概要
原義としてはトランプのカードの一枚、スペードのクイーン(Q,12)のことである。
Queenは日本語に直訳すると女王であるが、この場合はスラングとして、性的の魅力のある女性や男の同性愛者(ゲイのうち、いわゆるウケ/受け)を意味する。一方spadesは、マークの形と色(♠)から連想される黒人のペニス(BBC)、または黒人男性を意味している。
よってより率直には黒人男性のオンナといった意味となり、転じて以下のような特別な意味合いを持つスラングとなっている。
①黒人ではない(特に既婚の)女性で、黒人の男性と性的関係を持つ人のことである。大体の場合、夫や交際相手が承知した上で関係を持っていることを指す場合が多い。
②タトゥーの意匠の一つで、トランプのカードを模したもの。主に①である女性(または男性)が彫っている。黒人に惹かれる人物が性的アピールのために墨を入れるパターンや、いわゆるSMの調教の一環として彫られる場合がある。
(このリンク先のイラストでは下腹部に淫紋が、2枚目では向かって右の胸にQOSタトゥーが描かれている。)
余談
なお、"Queen of Spades"の言葉自体はロシアの文豪、アレクサンドル・プーシキンの短編小説『スペードの女王』の英題でもある。
そのプーシキンも黒人の血を引いていたりする。
派生概念としてQoH(=Queen of Hearts/ハートのクイーン)が存在し、こちらは「白人男性のオンナ」である非白人を意味する。