概要
五能線とは、JR東日本秋田支社が管轄する地方交通線(ローカル線)である。
東能代駅(秋田県能代市)から五所川原駅(青森県五所川原市)を経て川部駅(青森県南津軽郡田舎館村)までの147.2kmを結ぶ。路線名の由来は接続前の路線の旧称である五所川原線と能代線。
川部駅が終点だが、運転上は全列車が方向転換をして弘前駅へ乗り入れる。
観光列車「リゾートしらかみ」が当路線を経由して運行されている。
運用車両
全車両秋田車両センター所属。2020年12月12日より運行開始。2021年3月13日のダイヤ改正でキハ40系をすべて置き換えた。
過去の運用車両
キハ40系(キハ40系500番台・キハ48系1000番台)
全車両が秋田車両センター所属で、ときたま、緑の亜種(男鹿線用)が紛れ込んでいた。また、どこぞの支社より早く、終色(首都圏色)を2輛投入していた。
老朽化の為2020年12月12日から導入されたGV-E400系に置き換えられ、2021年3月12日をもって引退し、男鹿線で使用されていた編成も引退した為、JR東日本所有のキハ40系の定期運用は終了となった。
その後、1両が北条鉄道に譲渡され、2022年3月13日に営業運転を開始した。
駅一覧
駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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東能代 | 奥羽本線 | |
能代 | ||
向能代 | ||
北能代 | ||
鳥形 | ||
沢目 | ||
東八森 | ||
八森 | ||
滝ノ間 | ||
あきた白神 | ||
岩舘 | ||
大間越 | ||
白神岳登山口 | ||
松神 | ||
十二湖 | ||
陸奥岩崎 | ||
陸奥沢辺 | ||
ウェスパ椿山 | ||
艫作 | ||
横磯 | ||
深浦 | ||
広戸 | ||
追良瀬 | ||
驫木 | ||
風合瀬 | ||
大戸瀬 | ||
千畳敷 | ||
北金ケ沢 | ||
陸奥柳田 | ||
陸奥赤石 | ||
鯵ケ沢 | ||
鳴沢 | ||
越水 | ||
陸奥森田 | ||
中田 | ||
木造 | ||
五所川原 | 津軽鉄道 | |
陸奥鶴田 | ||
鶴伯 | ||
板柳 | ||
林崎 | ||
藤崎 | ||
川部 | 奥羽本線 | 当駅から弘前駅まで奥羽本線に直通運転 |
撫牛子 | 奥羽本線 | |
弘前 |
沿線風景
沿線には、リンゴ畑や田んぼが一面に広がったりと、変化に富んでいる。また、鰺ヶ沢や深浦の辺りは、日本海沿いに走るので、それを利用した観光列車も駆け抜けている。
日本海による報復
しかし、日本海に近いと言うこともあって、時化(しけ)の時や、大雪で運休してしまう事も多々ある。鉄道は安全運行を優先するよう定められているため当然の処置であるが、ネット上では『無能線』等と罵倒されている。全くもって迷惑な話である。