みんなの心に元気や楽しいを届けられるそんなアイドルを目指して
矢吹可奈は猪突猛進前に進んでいきます!
本記事の概要
「アイドルマスターミリオンライブ!」の登場人物矢吹可奈の記事にて、漫画「アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover」についての記述があまりにも長くなったため、また記述内容にネタバレを大量に含むため、「Blooming Clover」に関する記述はこの記事に分割した。
以下では作品の根幹に関わるネタバレを大量に含むため注意されたし。
概要
北沢志保と共に主人公に抜擢される。
ある年の春、765プロの新人アイドルオーディションを受け、合格してアイドルになった14歳の女の子。苦手なものはお化け、好きなことは歌うこと…であるが、その歌唱力はまだまだ発展途上。
劇場には片道1時間かけて3回の乗り換えを経由して通っている。中学校では合唱部に所属し、イメージに反して結構体力はある。なおその合唱部にはアイドルになって以降は顔をあまり出せていない様子。両親と共に暮らしているが、たまに家を空けることがある(第29話)。
単行本7巻の第26話時点まで、本編のみならず番外編なども含めて全ての回に何らかの形(回想なども含む)で登場している唯一の登場人物であったが、番外編の第26.5話(雑誌掲載時第29.5話)で遂に一切登場しない回が出てしまった(とはいえこの回は4ページのみであったが…)。なお、本編に限れば2021年1月現在最新話の第38話まで全話に登場している。
ストーリー
第0話
最後の2ページのみ登場。他のメンバーから遅れること1ヶ月、劇場に向かう。
1巻
第1話
765PRO ALLSTARSに憧れ、アイドルになるべく765プロのオーディションを受けるも、審査結果はダンスが10点満点中2点、歌唱に至っては10点満点中0.5点。本来ならば不合格のところだが、誰もが緊張している最終審査で「歌でその場にいる人間を笑顔にした」という点からアイドルとしての才能をプロデューサーに認められ、1ヶ月遅れで合格通知を受け取り、ミリオンスターズに合流することとなる。
そして、プロデューサーやアイドルらとの初顔合わせのため765プロライブ劇場に初めて足を運び、彼女らの前で早速自己紹介の為に一曲歌う。音程はともかく、楽しそうな可奈の感情が伝わってくるということでアイドルらには概ね好評だったが、可奈の指導係に任命された志保には「なぜあの実力で笑っていられるのか理解できない」と一蹴され、可奈と呼んでほしいと言うも「矢吹さん」と呼ばれることになる。
第2話
指導係となった志保の下で連日レッスンに参加し、その後バックダンサーとして初めて公演に参加することになる。本番前は志保に諭されても「今日はステージ楽しもうね♥」と楽観視していたが、ピンスポットの照明の熱、声援による空気の振動、この人の豹変などのステージ上の独特の雰囲気に適応できず、志保を巻き込んで転倒するなど大失敗してしまう(音響トラブルでリハーサルができなかったという事情はあったのだが)。少しでも早く結果を出したかった志保は自分のパフォーマンスを邪魔されたことに激しく憤り、可奈は憧れていたステージの怖さに直面して肩を落とす。
その後、同じく失敗に落ち込んでいた箱崎星梨花がライブのことをよく分かっていなかったことを知り、この公演の直後に行われるASの公演を一緒に観ることを決める。
第3話
ASの公演の開演前、星梨花がアイドルになった経緯を聞く。
そしてライブMCでは、萩原雪歩も同じようにステージが怖かったが仲間のお陰で今のようになれたことを知り、星梨花と共にアイドルとして頑張る決意を新たにする。
第4話
