就活において中小企業は「学歴不問」のところが大半だが、大企業のホワイトカラー職は大卒を率先して採用する傾向にある。社会保険労務士、税理士、衛生管理者、保育士等の高卒ではとれない一部の国家資格が取れるようになり、公務員などでは高卒と比べて給与が高く設定されている。
高等教育が大衆化した昭和後期以降は、Fランク大学と呼ばれるような低偏差値の大学が増えたことから、大卒自体にステータスとしての意義は薄い。大企業への就活においても求められるのは難関大学ばかりで、中堅以下のクラスの大学だとそもそも書類選考時点で相手にしてもらえず、学歴不問の中小企業に流れることになる。卒業校のブランドや専門性を問われる事があまりない高卒と違い、大卒は卒業校・学科のブランド力、あるいはそこで学んだ専門知識や成績が重要なのである。
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