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LVT

えるゔいてぃー

太平洋戦争期の米軍が運用した水陸両用車、もしくは水陸両用戦車。アムトラック、あるいはアムタンクの通称で知られる。
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解説編集

 LVTLanding Vehicle Tracked:装軌式上陸車輌)は、太平洋戦争期の米軍が運用した水陸両用車、もしくは水陸両用戦車

 1942年夏にアメリカが攻勢側に転じて以降のガダルカナルサイパンなどの島嶼部における上陸戦で活躍し、全ての型式を合わせて18,616輌以上が生産された。


アムトラック編集

撤退

 当初の生産型。

 水陸両用(=Amphibious)と装軌式(=Tracked)を意味する英単語を組み合わせた「アムトラック」(Amtrak)という通称で知られる。

 歩兵を積載して目的地に上陸させる上陸用舟艇として運用された。


 全周にかけて小銃弾を防げる程度に装甲化(6mm厚)されており、日本軍の展開する水際での迎撃火力に対抗できた。

 一方、搭載火器は12.7mm重機関銃×1挺+7.7mm機関銃×1挺だったが、この程度の火力で日本軍の防護陣地に対抗することは難しかった。


アムタンク編集

アムタンク(水陸両用戦車)

 アムトラックと同伴しつつの火力支援を目的に開発された、砲塔・銃塔を搭載する水陸両用戦車。

 水陸両用と戦車(=Tank)を意味する英単語を組み合わせた「アムタンク」(Amtank)という通称で知られる。


  • LVT(A)-1(1942年~)

LVT

 砲塔の37mm戦車砲×1門+7.7mm機関銃×1挺に加え、車体後部の上面に位置する2つの銃塔に7.7mm機関銃を1挺ずつ搭載。

 37mm戦車砲は徹甲弾の対装甲火力には優れるも榴弾炸裂弾)の威力に乏しく、火力支援に向いていなかった。

  • LVT(A)-4(1944年~)

LVT A4 - フランス外人部隊- インドシナ半島

 75mm榴弾砲および12.7mm重機関銃銃座付き砲塔(M8スコット自走砲から流用)を搭載。

 75mm榴弾砲はその名の通りに榴弾威力に優れ、火力支援に極めて有効だった。


関連タグ編集

軍用車 戦車

AAV7:米軍や自衛隊で現用の水陸両用車。通称のアムトラックはLVTから受け継がれた。

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