志保、星梨花との3人でステージデビューの2枠を懸けてオーディションで争うことになる。当然歌唱審査が大きな懸念材料となり、幼少期から大好きで歌っているのに上手に歌えないことを嘆く。しかし、横山奈緒・中谷育・七尾百合子との接触から「どうしたらどの音が出るか分かる」楽器では正常に音程を取れることが分かったため、彼女らに助力を仰ぎそのことを生かした練習で上達し、オーディションの歌唱審査では歌唱力の大きな成長を見せ一同を驚かせる。しかし、志保と星梨花も当然努力で苦手を克服しており、力及ばず落選。
だが、それを告げられた時の可奈は一切悲しげな表情を見せず、むしろ笑顔を見せていた。それは、歌が大好きなのに上手く歌えないことを嘆いていた自分が、初めてここまで上手に歌うことができたから、そしてこれからも大好きな歌を素敵に歌えることの喜びを噛み締めていたからだった。
ところが、そんな可奈の姿を見た志保が体調不良で倒れーー。
おまけマンガ
二階堂千鶴の買い物に同行する。
2巻
第5話
志保の体調不良を受け、志保のデビューの白紙化と可奈の繰り上げ合格が決定。「こんな形でステージに立つのは不本意だと思うけどさ」とPから直々に志保の代わりを任される。
幼少期からの「アイドルとしてステージで歌う」という可奈の夢。それが思わぬ形で、目の前に転がり込んできたのだった。
が、可奈の答えはーー
「イヤです!!」
驚愕する一同。眼前のチャンスを可奈が拒んだ理由は、第1話以来志保がいつも頑張っているところを近くで見ており、自分より遥かにアイドル活動に取り組んでいる志保がステージに立つ姿をどうしても観たかったからであった。
そんな可奈の想いにPも折れ、予定通り星梨花と志保のステージデビューが決まる。
第6話
引き続き志保のサポートに徹し、公演中は観客席の最後方で他の観客と同様にペンライトを持って志保らを応援していた可奈だったが、「頑張った可奈もステージに立たせてあげたい」と徳川まつりらが主張したため、舞台袖に呼び出される。突然の出番に、第2話で感じたステージの恐怖が甦るが、見かねた志保に手を握られて落ち着かされ、無事にステージデビューを果たし、志保と共に「L・O・B・M」を歌う。
終了後、先刻の応援が志保の緊張を融かす力になっていたことを知った可奈は、自分がステージに立てた時よりも涙を流して喜ぶ。
第7話
劇場に向かう電車を乗り過ごして降りた(新木場駅と思しき)駅で上京したての白石紬と出会い、迷子の男児の姉を探すことになるもなかなか見つからず、男児の好きな曲「キラメキラリ」を一緒に歌うことで見つけてもらうことに成功するが、その女性は第3話で可奈らにペンライトを分け与えてくれた女性で、後に第6話の公演を通して可奈のファンになっていた。これにより、可奈は初めてファンと出会うことになる。
第8話
新ユニット3組が発表され、可奈は志保、星梨花、高坂海美とユニット「Clover」を組むことになる。また、紬と共にミリオンスターズに合流した桜守歌織、そして高山紗代子が新たに可奈の歌の指導担当に着任。1ヶ月後のショッピングモールでのユニットデビューライブを目標に、ユニット活動を始動する。
また、「Cloverのうた」を作詞作曲するが、志保と海美にはスルーされてしまう。
3巻
第9~10話
憧れの存在であった天海春香と出会い、合同レッスンを行うが、「Brand New Theater!」の試演の際には春香らの前で不甲斐ないパフォーマンスを見せてしまい、更にリーダーである志保にその責任を負わせてしまうことになる。
劇場の屋上で塞ぎこんでいると、春日未来、そしてプチシューを差し入れに来た春香が会いに来る。自身の春香への憧れを語り、春香みたいなアイドルになりたいと話すが、春香に「それは難しんじゃないかな」と断じられる。それは他人にはなることはできないが、自分の「道」を1歩ずつ進むことで見えてくるものがあるという意味であった。
自分が765プロに入ってから歩んできた「道」を振り返る可奈。
そこで一際大きな存在感を放っていたのは、第6話のステージデビュー直前で不安に震える可奈の手を握ってくれた志保であった。
この会話をきっかけに、これまで明確なビジョンを持っていなかった可奈は「志保の隣に立てるアイドルとして輝ける自分になる」ということを一つの目標にするようになる。
