香りは、あいも変わらず、淀んだ甘ったるい、不愉快なものだった
SCP-871とは、SCP財団に収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド『SCP_Foundation』に登場するSCPオブジェクト。
通称『景気のいいケーキ』。
外見こそは美味しそうなただのケーキ。
237個(Wiki調べ)の様々なケーキからなり、メイン画像に表記されているチョコケーキのほか、ミニチュアカップケーキから2mのバウムクーヘンが確認されている。
完食すると24時間以内に類似したケーキに置き換えられる性質を持ち、そのケーキを完食しても24時間後にはまた置き換わる。置き換えの際、一定の確率で違う種類のケーキに変化する。
これだけ聞けば甘党にとって、夢のようなオブジェクトに思えるが、実際はとてつもなく恐ろしいシロモノとなっている。
まず、食べずに放置したり、完食できずに10%以上残してしまうと同じ性質を持ったケーキが新たに生成される(その際食べ残しは新品に置き換わる)。
それらをさらに放置しておくとまた生成するため、ねずみ算式に数を増やしていくことになる。
また、人間以外の動物に食させたり、物理的な攻撃を仕掛けて破壊を試みても、瞬時に新しいものに置き換えられ、そうして再生されたケーキは置き換えまでの残り時間を引き継ぐ。
そのため、増殖の停止はおろか、時間稼ぎすら不可能といってもいい。
早い話、対処法が著しく限定されたバイバインであり、しかもバイバインと違って完食しても減ることはない。
財団では現在すべてのケーキを毎日Dクラス職員に食べさせているが、この方法で収容可能なSCP-871の個数は20,000個が限度であり、もしもケーキの増殖が抑えられなかった場合、80日以内に地球が居住不可能になるといわれている。
なお、SCP-871を収容する施設に他のスイーツを提供してはならないというルールが定められている。
恐らくオブジェクトの混同を避ける処置だと思われる。
関連タグ
ケーキ 増殖 バイバイン kクラスシナリオ(scp_foundation)
SCP-458:食べ物系オブジェクトのひとつだが、こちらは好きなときに好きなだけピザを食べられる、安全かつ夢のようなオブジェクト。
scp-453-jp:増殖する食べ物のscp繋がり、ちなみに景気のいいケーキがバイバインに似た性質に対してこちらはバイバインにかかった食べ物に関係する。