概要
黄道十二宮の天秤宮の意味でも用いられ、一般的に9月23日~10月23日生まれはこれ生まれとなる。
古くは蠍座の一部であったと考えられており、「トレミーの48星座」においては「(蠍の)爪座」と呼ばれている。
神話
彼女の天秤は、人の魂の善悪を判別する審判の天秤であり、人の死後、その罪を量って裁定を下すために用いられていた。
しかし彼女が生きた「青銅の時代」は、神々も人も皆が地上で平穏に協力し合って暮らしていたため、天秤で量る必要もなく、すべての生き物が善意で溢れていた。
ところがパンドラが禁忌の箱を開けてしまったことで、この世に「悪意」が蔓延し、人々はやがて他人を嫉妬し、働くことを厭い、欲望に忠実になり、弱いものを虐げ、すぐに機嫌を悪くして怒り出すようになってしまう。
神々は野蛮になってしまった人間から逃れるために天界に移住し、必要な時以外は降りてこなくなる。
だがアストライアーは辛抱強く地上に残り、人々に善を教示し、悪に誘惑されないよう諭し続ける。
それでも一度解き放たれた悪意に人間はたやすく翻弄され、アストライアーの献身もむなしく悪行を重ねてしまう。
彼女の天秤は段々と、「有罪」判定しか下さないようになったいった。
そして遂に土地や物を巡っての殺し合い――「戦争」を覚えた人間は「鉄の時代」を迎え、アストライアーも悲嘆の末に匙を投げて天界へと去ってしまうのだった。
太陽の天秤
天秤座は古代ギリシャにおいて、季節を知る「時の天秤」でもあった。
これは天秤座が天上で最も高い位置にいるとき、太陽もまた「秋分の日」を迎えて昼と夜の時間が丁度半分ずつになるのだという。
黄道十二宮の特性
何事においても「バランス」を重視する平和主義者。
公私のバランスを摂り、何事も計画的かつ穏便に進めることを命題とする。
人付き合いが上手く、またファッションを始め美的感覚にも優れたオシャレで魅力的な人物になる。
ただしバランスを重視し過ぎて、優柔不断になる傾向がある。
天秤座をモチーフとしたキャラクター
聖闘士星矢
特撮
その他
- 天秤造神リブラ・ゴレム(バトルスピリッツブレイヴ)
- 星月琥太郎(Starry☆Sky)
- ブラスタ リ・ブラスタ(第2次スーパーロボット大戦Z)
- ゾディアックガストレア リブラ (ブラック・ブレット)
- 風沢そら(アイカツ!)
- リブラ・バーテックス(勇者であるシリーズ)
- リーブラ(新機動戦記ガンダムW)
- テレジ・パイロープ、Latula Pyrope、Neophyte Redglare(HomestuckのTroll。天秤座がモチーフ。)