概要
第二次世界大戦が始まり、アメリカではM3軽戦車の生産が拡大したのだが、コンチネンタル社製のガソリンエンジンの生産が追い付かなくなってきたため、キャデラック社より自社製自動車用エンジン2基を搭載することを提案し、その試作車M3E2の評価試験が行われた結果、約800kmを無故障で走破する高い信頼性を発揮したことにより、M5軽戦車として制式採用された。M4ではなくM5としたのは、M4中戦車と混同が起きる可能性を下げるためである。
エンジンを2基搭載したため大型化した後部エンジンルームと、傾斜した前面が特徴。
派生形式として75mm榴弾砲をオープントップの旋回砲塔に乗せたM8自走砲と、砲塔を外して4連装12.7mm重機関銃架を載せたM5対空戦車が存在する。
登場作品
アメリカ軍の戦車として登場。
アメリカ陸軍の戦車として登場。
初代PS「コンバットチョロQ」とPS2「新コンバットチョロQ」に登場。
「コンバットチョロQ」では作戦1「国境線に進路をとれ」と作戦6「最前線の荒野」に登場。
とはいえ登場するタンクの中では最低クラスの性能であり、特に1両しか出てこない作戦1ではいつの間にか撃破していたなんてことも。
「新コンバットチョロQ」ではこちらも最初のステージ「反撃の烽火」に登場。ただし味方タンクとして。「反撃の烽火」をクリアすると使用可能となる。
前作では一貫して頼りにならない印象があった味方タンクだが、本作では敵タンクの足止めなどに活躍してくれる。
同軸機関銃タイプ「T」カテゴリーと車体機関銃タイプ「B」カテゴリーの武装を装備できる。
本作にはM8自走砲も登場するが、なぜか「ヘッジホッグ」という愛称がついている。これは本来は西部戦線において低木などを伐採するために車体前面に「ヘッジロウカッター」と呼ばれるカッターを装着したM5軽戦車の通称である。
M8自走砲はステージ中には登場せず、「砲と煙との狭間で」のイベントに登場するプロトン軍兵士として登場している。「ニビリア海戦」をクリアすると使用可能となる。
アメリカ軍の戦車として登場。車体前面にヘッジロウカッターを装着したヘッジホッグタイプ。