史実関係は特型駆逐艦を参照。
概要
『艦隊これくしょん』に登場する特Ⅲ型駆逐艦4隻をモチーフとした駆逐艦娘のこと。
ゲームの最初期から編成・出撃任務が存在し、それぞれの性格も特徴的な子ばかりと言うこともあり、駆逐艦娘の中では島風、雪風と肩を並べる程、人気が高い。
公式でも、たびたび雑誌・ムックの表紙に採用されたり、連載漫画のメインキャラに登用されたりしている（コンプエース連載『水雷戦隊クロニクル』、エイジプレミアム連載『艦これなのです!』）。だが、その人気と入手し易さが故に、二次創作では捨て艦役として使われることも多かったりもする。
性能
2015年8月時点で暁と響が改二に改造可能。最初の改造段階では特Ⅰ型・特Ⅱ型と大差はない。
西方海域や南方海域といった難関マップで使うには、提督の愛が試される。
そのため専ら遠征要員として使われることが多い(二次創作でもだいたいそのように描かれることが多い)が、それだけなら弾薬消費量の少ない睦月型の方が使いやすいとも…
レアリティは総じて低く、ネームシップである暁だけは少しだけ出にくいが、4隻とも1-1の全域で普通にドロップする。
建造でもオール30の建造で出ることが多い。
編成クエスト『第六駆逐隊」を編成せよ！』は、この四人を揃える事で達成が可能。
前述のようにオール30建造または1-1で簡単にドロップできるため、揃えるのは難しくないはず。
ちなみに家具屋で売られている「隊逐駆六第」の掛け軸は響が書いたもの(上部にばーしぱすと書かれている他、公式4コマ第11話においてそれが確認できる)。
デザイン
共通して白地に紺のセーラー服を着用しており、下は紺のミニスカート。襟のスカーフの色は赤で、襟の中央部に白で錨の刺繍が施されている。また、襟とスカートの縁には白ラインが二本入っている。
靴は茶色のローファーを着用。姉妹によって位置は異なるが、特Ⅲ型を表す「Ⅲ」の形をした銀バッジを服の各所に着けている。
艤装は吹雪型や綾波型とは違い、対のスクリュー付きの艦尾を意識した基部ユニットを装備し、装備の殆どが背面の艤装に集中している。また、基部ユニット上の左側には煙突を、右側には少しせり出すような台座が装備され、その上に回転式の連装砲が装備されている。
三連装魚雷発射菅は基部ユニット底部の左右側から下に伸びたフレームに固定されており、胴の両側を挟むように前方に発射口を向けている。
艦娘としては珍しく防盾を装備している（これは史実で初めて魚雷発射菅に防盾が装備されたのが関連していると思われる）。
煙突ユニット底部中央には大きな錨を懸架しており、二次創作では（主に他の艦娘や提督への）近接武器として使われている。
ちなみに長女の暁には連装砲や防盾が一つづつ追加され、足元にはビルジキールが付いているなど一際重武装である。また、それぞれ防盾の位置と数がバラバラであるなど、それぞれに違いがある。
それぞれの細かい違いについては各艦娘のページを参照。
加えて等身も全体的に低めであり、睦月型・朝潮型共々、基本的に幼女扱いされることが多い。
艦数は駆逐艦娘の中では少なく、その上に全員がサービス開始当初から実装済みで、絵師も統一されているので、見た目の統一感は割と高い（やどかり艦隊も参照）。
艦娘
一番艦・暁(特型二十一番艦)
一人前のレディーを自称する長女。子供扱いされることに凄く敏感なのだが、行動は完全に子供そのもの。史実の海戦では敵軽巡相手に探照灯を照らしながら奮戦したのだが、それが原因で集中砲火を浴び、四姉妹の中で最初に撃沈されてしまった。
2015年5月29日のアップデートで改二が実装されている。
二番艦・響(特型二十二番艦)
クールな性格でロシア語が話せる次女。四姉妹の中で唯一終戦時まで生き残ったためか、何気に姉よりも大人びている。Lv70で改造すると、『艦これ』初の海外艦（厳密にはソ連が日本から接収した賠償艦）『ヴェールヌイ』(右上)となる。
三番艦・雷(特型二十三番艦)
明るさが売りの三女。献身的に提督を支えてくれるすごく良い子なのだが、その結果ロリコンとマザコンを併発するダメ提督が続出し、ダメ提督製造機という不名誉なあだ名がついてしまった。
四番艦・電(特型二十四番艦)
気弱で心優しい四女。その優しさは沈んだ敵ですら助けたいと願うほど。語尾に「～のです」と付ける事が多く、「なのです！」が特に有名。長身で素敵な女性を目指して、毎朝牛乳を飲んでいる。ゲーム開始時に初期艦として選択が可能。
派生作品における暁型
個別の活躍（一人前のレディーとかダメ提督製造機とか）は各自の項目に譲るが、暁型は派生作品でも4人揃ったグループで出る機会が多い。『水雷戦隊クロニクル』では主役であったり、『艦々日和』では遠征（と、風紀委員と称したツッコミ役）担当だったり、その扱いは様々。
アニメでは、吹雪が通う教室の同級生。やはり第六駆逐隊を構成していることが、第6話冒頭の遠征帰りのお風呂シーンで判明。
その第6話ではカレー洋……ではなくカレー作りで奮戦し、飢えた狼や秘書艦までも絡んでくる。
初代の「暁型」
特型駆逐艦の「暁型」というのは狭義での分類であり、広義では吹雪型に含まれて分類されている。
更に「暁型」としては特型は二代目であり、初代の「暁型」は明治時代にイギリスのヤーロー社に発注した駆逐艦2隻(一番艦「暁」と二番艦「霞」)である。
それ以前に発注された「雷型」に比べて排水量は増加しているが、武装・性能的には雷型とほぼ同等であり、搭載される缶も4基と同じで4本煙突のシルエットとなっていた。
一番艦「暁」は日露戦争で旅順港閉塞作戦に参加したが、その際に触雷沈没してしまった。
二番艦「霞」も日露戦争に参加し、こちらは旅順港閉塞作戦を生き延び日本海海戦にも参加している。1913年に除籍され、最後は標的艦として処分された。
関連イラスト
集合絵には「暁型」タグよりも「第六駆逐隊」タグが付けられる傾向にあり、2015年2月現在では「暁型」タグが付いている約5倍の絵に「第六駆逐隊」タグが付いている。
「暁型」タグは、暁型勢揃いの絵のほか、「暁＋雷」のように専用タグのないコンビの絵にも付いていることがある。
また、「艦これ名物天龍幼稚園」も、暁型が勢揃いしている場合が多い。
関連タグ
第六駆逐隊（こっち表記も絵が多数）
暁響（暁と響のコンビ）
雷電姉妹（雷と電のみ描かれている場合、こちらのタグが付く）
駆逐艦級名
