CV:塩野勝美(龍騎)、檜山修之、鳥海浩輔、丹野宜政(電王&ディケイド)
概要
『仮面ライダー龍騎』の第17話・18話に登場する怪人、ミラーモンスターの1匹。身長225㎝、体重123㎏。鳴き声は「キィアアアアアッ」
イモリを模したモンスターで、背中に巨大な手裏剣を背負っている。
指先には吸盤を持ち壁などを自在に登ることができる。また、掌からは強力な粘着力を持つ液体を放出し、ロープのように相手を絡みとる能力を持つ。
なお人間を捕獲する際には上半身だけを現実世界に出現させ、下半身はミラーワールドに置き去りにする。
動きも非常にトリッキーであり、仮面ライダーライアが「攻撃が読めない」と評する程。劇中では龍騎とコピーベントを使ったライアのドラグクローファイヤーをジャンプで回避した。
しかし狭い場所では俊敏さが生かせず、レストランでの戦いでは仮面ライダーガイのメタルホーンで攻撃を邪魔され、そのまま龍騎のドラゴンライダーキックを受け爆散。その魂はドラグレッダーに吸収された。
他媒体での活躍
リメイク作『仮面ライダードラゴンナイト』ではそのコミカルな動きがウケて悪の親玉ゼイビアックス将軍子飼いの戦闘員「レッド・ミニオン」として登板。人々の誘拐を行った。さらに脱皮することでホワイト・ミニオン(シアゴースト)→ブルー・ミニオン(レイドラグーン)に進化するという設定もできた。
この際に複数個作られたレッド・ミニオンのスーツが逆輸入され、『仮面ライダーディケイド』では劇場版の『鬼ヶ島の戦艦』においてオニ一族配下の怪人として登場している。これとタイアップしたTV版の14話にもちょろっと登場しているぞ。
こちらではシアゴースト同様に完全に現実世界に適応しており、あろうことか日本語を解する。
デンライナー組の作った夜景(舞台装置)にアッサリ騙され、「見ろよー地面に星があるみてぇだぜー!」などと言っていた辺り、現代出身ではないようだ。
『バトライド・ウォー』でもレイドラグーン共々戦闘員として登場する。
余談
『龍騎』放送時に使用されたゲルニュートのスーツはブロバジェルに改造された。
また『龍騎』にはショッカーのような敵組織が存在せず、大量に登場する雑魚怪人の部類に当たる怪人もシアゴースト&レイドラグーンが存在したため、ゲルニュートは単なる「野生の怪人」にすぎなかった。しかし、2曲目の挿入歌(エンディングテーマ)だった『果てしない炎の中へ』が使われたのがこの回のみで、これが「ゲルニュートのテーマ」と呼ばれたために知名度は異様に高かった