聴いても明白だったがチュチュは「問題なかったわ」とそのまま続けるよう言う。しかし、マスキングからは「プロデューサーのチュチュが何も言わないのはおかしい」と指摘するも、彼女はそれを否定。場の空気が悪くなりそうになるものの、レイヤが休憩に入ろうと提案をする。
その練習後、将来の事について不安だったパレオの事について話し合うチュチュとレイヤ。チュチュは彼女が"進路"について悩んでいる事に薄々気付いてた、それと同時にパレオはRASを続ける自信がない、もしくは続ける気がないと考えてしまう。
数日後、キッチンの掃除が終わったと報告をしに来たパレオを呼び止めるチュチュ。彼女に「このままRASを続けていくつもりはあるか?」を問い、その質問にパレオは直ぐにOKを出せずにいた。ずっとこのまま不調子ならばRASを抜けて欲しいと思っていることも伝え、どうして意固地になっているのか彼女に聞き出す。その答えは
「今のパレオには皆さんと違って、
何に代えても音楽をやろうという
気持ちはありません……
きっといつか、私だけが皆さんとずれていく……
それがすごく……怖いんです……っ」
『Change the world』という目標を掲げてきて、これまでの行動や意志に嘘偽りなど無かったものの未来がどうなるか不安で仕方なかった。先への道に迷っているパレオはチュチュに三つの選択肢を提示される。
- フェスまでに調子を取り戻して、RASに残留するプラン
- このままRASを抜けるプラン
そして、三つ目が『RASを抜けて、マネージャーとして関わっていくプラン』だった。
チュチュは最後にはどうするかはパレオ自身に判断を委ね、後悔のない選択をするよう伝えるのだった。その後、パレオは千葉の自宅へ帰る中、キーボードを弾いている時が一番、RASの皆を感じられる事は何よりも分かっていたが後日、フェスの練習が始まるまでRASのキーボードとしてでなく、マネージャーとして関わってゆく旨をメンバーに明かす。
しかし、マスキングをはじめとしたメンバーは納得出来ずにいたが、この問題を解消できるのはパレオしかいないという形で一旦は落ち着く。それと同時に
「ただ……もし……パレオさんが抜けたら
RASの音楽はどうなるんでしょう……?」
と、ロックは"お互いにぶつかり合いながらも響かせる最強の音楽"を奏でられるのは、このメンバーしかいないと話し、自分達は本当に見守る事しか出来ないのか?と悩むも、「諦めない」とレイヤもこのメンバーで最高で最強の音楽続けたいと強く共感する。その場にいたレイヤ、ロック、マスキングは自分達の諦めの悪さをパレオに見せ付けようと意気込むのだった。
練習をしている最中、キーボードが打ち込みである事に不満を漏らすメンバー達にチュチュは。
「わかっているわ、
本番も打ち込みでいくつもりはない。
……必要になったタイミングで
新しいキーボディストを探すわ」
と考案していたが、パレオが離れてしまうかもしれない事に彼女自身が一番寂しい思いをしていた。練習後、チュチュはパレオに代わる新しいメンバーを探すものの、RASの音楽に合うような音を出すものは誰一人として居なかった。キッチンの整理が終わったと報告しに来たパレオはチュチュが新曲を作っていると聞き、
「新曲、すごく楽しみです♪
完成したら聴かせてくださいね」
「……他人事みたいに言うのね」
他人行儀な言葉に一瞬、冷めた態度を取るもチュチュはパレオにある提案をする。
「……一緒にキーボードを弾かない?
