カインとは、
- Cain。欧米系の男性名。
人名の概要(Cain)
元は旧約聖書の登場人物。アダムとイヴとの長男であり、弟にアベル、セトがいる。世界で最初の殺人を行った人物である。
転じて、神話などを由来する名称のキャラクターとして数々の作品に採用されている。
麦を世話する生真面目な農夫であるが、アベルがよく自分の飼う山羊を逃がして麦畑を荒らしてしまうことをたびたび叱責していた。
ある時、主が二人に捧げものをするよう命じ、兄は麦を、弟は肥えた子羊を供えた。だが主はカインの麦を無視し、アベルの羊だけを選んでいった。それをカインは大いに悔しがり、それを見たアベルは「本当に主を慮ってお供えしたならこんなことはないはずだ」と厳しく窘めた。
だがこれが逆効果となってしまい、カインはアベルを草原に呼び出し、殺害してしまう。
主がカインにアベルの行方を問いただすと、「自分は弟の世話係ではないので知りません」としらばくれるが、主はアベルの血が大地から叫びを上げているのを耳にし、彼の嘘を見抜き、エデンの東の「ノド」という地に追放することを決定する。
カインは「自分が報いを受けて誰かに殺されるのが恐ろしい」と懺悔すると、主は彼を殺した者に七倍の苦痛が降りかかるよう約束し、彼にその印を施したという。
ノドにたどり着いたカインは、そこでエノクという息子を授かった。
カインは弟アベルを妬み、殺してしまうことから、(広義では)兄弟間の嫉妬心を「カインコンプレックス」と呼び、この逸話が設定に反映されていると思われるキャラクターもいる。
「カイン」の名前を持つキャラクター
別記事(個別タグ)あり
- 『トリニティ・ブラッド』に登場するキャラクター。→カイン・ナイトロード
- 『伯爵カイン』シリーズの主人公。→カイン・C・ハーグリーヴス
- 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』に登場する双子座の黄金聖闘士のひとり。→双子座のカイン
- 『戦国魔神ゴーショーグン』(小説版)の登場人物。ブンドルの弟でまさにカインコンプレックス。
- 『革命機ヴァルヴレイヴ』の登場人物。→カイン・ドレッセル
- 『ファイナルファンタジー4』に登場する主人公の親友である竜騎士。→カイン・ハイウインド
- 『ファイアーエムブレム』シリーズの『暗黒竜と光の剣』・『紋章の謎』及びそれらのリメイク版に登場する騎士。→カイン(ファイアーエムブレム)
- 『闘神伝』に登場するキャラクター。→カイン・アモウ
- 『ウィザーズハーモニー2』の登場人物。→カイン=レイナード
- ゲーム『餓狼伝説』シリーズ最新作、『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の登場人物。但し名前の綴りは「Kain」。→カイン・R・ハインライン
- 海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登録されているキャラクター。SCP-076"Able" ("アベル")との明確な関係は不明。→SCP-073- "Cain" ("カイン")
- ゲーム『星のカービィ』シリーズのキャラクター。→カイン(カービィ)
⁻『ジャンボーグA』に登場するエメラルド星人。→カイン(エメラルド星人)
別記事(個別タグ)なし
- Web漫画『Starfighter』の主役コンビの黒いほう。Cainはコードネーム。ちなみに相方のコードネームもAbelである。
- 『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』に登場する神郷諒のペルソナ。
- アニメ『勇者王ガオガイガー』に登場する天海護の実父。緑の星の指導者。
- 『DQ2』のサマルトリアの王子のデフォルトネームの一つ。
- GC版の『パネルでポン』に登場する太陽の王子。
- 『OZ-オズ-』に登場するキャラクター。前OZのリーダーであり、先代の「御使いの長」。「序章」及び、本編を「ハッピーエンド」でクリアした周回以降のEXモードにおいてのみ、操作可能。
- ゲーム『シャイニング・フォース ~神々の遺産~』の登場人物。
- 『ハーレムブレイド』の主人公。
- 『冒険王ビィト』の登場人物クルスが記憶喪失時に名乗っていた仮の名。
- ゲーム『BLACK/MATRIX_OO』の主人公。人間ながら背中に白羽根を持つ。
- ゲーム『ガレリアンズ』に登場する瞬間移動、波動弾、発火能力を得意とするガレリアン。リオンと瓜二つの姿をしている。
関連タグ
その他の読みが「カイン」な者
他にありましたら追記願います。