第11話
引き続き歌織と紗代子の下で声帯模写などの歌唱練習を行い、歌織のステージデビュー公演ではこの3名で「MUSIC♪」を歌う。
第11.5話
佐竹美奈子の作る昼ご飯に舌鼓を打つ。
4巻
第12~14話
ライブの通しリハーサルで他の3人についていけなかった志保を励ますためいつものように歌うが、「あなたが歌って楽しいだけでしょ」と断じられ、ひどく落胆する。しかし翌日、失踪した志保をいつも自主練を行っていた広場で発見した可奈は、大雨の中、最初のオーディションの課題曲であった「Dreaming!」を志保の前で歌う。
それは可奈が、自分の歌で誰かが笑顔になってくれるととっても嬉しいから、そして自分の歌は未熟だけれども誰かを笑顔にできるおまじないくらいにはなると信じているからであった。
更に星梨花や海美も合流し、3人で「Dreaming!」を歌い踊る。
「いっしょに、いくよー!」
アイドルを辞めることを人知れず決意していた志保に幼少期に抱いていたアイドルへの憧れを思い出させ、遂に翻意させることに成功する。
その後、志保の家庭事情を知り、星梨花の提案で北沢家で合宿を行う。また、合宿中に高槻やよい、水瀬伊織と出会う。
余談だが、志保の弟の陸は同じCloverの海美と星梨花のことははそれぞれ「海美お姉ちゃん」「星梨花お姉ちゃん」と呼ぶのに対し、可奈のことは「可奈ちゃん」と呼んでいる。
第14.5話
田中琴葉の回想内で第12~13話のシーンが登場。
5巻
第15話
ユニットデビューライブまであと2日。第2話や第10話での失敗から、ライブに対しちょっぴりの恐怖心を覚えるも、4巻で一悶着あった志保が元の姿に戻ったことに安堵し、海美と星梨花の存在や自身の成長から、今回こそは志保にステージを楽しんでほしいという偽りない想いを志保に伝える。恥ずかしいくらい真っ直ぐに感情を伝えてくる可奈に対し照れた志保は、走るペースを上げる。すると可奈も志保以上にペースを上げ…
そうして切磋琢磨する2人は、互いに屈託のない笑顔で接する関係になっていた。
第16~17話
ユニットデビューライブが始まる。Cloverの出番の直前になり、可奈、星梨花、海美も緊張が極限に達する中ーー
志保「失敗の許されないユニットデビューライブ 緊張して当然だと思う」
可奈「!? 志保ちゃん…」
志保「でもそれは1人だったらの話」
志保「Cloverは♪」
海美「4人で♪」
星梨花「1つ♪」
可奈「Cloverはぁ♪ 4人で1つ♬」
4人「ファイト オーー♬」
なんと、事あるごとに志保にスルーされていた「Cloverのうた」を、志保が主導する形で歌ったのであった。
そして、結束を確かめた4人はステージに立ち、最初の1曲が始まる。
第18話
ライブは進み、最後の楽曲「Clover Days」。可奈は歌織らのお陰でこのように歌えるようになったこと、Cloverの3人のお陰で楽しく歌えること、そして第10話で誓った「志保ちゃんの隣に立てるアイドルとして輝ける自分になる夢」を叶えられたことの喜びを噛み締めながら歌う。
ライブ終了後、志保に呼び止められる。第1話から今までのあまりに多い出来事を思い返して言葉に詰まる志保は一言、可奈にこう告げる。
「これからもアイドルがんばりましょうね、可奈」
そして、今までろくに笑わなかった志保が満面の笑みを可奈に向けてくれたことに、可奈は頬が緩まずにはいられなかったのであった。
なお、可奈本人は呼称の変更には本話の終了間際まで気付いていなかった模様。
第18.5話
青羽美咲に、自分と志保のクリスマス衣装のデザイン画を描いてもらい、萩原雪歩に「可奈ちゃんたちが歌う『メリー』聞いてみたいかも」と言われ照れる。5ヶ月後の未来に思いを馳せ、志保に「今年のクリスマス楽しみだね!!」と微笑むのだった。
そして本話の雑誌掲載とほぼ時を同じくして、2018年12月25日15時、別の世界線で…
第18.7話