久しぶりに弾きたくなったわ」
お互いにフレーズを出し合い、切磋琢磨し合うものの楽しむ二人の姿がそこにはあった。昔を思い出し、その時も今と同じように楽しかった旨をチュチュに伝え、彼女から「マネージャーは楽しい?」と問われる。その問いにパレオは「そうですね。今のところは…… 自分にも向いてるとも思いますし」と答えるものの、チュチュは寂しげな表情を浮かべていた。
後日、パレオは学校にてバレーボール部の助っ人として参加していた為、チュチュのマンションに姿を見せなかったが、パレオがRASを続けられる術がないか悩むメンバー達。レイヤに「チュチュはそれでいいの?」と聞かれ、パレオが、令王那がRASに加入した当初を思い出していた。
レイヤより"パレオに戻ってきて欲しい"、"パレオをそっとしておきたい"、"音楽を続けていくか悩んでいる"『それぞれのワガママ』を説かれた上、他のメンバーからも説得され、電話を掛けようとしたレイヤに代わり、チュチュはパレオに発信する。
「いいえ、電話はワタシがかけるわ。
パレオはワタシが集めたメンバーよ、
それにワタシは━━
RAISE A SUIRENのプロデューサー、
チュチュだもの……!」
そんな中、パレオは自宅で休んでいた。自身がいなくてもRASのみんなならやっていけるだろうと考えていた、久しぶりに練習用の曲ではなく曲を弾いてみようと候補として見つけたものは『ゆら・ゆらRing-Dong-Dance』だった。それはパレオと、いや令王那とチュチュを引き合わせた曲でもあった。しかし、演奏していてレパートリーやアレンジの発想を膨らませてゆく。そして、彼女はある事に気付き、
「私、今……ずっとパレオのことばっかり……
あんなに苦しかったのに、どうして……
そっか……もうパレオじゃないとダメなんだ……
「令王那」がスコア通りに
弾くんじゃ全然気持ち良くない。
私の音楽は「RAS」のパレオじゃないと……!」
その時、令王那は「RASの皆さんと音楽がやりたい」という自身の本当の気持ちを自覚する。直後、チュチュから「話がしたい」という電話が掛けられた。令王那は電話の向こうにRASのメンバーがいる事を知ると自分の今の気持ちを鍵盤に乗せて伝える。
それは、とても曲とは言えず、グチャグチャでただ激しく鍵盤を叩きつけている代物だった。しかし、それはメンバーが何百回、何千回、何万回と聴いた紛れもなく『パレオの音』なのだとメンバーは心で理解する。チュチュはその音を聴き
「アンタ、そこで待ってなさいよ!」
とパレオの自宅がある加茂川へ向かった。マスキングに送ってもらい、チュチュは彼女と話し合う。
チュチュからは久しぶりにRASに相応しい音を見せてもらったと喜ぶパレオ、それと同時に「アナタ自身が決めなければならない、他人に示された道を歩いたって、きっとどこかで後悔が生じる。だからこそ、自分で考えて、選んで欲しい」と伝えられる。
RASの事を親に話していなかった故に、その場で決めていいのか?と思うものの、この勢いのまま返事をしなければ!と考える最中、
「……今、何を考えているの?
思っていることをちゃんと全部話して、
なんだっていい、どんなに愚かなことだっていい
それが出来ないなら……
やっぱりRASを辞めてちょうだい……!」
と冷酷な申告を伝えるものの、それはこれから先たくさんの壁にぶつかり、その度に悩み傷つくかもしれないと
「だったらここで別の道を行きましょう。
令王那……!」
令王那は未来に対して、不安があり両親を説得できるかも分からないが『RASとしてやっていきたい』というのも本音であった。それに彼女の隣で夢を見ていたいという。ならば、選べと自分達と一緒に行くと一歩踏み出すでいいと叱咤されるものの、チュチュも散々悩んでいて、立場上パレオを切り捨てるかどうか、パレオと一緒にいたい自分自身を。
「アナタがRASを離れるなんて嫌!
でも仲良しごっこをして
なあなあで過ごすなんて
もっと嫌!
こんな子供っぽいことで
喚いてるワタシも
わけのわからないワガママを言うアナタも
全部嫌っ!」
喚いてもいい、ワガママでもいいと令王那は肯定し、自分を曝け出せと彼女から教わったと言うが、チュチュからは「もうこれ以上悩んでる姿を見たくない!、自分で決められないのならRASのキーボードを辞めて欲しい」と再度通告される。しかし、令王那はチュチュいや、"ちゆ"にありったけの思いを吐露する。
「そんな……そんなの、
無責任じゃないですか……!
