アギルダー
あぎるだー
基礎データ
概要
名前の由来は恐らく「Agile(すばしっこい)」+「ぎる(「盗む」の方言・隠語。地域によっては「あぎる」とも言う)」+「ライダー(乗る人)」。
だが、見た目も名前もライダーなのにかくとうタイプは無いしキックも使えない。忍者に見えなくもない。手裏剣を投げるようだし。
英名のAccelgorは、accelerate(加速)とescargot(エスカルゴ)のかばん語。
分類は"Shell Out Pokémon"で、日本語の『からぬけポケモン』と意味を同じくする。
ちなみに英語のSlug(なめくじ)には銃弾という意味もあり、こちらからアギルダーを連想できるかもしれない。
初見では何がモデルになったのか良く分からないポケモン。
とりあえず、なんだかとてもクールな雰囲気である……しかし、シュバルゴに殻を奪われたようにも見えなくもない。
進化前のチョボマキがカタツムリをイメージしているらしいことと特性の1つが「ねんちゃく」であることから考えるとナメクジ的なポケモンなのだろうか?
ドット絵や公式絵では真横からのアングルなので分かりにくいが、ポケパルレや図鑑などで正面から見ればチョボマキ時代のおちょぼ口の面影が残っていることが確認できる。
チョボマキと夢特性のムチュールと共に、みずタイプを持たないポケモンでは初めて特性「うるおいボディ」を与えられた。
その割にはわざマシンやタマゴによる遺伝を含めても覚えられるみずタイプの技が「あまごい」だけであり、やっぱりどういうポケモンなのか良く分からない。
ちなみに同じ湿地出身のマッギョは、みずがこうかばつぐんであるにもかかわらず、様々なみず技を取得できる。
すばやさに優れ、その種族値は驚愕の145!!ナメクジなのにイッシュ最速。
素の状態でこの値を超えているのはデオキシスとテッカニンのみ。
メガシンカポケモンを含めるとメガプテラとメガフーディンが超えており、同速にはメガスピアーとメガジュカインがいる。
そして夢特性「かるわざ」で2倍になりうる……「Agile(すばしっこい)」+「ライダー(乗る人)」だけにスピード狂としか言えない。実戦的な面では「これ以上速くなってどうする」と言ったところ。
ポケモンの世界ではすばやさ実数値1の差が先手後手を争う命の駆け引きになるが、極端に速すぎても無用の長物になりかねない。その典型的な例と言える……。
とりあえず、かるわざは論外としても、ねんちゃく・うるおいボディ共にアギルダーには実戦的なメリットは薄めなのが問題。
どちらかと言えば持ち物に手を出されるのを阻止できるねんちゃくが人気な模様。
スピードに特化した反面、ぼうぎょは進化前より下がり、相手によっては先制技一発で瀕死に陥る場合もある程。攻撃力の方もあまり高くなく、とくこうが高めなのがまだ救い。わざマシンによる強化で高速アタッカーとして使う事も可能。
しかし、自力で覚える技は威力90の「むしのさざめき」が最高であり、それ以外は実用性の高い「とんぼがえり」を除くと威力が中途半端。どうしても火力不足になりがちなので、サポート型として使うのがオススメ。
主な戦略として「あまごい」を使った後、「とんぼがえり」で追撃しつつ本命と交代できたり、「いのちがけ」で隙を作らずに本命と交代できたりするので雨パの先鋒としては優秀だろう。
タマゴ技でも「バトンタッチ」「アンコール」「ガードシェア」等の優秀な補助技を取得出来る。「こらえる」「さきどり」など、高い素早さと相性がいい技もいくつかある。
その他、チョボマキ時代の名残なのか「ギガドレイン」や「じこさいせい」などの回復技を自力で覚えられる。そして「こうそくいどう」まで覚える。どこまで速くなりたいんだお前は。
ORASでは新たに「みずしゅりけん」を習得。厄介なファイアローを返り討ち……といきたいが、タイプ不一致でこうげき種族値も高くないため、中々難しいのが現状だった。
しかしポケモンSMでは「みずしゅりけん」が特殊技に変更されたため、これまでに比べれば火力はいくらか改善されることになるだろう。
使用するトレーナー
- アデク / イッシュのポケモンリーグチャンピオン
- ダークトリニティの一人 / プラズマ団
テレビアニメポケットモンスターベストウイッシュのアギルダー
2011年12月1日放送のポケットモンスターベストウイッシュで、アギルダー風の戦士、ア☆ギルダーが登場。
ついでにアギルダーもやってきて登場
ア☆ギルダーについては、ピクペディア単語記事の怪傑ア☆ギルダー参照
これは2011年11月20日に「ポケモンスマッシュ」でア☆ギルダー特集が放送された。
ロバート山本がア☆ギルダーに変身し、名前がヤ☆ギルダーになっていたとの噂がある。