美咲の回想内に登場。
6巻
第19話
Webラジオ「くろらじ」などCloverとしての新しい仕事も始まり、次の目標として夏休み1週間連続公演に向けて大好きな歌をもっと上手に歌えるように頑張ることを決意していた矢先、志保から歌の練習と勉強を禁止され絶望する。
第20話
歌を禁止された理由を他の仕事にリソースを割くためと勘違いした可奈は、海美らと共に自主練を重ね、「くろらじ」の収録現場で更に上達した歌を志保に聞かせるが、約束を破ったことを怒られる上に「前より悪くなった」と酷評される。禁止の理由がどうしても分からない可奈は志保にヒントを求めるが志保は口を割らず、両者ヒートアップ。遂には「志保ちゃんのバカ!」と吐き捨て、現場を去ってしまう。
帰り道、少々落ち着いた可奈は「志保ちゃんにひどいこと言っちゃったな…」と後悔して涙を流すが、そこで木下ひなたが歌を歌う。その後、同様に演技で悩んでいた所恵美と合流し、先刻のひなたの歌で胸のくよくよがなくなっていく感覚、春香や千早らの歌を聴くのと似た感覚を感じたことから、「うまく」やろうとするのが間違いなのではないかと考える。しかしながら自分らしく歌っているままでは進歩がないと悩んでいるところに、双海亜美と双海真美が現れる。
第21話
亜美と真美にカラオケに連れられ、歌わされる。点数の取りやすい曲を選択し、自己最高点の81.075点を出すも、皆には不評。次に可奈の好きな歌を歌うように言われたため、上手く歌えないが大好きな歌を歌ったところ、点数は68.510点ながら「とってもいい歌だった」等と高評価を受け、歌に気持ちを込めて歌うことが大事であることを気付かされる。
しかし上手く歌わないことで周囲に迷惑をかけることをなおも案じる可奈だったが、琴葉から「勝手に周りの気持ちを決めつけるのはよくない」と諭され、更に海美にも志保の真意を知らされた可奈は、「友だちに届けたい歌がある」と一同に助力を改めて依頼する。
第22話
志保を団地下の公園に呼び出し、自分のありったけの想いを込めて歌う。その「気持ちばっかり先走った歌」ながらも「他の誰にも歌えないあったかくてまっすぐな」歌に志保も心を動かされ、更に第21話でゲームセンターで獲ったぬいぐるみを渡し、志保と仲直りする。
7巻
第23話
冒頭で海美の女子力焼きそばを被弾して倒れる。Cloverの年長者として役割を果たせていないと思い、女子力特訓に精を出す海美に可奈はそのままでもいいと思うと言うが、海美に「自分を変えたいって思うことはいけないことなのかな?」と問われ、可奈は答えを返すことができなかった。
第24話
百瀬莉緒らが急遽参加したヒーローショーを観るため、プロデューサーや大神環と会場を訪れる。しかし可奈らが到着した時、莉緒演じるコウモリ怪人が倒れていたためショーの進行は止まっていた。疲労で立ち上がれない莉緒(中身が莉緒と分かっていたかどうかは不明だが)の姿を見た可奈は、ざわつく会場で思わず「がんばれー!」と叫ぶ。
すると、それに呼応した環や観客の子供達が口々に声援を怪人に送り始める。その声援を受けて莉緒は立ち上がることができ、ヒーローショーは成功を収める。
終了後、急に自分を変えることはできないし、今後もみんなを頼っていいかと海美に訊かれた可奈は、それを笑顔で快諾するのであった。
第25話
志保の回想内に登場。
第26話
同じく志保の回想内に登場。第13話で志保を救った可奈たちの行動を受けた志保が、今度は逆に星梨花を救おうとしている場面が描かれている。
第26.5話
前述の通り、可奈が初めて一切登場しない回となった。
8巻
第27話
星梨花が出演する定期公演の日、公演に来た星梨花の父親の元を志保や海美と共に訪れる。彼は第24~25話で星梨花にアイドルを辞めさせようとしており、志保らの説得で第26話に一旦結論を保留としたところであった。
可奈は、第3話で星梨花から聞いた「知らない世界を知りたくて」というアイドルになった動機のこと、そしてその夢を叶えさせてあげるためにこれからもアイドルを続けさせてほしいと星梨花の父親に頼み込む。