だって、私の御簾を上げてくれたのは
ちゆじゃない!!
私、嬉しかった……!
ちゆにオーディションに呼んでもらったとき、
生まれて初めて本当の自分を
見つけてもらった気がした……!
世界に光が差したみたいだった……
暗い海の底から私を引っ張り上げたのは、
ちゆなんだよ……!
それなのに、途中で手を離さないで……!
責任取ってよ……っ、ちゆのばかぁ〜〜〜〜〜っ!
うわぁ〜〜〜〜〜ん……っ!」
尚も号泣した令王那は散々泣いたおかげか、やっと分かった事があるという。それをやらなければ絶対に後悔する事も。それは
「私、これからも、「パレオ」と
一緒に歩いてゆくよ……
ちゆが……チュチュ様が嫌だと言っても
地獄の果てだってついていく。
それだけは絶対に変わらない、
私とパレオの気持ちだから」
パレオの相変わらずの地球より重いという愛の発言にツッコむチュチュだったが大笑い。
「アナタはワタシが一番最初に
見つけた夢へのピース、
あとで勢いで言ってしまっただなんて
訂正されても、もう手放さない。
ワタシをその気にさせたんだから、
アンタも責任取りなさいよ、パレオ……!」
「チュチュ様……
はい、もちろんですっ!」
その直後、パレオの両親にもバンドをやっている事、これまでの功績を報告した二人。一応は音楽をやるにしても、高校に進学してそれからまた話し合うという形に落ち着く事となった。先延ばしにされた感があったものの、時間の猶予が出来たのも事実であり、高校の3年間で両親をより説得できるよう、自分達の気持ちを伝え切ろうと、これからも最強の音楽を飛躍させてゆく。
余談
前述したように、パレオは中学生であるが、彼女が登場する前は、明日香や宇田川あこも中学生の設定を持つキャラだった。ただ、明日香やあこは進級によって高校生になり、チュチュは飛び級で高校生である設定があったため、アニメ2nd Season及びゲームのシーズン2では、実はバンドリのキャラの中では、唯一の中学生の設定を持つキャラだった。
また、ブシロードの音楽3部作(バンドリ、スタァライト、D4DJ)に広めても、スタリラに登場する夢大路栞と共に、数少ない、中学生の設定を持つキャラになっていた。
なお、現在(シーズン3)では、中学生の設定を持つキャラに要楽奈が登場している。
このほかパレオは、年度換算とした場合、バンドリのメインキャラの中で最も遅く誕生日を迎えるキャラともなっている(逆に最も早く誕生日を迎えるのが白鷺千聖で4月6日生まれ)。
漫画版
月刊ブシロードで連載されている公式漫画ではパレオがチュチュと出会った経緯が詳しく描かれている。
「優等生」として周りからみられていたが、本人は可愛いものが好きなオタクで、Pastel*Palettesのようにアイドルになりたかった。その時に「弾いてみた」動画を見つけ、自分も顔を隠して動画配信を行う。そんな中でチュチュからオーディションに勧誘され、「周りを気にせず好きなようにピアノを弾ける」楽しさに気づき、メンバー入りを決めた。「チュチュ様」と呼ぶようになったのもこの時からである。(それまではタメ語で「ちゆちゃん」呼び)
・・・・・・・・なお、余談だが、きっかけになった「弾いてみた」動画の人物のモデルがなんとあの男であった。加えて、動画タイトルが、ぼかしてはいるもののアレを意識している。
流石に色々まずかったのか、単行本版では全く別の名も無い女の子に差し替えられている。
ただし公式のガルパ6周年記念配信には呼ばれていたが………。
関連イラスト
関連タグ
月読調…ウィッグを外しメガネをかけた姿がそっくり。ちなみにゲームの製作元が同じでコラボもしており、調はパスパレと共演した。