本長篠駅
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ほんながしのえき
愛知県新城市にあるJR飯田線の駅。
平成の大合併以前の南設楽郡鳳来町の中心駅であり、当駅折り返しの列車も多数存在する。
1923年2月1日の鳳来寺鉄道開業に合わせ鳳来寺駅として開業。
駅名は鳳来寺の玄関口となったことに由来するが、当駅から鳳来寺付近を経由する田口鉄道の開業を控える1929年3月15日に鳳来寺口駅に改称。鳳来寺駅は1929年5月22日に開業した田口鉄道の駅に付けられた。
1943年8月1日に鳳来寺鉄道線が国有化されたのに併せて本長篠駅に改称された。
1956年10月1日に田口鉄道は豊橋鉄道に合併し同社田口線となるが、利用客減少と水害の影響により1968年9月1日に廃止となった。
1971年12月1日に貨物取り扱いを廃止。
1979年5月26日に第40回国民体育大会に合わせて昭和天皇、香淳皇后が県内を行幸啓。お召し列車が当駅から蒲郡駅まで運行された。
1987年に国鉄分割民営化によりJR東海の駅となった。
島式ホーム1面2線の地上駅。駅舎からは構内踏切で連絡する。
1・2番線外側にホームに接しない側線がそれぞれ存在する。このうち駅舎側の側線は1968年に廃止された田口線のホーム跡で、廃止後は長らく長篠城駅方の分岐器のみが撤去される形で飯田線からの分岐が残っていたが、後に構内踏切手前に出発信号機が移設されたためこの部分の線路は撤去された。三河大野駅方に分岐器が設置されており側線にはこちらから入線する。
長らく駅長配置の有人駅だったが、利用客減に伴い豊川駅管理下の東海交通事業の業務委託駅を経て2012年3月末で無人化される予定だった。
しかし新城市が窓口業務を引き継ぐ形で出札窓口のみが残された。
現在でも木造駅舎が使用されているが、駅舎およびホームの移設も検討されている模様。
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