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唐辛子の編集履歴

2017-02-26 18:00:33 バージョン

唐辛子

とうがらし

ナス科の植物の一種。動物の指のように細長く、非常に強い辛味を持つ。また天然の赤い色素も強く、香辛料として料理に用いられる。

唐辛子とは、ナス科トウガラシ属の野菜の一種である。

ピーマンパプリカなどと、植物の種としては同一であり、Wikipediaでは、野菜としては「唐辛子」、植物種としては「トウガラシ」の項を設けている。


概要

」(=中国)と言われるが、原産地は南アメリカ大陸

大航海時代にヨーロッパに渡り、その後南蛮貿易が開始された戦国時代に日本に伝来した。

なお「唐」とは、「漠然とした海外」という意味にも用いられる言葉である。

渡来当初は「南蛮胡椒」という名前で呼ばれていた。


メキシコタイブータン韓国インドネシア、中国の四川湖南など、調味料香辛料として唐辛子の使用が盛んな地域は世界各地にある。

インドでも、胡椒に次いで、カレーの辛味付けにしばしば使われる。

ピーマンや大半のパプリカは辛くなく、通常の野菜と同じように使え、ハンガリーではパプリカを多用している。


韓国へは、17世紀初頭に日本から伝来したとするのが通説だが、19世紀までの料理の文献まで"唐辛子"の文字がない事から疑問の声もある。

少なくとも、当初は料理用ではなかったらしい。


色は緑→黄→赤と変化していき、熟成するほど赤くなっていく。

生食も可能だが、ほとんどの場合は干して乾燥させ、刻んで料理の味や風味を付けるのに使う。


唐辛子の辛さについて

唐辛子の辛味成分「カプサイシン」は他の辛味成分と違い、人体の粘膜を傷つける事でその辛味を発生させる(胡椒は「ピリペン」という成分)。

そのため、多量に摂取し続けると胃炎や食道炎、味覚障害を引き起こす原因になるので注意。

一方、発汗作用や体温上昇作用もあり、ビタミンA・Bが豊富な事からダイエット夏バテ防止に効果がある。


またその強烈な辛味には除虫効果があり、ガーデニングや家庭菜園で 害虫よけとして植えたり、果肉を煮込んで除虫液を精製してスプレーしたりする事もできる。

食品そのものや容器に入れても防虫効果があるため、米櫃に鷹の爪を入れる事がある。


別名・表記揺れ

トウガラシ植物の種としては、ピーマンパプリカなども含む。

とうがらしひらがな表記。

胡椒:別物だが、方言により混用される。

辛子:同上。

ペッパー(pepper):英語の「胡椒」。唐辛子は「チリペッパー(Chili pepper)」。


関連イラスト

トウガラシとスパイスポッポペッパー

唐辛子


関連タグ

香辛料 調味料 材料

一味唐辛子 七味唐辛子

タバスコ 辛子 豆板醤 胡椒 スパイス ラー油 野菜

辛味 / 辛い


トマト ジャガイモ:アメリカ大陸からの渡来組。


唐辛子の仲間

ピーマン パプリカ ししとう獅子唐 / シシトウ

鷹の爪 青唐辛子 ハバネロ ハラペーニョ

ブート・ジョロキア


島唐辛子:「キダチトウガラシ」という別種に含まれる品種。


唐辛子を使った料理・加工品

辛子明太子

麻婆豆腐(ほか四川料理)

キムチ(ほか韓国料理)

タコス

ペペロンチーノ

カレー

…など

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