概要
兵庫県に1路線(北条線、粟生駅~北条町駅、13.6km)を有する第三セクター鉄道。
保有路線である北条鉄道北条線は「播州鉄道」時代の1915年に開業。「播丹鉄道」への経営譲渡を経て戦時買収により国有化され鉄道省→国鉄の路線となった。
鉄道敷設法によれば本来は姫路までの路線となる計画だったが、北条町以遠は工事着手はなされないまま未成線となった。現在姫路駅へは神姫バスの路線が存在している。
2020年9月のダイヤ改正からは新たに交換設備を設けた法華口駅にて、ICカードを使った「票券指令閉塞式」という日本で初めてのシステムを導入した。
車両
保有車両は加西市内に立地する「兵庫県立フラワーセンター」と、登場年の西暦にちなむ。
- フラワ1985形:開業時の車両。2軸のレールバスで3両が導入された。全車引退後は2両が紀州鉄道へ譲渡されキテツ1形となった。その後信楽高原鉄道の車両に置換えられる形で紀州鉄道からも引退し、キテツ1が車両番号をフラワ1985-2に戻された上で有田川鉄道公園へ動態保存され、同期の兄弟車である有田鉄道ハイモ180-101との共演を果たした。
- フラワ2000形:フラワ1985形の代替用として3両が導入されたボギー車。このうちフラワ2000-3号はもともと廃線となった三木鉄道から移籍したもの。
- キハ40系:列車増発に際し予備車不足になった事から、JR東日本よりキハ40形535号車を購入した。車体・形式名には手を付けず五能線時代そのままで2022年より運用入りしている。
駅一覧
関連タグ
三木鉄道:同じ加古川線の支線を同日に転換。2008年3月31日限りで廃線。