概要
菅野祐悟による、TVアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」の挿入曲のひとつ。「il vento d'oro」という単語は、イタリア語で「黄金の風」を意味する(ただし、第5部のイタリア語版タイトルには「Vento Aureo」があてられている)。
ジョルノ・ジョバァーナらブチャラティチームが敵にとどめを刺す際に多く使用され、いわゆる本作の"処刑用BGM"の一種として定着した。
過去シリーズの処刑用BGM「スターダストクルセイダース」「ダイヤモンドは砕けない~メインテーマ~」を踏まえてさらに洗練された4つの構成から成る。特に終盤の一瞬音が消えたのち始まるピアノパートは、それが流れたシーンと共に非常に高い人気を誇る。
ミーム的知名度も確立しており、YouTubeやTikTok、Twitter(現X)など幅広いSNSで国内外問わず勝ち確演出として使用されている。
YouTubeでの再生回数は1億回を突破した。
余談
ワザップジョルノが話題になった2019年3月中旬に、松居一代氏が「バイキングと坂上忍の虚偽報道により名誉を傷つけられたので訴える予定だ」と語る動画に本楽曲を流し『ジョジョ』風に編集するというネタが流行ったことがある。そちらの方面での知名度も高く、「ワザップジョルノのテーマ」として認知されていることも。詳細は「ワザップジョルノ」の項目を参照。
2024年7月23日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平氏の入場曲に本楽曲が選出された。
この日は「Women’s Night」であり、各選手の入場曲を妻や恋人が選ぶことになっていた。そして、大谷翔平氏の妻・田中真美子氏が指定したのが、「il vento d'oro」だったのである。実際の試合でも流れ、この日こ大谷翔平氏は本楽曲の加護もあってか4回の第3打席で2点適時二塁打を飛ばした。
これに対して菅野祐悟氏は自身のXで「大谷選手が入場曲でジョジョの曲を使用してくださったようです。光栄です!2塁打おめでとう御座います!」と反応した。