概要
東京都世田谷区にある小田急小田原線(地下駅)と京王井の頭線(高架駅)が交わる駅。
乗り換えの際、他社線間であるにもかかわらず改札口を通過する必要がないが、これは元々井の頭線が小田急(厳密には大東急成立以前の小田原急行電鉄)の子会社である帝都電鉄によって開通した路線である事に由来しているという。
かつてはメイン画のような構造だったため乗り換えにさほど苦はなかったが、小田急が2013年3月23日に地下駅化されたことで、慣れない乗降客の混乱を招いている。
地下駅の深度は深く、階段だけでの昇降はなかなかしんどい運動になる。
この駅に停まる快速急行は新百合ヶ丘駅(神奈川県川崎市)までノンストップで走行するため、地元を知らない乗客が小田急を使って少し西寄りに行こうと何も知らずにたまたま来ていた快速急行に乗って一気に新百合ヶ丘駅まで飛ばされてしまう被害が後を絶たなかった。
しかし複々線工事完了後の2018年3月17日のダイヤ改正により快速急行が登戸駅に停車する予定があるため、悲劇は緩和されるとも。
尚、小田急側の工事は進んでおり、2017年10月11日には地上1階のトイレ、同28日には世田谷代田寄りの改札(南西口改札)が開設される。
そして、2018年3月2日から地下2階の緩行線が開通し、複々線が完成する事になる。
尚、複々線完成後は京王側と小田急側の改札が分離される予定となっている。
又、小田急駅が地下化によって他路線への乗り換えが不便になった事、渋谷駅で乗り換えられる銀座線・半蔵門線・副都心線の各線へは代々木上原駅から千代田線(副都心線へは明治神宮前(原宿)駅、他の2線は表参道駅)経由で行ける事、東急田園都市線・東横線へはバスや相鉄本線等で代用できる事、京王線へは新宿駅等で乗り換えた方が便利な為、渋谷駅か井の頭線に用がない限り乗り換え意義を失っている為、利用者が減少している。
複々線完成後は構造上、緩行線から井の頭線乗り換えが便利になる。
小田急電鉄
島式1面2線の地下駅。
現在は複々線工事中で急行線を暫定使用しているが、複々線完成後は緩行線が開通して島式2面4線2層の駅になる。
2018年(平成30年)3月3日に複々線併用開始予定。
2017年(平成29年)現在の地下3階ホーム
2018年(平成30年)の3月3日以降の地下2階ホーム
京王電鉄
島式1面2線の高架駅だが、駅前後には踏切が存在する。
利用状況
小田急電鉄
- 2016年(平成28年)度の1日平均乗降人員は114,922人である。
京王電鉄
- 2016年(平成28年)度の1日平均乗降人員は114,452人である。
利用状況推移表
小田急電鉄 | 京王電鉄 | |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年度 | 135,225人 | 132,500人 |
2009年度 | 134,162人 | 131,441人 |
2010年度 | 131,992人 | 128,860人 |
2011年度 | 130,794人 | 127,124人 |
2012年度 | 132,350人 | 129,558人 |
2013年度 | 121,009人 | 118,883人 |
2014年度 | 114,669人 | 114,056人 |
2015年度 | 114,118人 | 114,269人 |
2016年度 | 114,922人 | 114,452人 |
停車駅
小田急電鉄
各駅停車
快速急行
多摩急行、急行、準急
代々木上原駅 - 下北沢駅 - 経堂駅 -( ※成城学園前駅)
※平日ラッシュ時の急行の上下線と朝ラッシュ時の上り準急は経堂を通過し成城学園前に停車。
京王電鉄
各駅停車
急行
関連リンク
関連項目
下北駅ではない。