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イマジン(仮面ライダー電王)の編集履歴

2020-03-20 22:48:26 バージョン

イマジン(仮面ライダー電王)

いまじん

『仮面ライダー電王』に登場する怪人。その名は「イマジネーションの魔人」を意味する。

タグとしてはこちらが使われる⇒イマジン


解説

未来から2007年にやって来た人類の精神体が、接触した人間のイメージ=記憶により怪人としての肉体を得た姿。

名前の由来は「イマジネーション」+「魔人」であるため、英語表記は「imagine」ではなく「imagin」

平成ライダーシリーズの怪人としては珍しく、人間の惨殺(あるいは結果的な大量殺戮)などを目的にはしていない。

本作の怪人枠だが、一部のイマジンは様々な理由で目的を放棄するなどして、ライダーの味方をすることもある。それらがタロスズデネブといった面々である。


イマジンとの契約

最初は上半身以外が地面に埋まり、下半身が虚空から生えているという奇怪な姿で現れ、人間と契約することで本来の姿になる。(厳密には人々のイメージを得て現在の姿になるので、本来の姿というわけではない。しかし、番組の演出の都合上、判別しやすくする為に精神体の姿は契約後の姿に準じている)

なお、この状態だと体は砂状なのでイマジン側はロクに物理的な干渉ができず、自転車に轢かれる・人間が通り抜ける等の外部からの接触で簡単に崩壊してしまう。(が、すぐに復元される)


人間の願いを聞き入れた後は、(自分なりに解釈した結果)願いを叶えて完全に実体化、その人間の記憶の中にある「現在のその人間像を作った最も強い時間」にタイムスリップする。そこで過去を都合の良いように改竄し、現在や未来を変えることを最大の目的とする…と言っても、基本的にはテロ活動しかやらないが。

そのため、契約の内容を契約者が思い出せない場合は過去にタイムスリップできない。例として、仕事の愚痴で「上司に痛い目見せてやる」といった契約者の契約を真に受け、上司をボコボコにしたトータスイマジンは、契約者が契約内容を忘れていたせいでなかなか過去に飛べなかった。

実体化する前のイマジンの存在は契約者の記憶に依存するため、契約者が死ぬと消滅してしまう。また、赤ちゃんと契約して誕生した(とされていた)ジークは、赤ん坊が幼すぎたためすぐに忘れ去られ消滅しかけた。(しかしその実、イメージを作り上げたのは赤ん坊の母親であり、消滅間際良太郎がその点に気づいたことで難を逃れている)


願いを聞き入れる際には、とにかく腕ずくで解決しようとする。

例えばあなたがイマジンと出会って契約を迫られ、「pixivデイリーランキングで1位常連になるくらい絵が上手くなりたい!」と言えば、そのイマジンは間違いなくあなたより人気のあるユーザーを片っ端から病院送りにする。イマジンと契約するということはそういうことである。


スネールイマジンモールイマジンなどのように、複数個体で群れを作るイマジンや、アントホッパーイマジンのように人格がそれぞれ分裂した肉体を持つイマジンもいる。


人間態を持たない代わりに憑依することが可能で、憑依された者は目や髪型が変化し声がイマジンの物に変わる。しかし、作中の登場人物からは容姿に全く言及が入らず、憑依も言動でしか認識されないため、ファンの間では「外見や声の変化は視聴者に向けた演出で、実際は憑依前と変わっていない(ように見える)」という説が主流。(電王の世界では変化が認識されていた)

人間ではない(とン・ガミオ・ゼダから言われた)門矢士や、魔族であるアームズモンスター三人衆、さらにはディエンドが召喚したライダー達(コピーなので中に変身者がいない)にも憑依可能。

また、憑依された人間はイマジンの能力を一部だけ使えるようで、モモタロスバットイマジンの場合は怪力、カメレオンイマジンの場合は口から火炎を吐ける体質になっていた。


主人公側は出現したイマジンとは戦うものの、どうやって生み出されるのか・元の肉体はどうなっているのか・彼らの元いた未来はどのようなものなのかなどの謎にはほとんど無関心であり、「首謀者やイマジンを生み出す仕組み自体を見つけ出して排除する」という行動も取らなかった(主人公の身内が敵の標的であった為に否応なく対峙する形になっただけで、主人公側から敵の首謀者を探るような行動は一切していない)。そのため劇中の様々な謎が解明されずに放置された、不明点の多い存在である。

また、どのイマジンも元の肉体や元いた世界についての執着が全く無いらしく、それらについて言及した例は一切無い。

上述した通り、人間の末路である事に変わりない為、その本質は誰からも忘れ去られて人としての姿を保てなくなった者が、過去人のイメージを骨子に擬似的に肉体を得た姿だと推測される。人からも忘れ去られ、繋がらなくなった歴史上の存在と言えど、彼らも一応は時間の一部である為、精神体は時間の堆積したものである時の砂で出来ている。

「過去」や「未来」に執着しなければ生きていけない哀れな存在だが、皮肉にも漢字で書くと「今人」とも表記できてしまうのが皮肉なところである。


その他、時間の運行を管理し護るために、時空警察が製作し人為的に生み出した存在として人工イマジンなるものが存在しているが、色々あって第1号となるイヴ以降はその技術は凍結された模様。


主なイマジン達

ライダーの味方として登場するイマジン

モモタロス ウラタロス キンタロス リュウタロス ジーク

デネブ テディ ???(リンク先ネタバレ注意)


敵として登場するイマジン

ネガタロス

敵イマジン


人工イマジン

イヴ


余談

劇中および客演作品では、度々主要人物がイマジンに憑依されている。「電王」放映から10年以上経った現在では、後続の主要人物がイマジンに憑依されるのが「電王」客演のお約束と言っても過言ではない。

だがその設定上、憑かれたキャラクターの役者はイマジンになりきった演技をしなくてはならない(いわば一人複数役を要求されるようなもの)ため、実に役者の演技力が試される。

そのため、当時17→18歳の新人でありながら野上良太郎役として7つもの憑依体(タロスズ、デネブ、ジーク、ゴーストイマジン)を演じきった、佐藤健氏の演技力を評価する声は多い。


関連タグ

仮面ライダー電王 電王 怪人 韮沢靖 伝説のイマジン


ハエマツ:同じような手段で人の願いを強行的に叶えようとする怪人。


ロンダーズファミリー:同じく時空を超えた敵組織で、メインライターが小林靖子女史という共通点がある。


タイムジャッカー:新たな魔王を生み出すために過去へ赴き、その時代の人間と契約してアナザーライダーを生み出す未来人の集団。見方を変えれば彼らもまたイマジンと言えるのかもしれない。


クライアス社:11年後の30分違いの世界における、未来からの侵略者にして敵組織。


歴史修正主義者:同じく時間改変が目的。

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