概要
NegataleはUndertaleの派生作品(AU)。2016年11月28日から連載が始まった、ReneesRetrograde氏による漫画作品である。
この世界のモンスター達のほとんどはネガティブな感情に包まれている。それに伴い、配色も青・グレー・黒を中心とする暗い色がよく使われている。
また、アズリエルが存命で、トリエルとアズゴアが同居しているなど、変更点も多い。
オリジナルキャラクターも登場する。
漫画に関しては、地下に落ちたフリスクがキャラと戦うことになる第一章と、その5年後が舞台の第二章が存在するが、作者様が「もうUndertaleのファンアートは描かない」という宣言を行っているため、第二章の途中で打ち切りとなっている。今後も未完成のままと思われる。
漫画内にサンフリやキャラサン、アズリエル×マフェットのカップリング描写が含まれるため、これらのカップリングが苦手な方は注意しよう。
余談だがGルートの話もある。
キャラクター
原作キャラ
15歳の人間。青と黒の縞々のシャツを着ていて、左頬には絆創膏が貼ってある。キャラに地下世界に突き落とされ、トリエルの毒入りのパイを食べ、アルフィーに実験台にされかけたところをサンズに助けられる。
原作のフリスクと比べて決意が弱いが、アズゴアや彼の家族を止めたいと思っている。状況によってはSpirit Frisk(画像右)、Undead Frisk(画像左)という形態になる。
サンズ(Normal)
スノーフルで暮らすスケルトンで、パピルスの兄。中央にマイナスのマークがついた青と濃いグレーのパーカーを着ていて、顔のついたスリッパを履いている。Negataleのサンズはグリルビーズで真面目に働いているが、まだ16歳なのでゴミを捨てる仕事だけをしている。
臆病で生き物が傷つくのを見るのが嫌い。父の死が原因で落ち込んでいて、そのせいかジョークは滅多に言わない。因みにキャラの事は怖いと思っているらしい。
フリスクに依存していて、フリスクを守りたいと思っている。ストロベリーシロップが好物でそのまま飲んでいる。
サンズ(Negative)
フリスクが誰かに殺されたと気づいて怒りを感じたり、ネガティブな感情を感じたりした時、サンズはこの形態になる。服は黄色とライトグレー色に変わり、目元にマイナスのマークが浮かび上がっている。
この形態のサンズは非常に危険で、原作のサンズのような魔法を使う。
アズゴア達と一緒に暮している王族。15歳。ちなみにこのAUでは性別は男性に設定されている。お気に入りの武器は肉切り包丁で、ドクロのピアスを身につけ、右目が前髪で隠れている。後ろから近づいてフリスクを地下世界に突き落とした張本人。Negataleのキャラは人間ではなく、アズゴアとトリエルの影の魔法によって作られた悪魔である。
Negataleのサンズに猛烈な片思いをしている。そしてヤンデレ。サンズと一緒になれない事に気づいてしまった時、キャラは…。
ホワイトチョコとブルーベリーがミックスされたスナック、キャンディが好物。
サンズの弟。グレーのバトルスーツ、青色のマフラーを身につけている。パピルスは明るい性格のままであるが、サンズが元気がない事を気にしていて、料理をしたり、たまにジョークを言ったりしてサンズを元気づけようとしている。得意料理はマカロニ&チーズ。
因みに彼はマフラーを前に流しているので、マフラーが風に煽られた場合、恐らくパピルスは何も見えていない。
内向的で臆病な王族直属の科学者。アズゴアの命令で様々な実験をしている。ヒレがあるなど水生動物のような姿をしている。モンスターの子の姉。アンダインが好き。
長い青色の髪をポニーテールにした女性。原作と違ってトカゲのようなデザインで、長い尻尾が生えている。骨兄弟の家で暮らしているらしい。少しだらけているが、気性は穏やかでフリスクの保護にも寛容である。アルフィーが好き。
ドリーマー家
ドリーマー家はヤギの形をしたネイビーブルーの影のような存在になっており、目や口が青色である。
原作と違い、彼らは邪悪であるようだ。
Negataleの地下世界の王。右側の角が折れている。彼は家族以外にポジティブなエネルギーを分け与えたくないと思っており、ポジティブなエネルギーが城から離れないように保持している。
アズゴアの妻。原作と比べて少し歪んでいる。彼女は城に来た者にブルーベリーまたはブラックベリーのパイを与える。しかしそれを食べた者は、暖かい笑顔を浮かべる彼女の前で毒に苦しむ事になるだろう。
王子。王族らしく上品であるが、彼は自分の家族以外の者には冷酷である。マフェットに恋心を抱いている。15歳。
ドリーマー家に仕える王族専門のパン屋。肌は黒く、白く長いツインテールを青いリボンで結んでいる。原作同様、強欲。アズリエルに恋をしている未亡人であるらしい。17歳。
画面は青と黒に点滅し、腕をだらりと垂らして元気がなさそうである。原作よりも策略家であるらしい。背中のボタンが詰まってるせいでEX形態になれない……が、その割には第二章でしれっとEX形態が登場した。
グリルビーズのオーナー。彼は冷たい心を持ち、炎ではなく氷のモンスターとなっている。
肩や背中に青や白のラインが入った濃いグレーの長い服を着ていて、手のひらにはマイナスの形の穴が空いている。Negataleではガスターはサンズとパピルスの父親として描かれている。元王族直属の科学者。骨兄弟達が幼い頃にコアに落ちて死亡。
オリジナルキャラ
Sacred Frisk
何処か謎の空間に住んでいる。左右の目元にそれぞれプラスとマイナスのマークがあり、巨大な体と骨のような手を持っている。足はなく、顔だけが人間のようである。
このフリスクはNegatale Friskとは別人であり、慈悲深く、サンズやキャラの怒りを鎮められるなど不思議な力を持っている。
Sin
キャラの罪が物理的な形を伴って現れたもの。一本の黄色いラインの入った緑色のタートルネックを着ていて、顔はUndertaleのキャラに似ている。手や顔は人間のように見えるが、巨大な黒い骨のような異形の姿をしている。
Sacred Friskと同じ所に住んでいる。
The 1st human(Hollow)
実験でアルフィーにネガティブなエネルギーを注入された人間の成れの果て。肌は黒く染まり、歪な両腕をしている。髪型、服装から考えると女性であったらしい。暴力的だが、アルフィーの命令は聞く。
Cotty
羊の少女。無礼な性格で、アズリエルに恋をしている。アズゴアはCottyをアズリエルの結婚相手にしたいようだが、アズリエルはマフェットに思いを寄せているため、それを良く思っていない。一方で、サンズが地面に落とした飲み物を舐めるキャラに対してドン引きしていた。