タオルケットをもう一度4
たおるけっとをもういちどよん
かなしみホッチキス氏によって制作されたフリーゲーム「タオルケットをもう一度」シリーズの五作目（四作目ではない）。
正式タイトルは「タオルケットをもう一度4/海」。
タイトル通り、海を舞台に壮大なスケールの物語が繰り広げられる。
前作「タオルケット裏」（6）の実質的な続編にあたる。
ストーリー根幹に関わるシリーズのネタや伏線が数多く張られているため、本作をより楽しみたい場合は「1」～「3」、「裏」を事前にプレイしておくことを推奨。
グロ、ホラーが苦手な方はプレイ前に「2」と同じぐらいの心がまえをした方がいいかもしれない。
また、雑魚戦はそれほどでもないがボスが強めであり、「1」同様経験値狩りが必要。
本作の主人公。これまでとは違い、シリーズ初の喋る主人公。
地球で暮らしていたが、親友のもーちゃすが行方不明になってしまったことがきっかけで異世界ばりぃランドに行くことになる。
ストーリーの途中でとある技を身につけると、雑魚敵に対しては一気に鬼神と化す。
年頃の少年らしく、変なビデオを自分の部屋に隠し持っていたりするなど若干スケベな面も。
もかとは、彼が再会したばかりのもーちゃす（ぷっちーね）に海に落とされ溺れていたところを助けたことがきっかけで交際するようになる。
その後、もかの旅を手助けしたい一心でハバネラに人間の足を貰うが、このことがきっかけで自分の故郷の海に大きな災いをもたらしてしまう。
もかの幼馴染その1。プレイヤーは序盤は彼を操作することになる。「タオル1」とは違いいきなり普通に喋り出すため、驚いたプレイヤーも多かっただろう。
学校で妖精わらわぅを助けたお礼として異世界ばりぃランドに招待されるが……。
もかの幼馴染その2。彼と共に一緒にもーちゃすを探しにばりぃランドへ行く。
再会後はもーちゃすから他の男性と話すことを禁じられため、必然的に空気化してしまう。
姉夫婦
牛のモモちゃん（♀）と結婚（！）しており、10円とよし美という二匹の子供がいる。どんな名前だ。
今回も肩書きは「くうき」だが、会話量はモモちゃんと大差ない。
ちなみに部屋の前の看板には「兄夫妻の部屋」と書かれている。
ピアンと結婚するためばりぃランドから来たメスの牛。
……先述の通り女同士で結婚しているが、後のシリーズでも女同士で結婚、妊娠しているカップルが何組かいるので基本気にしたら負け。タオルケットはそういう世界なのである。
よし美「女同士で結婚できるなんてわけわかめー！」
鳩姉妹
鳩姉妹長女。合気道の達人。常時流し目。
もかが持っている怪しいビデオに彼女らしき名前があるが、まさか……。
鳩姉妹次女。「もふもふ屋」なる謎の店を経営している。姉同様流し目。
なんとなく後のシリーズに出てくる祈れよちゃんを彷彿とさせる外見。
鳩ぷっち
鳩姉妹三女。パーティのムードメーカー。アホの子。ロボットではない。
医者の卵であり、序盤の貴重な回復担当。他のぷっちと違いまな板らしい。
会話ポイントでは姉たちから終始いじめられている。ポイントによっては戦闘不能にさせられてしまうこともあるので注意。
その他
ばりぃランドにあるポンの村の村長。変態なお婿の子孫。
エスカリーテと結婚してしまったことにより常に顔に縦線が入っており、暗い。
お婿の奥さんであるメスのポン。頭が異様に長い。
そんな彼女の正体、実は……。
もーちゃすがばりぃランドへ行くきっかけとなった妖精。世界中を自由に移動できる力を持っており、彼女を知らないと村へは入れない。後半は空気化。
現在のわらわぅの性格は今作からであり、「裏」のと比べると性格の違いに驚くだろう。
ゲストキャラクター
ストーリーに関わることはないが、前作までのキャラクターが数多く助っ人として参戦。世界中を隅々までまわると出会うことが可能。
……以上の通り、今作では非戦闘員も含めかなりパーティメンバーが多い。他にもお婿夫婦を守るポンの護衛やぷっちーねについて来ているちびろぼ、カカシの順子なども入れると実際はかなりの大所帯だったりする。
敵キャラクター
魚帽子
ばりぃランドの住人たちには伝説の悪として伝承されている。
悟りの釣り師など彼らと同じ帽子を被っているキャラとの関連性は不明。
魚帽子のリーダー。世界中を自由に移動できる妖精の血や魔法の鍵を探している。
ふりくすくすに何やら手を貸しているようだが……。
今作では癖の強い性格の魚帽子たちの中では比較的中身がまとも。キセチュー星人たちを連れて地球を襲撃する。
今作でもメンバーの中では最初に戦うことになるが、話の関係上二人だけで挑むこともあり「3」に比べるとかなり手強い。
もか達が戻ってきた所のポンの村を襲撃。
こうちゃにとある仕打ちをしているが酷すぎてここでは書けません。
魚帽子の妖精を名乗り、魔法の鍵との交換条件でこうちゃに人間の足を授けるが……。
最後の海で待ち受ける。鳩かずえとは過去になにやら因縁がある様子。
ヘミオラ同様中身は比較的まとも。中身が壊れたズッケの身を案じているが、それでもズッケの所に行かせまいと彼がいる直前の場所で待ち受ける。
