概要
台詞として
天体制圧用最終兵器ゼットンを倒し、ワームホールに吸い込まれかけていたウルトラマンは自身の信号をキャッチしたゾーフィに救われる。
自らの知恵と力と勇気でゼットンを倒した人類の英知に感動したゾーフィは、地球人を残置し、ウルトラマンを光の星へと帰還させようとする。
しかしウルトラマンは、神永新二という一人の地球人と融合している為、自分がいなくなったら神永が命を落とすという事、そしてゼットンを倒した科学力を警戒した外星人たちがこれから先次々と地球に襲来するであろうことを理由に地球に残ろうとする。
ゾーフィとしては光の星へと帰って掟を破った罪を償うべきだというが、ウルトラマンは自らの命を神永に託し、残った肉体はこれから先の地球人に任せたいと自分の死すら厭わない返答をする。
それを聞いたゾーフィは
「ウルトラマン、そんなに人間が好きになったのか……わかった。君の願いをかなえよう」
かくして神永の命と地球は、ウルトラマンと言う一人の宇宙人の素晴らしく美しい無償の愛によって救われたのだった。
元ネタ
元ネタは『ウルトラマン』最終回『さらばウルトラマン』ににおけるゾフィーの台詞から。
原文は「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか」となっている。
こちらの場合、ゾフィーが地球にやってきた目的が単純に傷ついたウルトラマンの救護であり、「地球の平和は地球人が守るべきなのだから、いつまでも君が居残っていたら地球人の為にならない(意訳)」と地球人の今後を考えた上での発言をしているなどバックグラウンドからして異なる。
このセリフは後年にもパロディされ、YouTubeウルトラマン公式チャンネルにてゾフィーがチャンネル登録を勧誘する際のセリフに使用された(「そんなにこの動画が好きになったのか、地球人よ」となっている)。
関連タグ
ウルトラセブン:M78スペースでは幾度も地球を訪れ、「セブン」のみで話が展開する世界では宇宙の罪人とされた地球人の為に戦って投獄されるなど正にこのセリフの体現者だと言える。
ウルトラマンジャック、ウルトラマンメビウス、 ウルトラマンタイガ、 ウルトラマンブレーザー、 ウルトラマンアーク
………リピアー及び初代ウルトラマン、セブンと同様に人間を愛したウルトラマン達。あるものは人間の美しさと醜さの両方を知った上で人間を愛し、あるものはリピアー同様に正体が知られた後も種族関係なく共に戦い、あるものは本当の力の意味を相棒から学び、あるものは言葉が通じなくても自身を助けてくれたものを知って自分なりのコミュニケーションを行い、あるものは相棒の考えた最強のヒーローの姿を得てウルトラマンとなった。(追加お願いします。)