そして公演終了後、星梨花の父親はアイドル活動を続けることを容認する姿勢を見せ、可奈らは安堵の表情を見せた。
第28話
星梨花や海美と共に、志保から「ユニットの方向性をどうすべきか」の相談を受け、皆で考える。結果的に方向性まではまとまらなかったが、「ちゃんと考えて行動する」「困ったらみんなと話し合う」「目の前のことを精いっぱいがんばる!」というアイドルとして前進する方針を策定した。
第29話
1週間連続公演まであと4日。両親が諸事情で不在のため、エミリーの家にひなたと共に泊まることになる。
ファンレターでわざわざ宿や新幹線を予約して来るファンもいることを知り、一人暮らしでちゃんと自律できているひなたと比べて夏休みでだらけている自分を反省し、また第20話での恩返しもできていないことを悔やむ。
その後、ひなたがスカウトされた経緯、ひなたは立派なアイドルになるまで家族とは会わない覚悟だったこと、しかしながらエミリーに再三説得されて家族を今回の公演に招待したことを聞く。ひなたの言う「立派なアイドル」になれているかは怪しい上に、台風の接近で来場客が減ることも考えられるが、とにかく今回のライブを全力でやり切ることを可奈は誓ったのであった。
翌日(公演3日前)は歌織と紗代子と共に歌の特訓。いつも以上に気合が入っている様子だった。
第30話
公演2日前、1日目メンバーのClover、ひなた、エミリーと共にPに呼び出され、台風接近のためライブの中止が決定したことを伝えられる。家族との再会の機会を奪われたひなた、それを受け入れられないエミリーを筆頭に、一同は悲壮感に包まれる。
そんな中、昨年の台風の時に春香らの歌に勇気づけられたことを思い出した可奈が口を開く。
「何か…できないかな?」
悲しいのは自分達もファンも同じ。アイドルは皆を笑顔にするものだから、ライブが中止でもファンの為に何かできないかという提案であった。Pも乗り、代替企画について話し合いが始まる。
極限の悲しみの中にあっても可奈がブレークスルーとなる一言を発することができたのは、第28話で「ちゃんと考えて行動する」「困ったらみんなと話し合う」「目の前のことを精いっぱいがんばる!」という前に進む方法に、このような状況においても忠実になることができたからだった。
そして、ライブ等の様子をまとめた「ミリオンスターズ特別動画」を配信することに決定する。翌日(公演前日)に収録を行い、さらに翌日、配信の日を迎える。その最中には、可奈も両親と思しき人物(※未確定)と共に動画を観ている様子が描かれている。
動画の最後のMC。志保にコメントを振られ、スタッフや視聴者に感謝を述べた可奈は、続けて「あきらめなければ夢は叶う そんなことばかりじゃないですけど」「それでも立ち止まらず一歩を踏み出してよかったと思います」と、行動を起こして観客に笑顔を届ける機会を作ることができたことの喜びを嚙み締める。
そして、これからも仲間と共に「みんなの心に元気や楽しいを届けられるそんなアイドルを目指して 矢吹可奈は猪突猛進前に進んでいきます!」と抱負を高らかに宣言し、4人で最後の楽曲の名を告げる。
「Clover Days」
「ねえ 雨の中で 光届けて 一緒に 笑っていようよ」
全世界のファン、アイドルやその家族、被災者等に、文字通り豪雨の中で笑顔を届けることに成功した可奈達。目の前にファンはいなくとも、その表情は充実感で溢れていた。
翌日(公演2日目)、台風一過で快晴の東京。もう1日台風が早く来ていたら…と惜しみながら志保らと共に劇場に移動していると、その姿をファンに発見され、前日の動画のお礼を言われる。
そして、ひなたの事情を聞いた律子らから、彼女らがテレビ番組の収録で獲得した旅行券を与えられた可奈達6人は、4日後(公演6日目)、北海道の空港の到着ロビーに立っていた。
9巻以降
第33話で、ひなたの地元の夏祭りのステージにゲスト参加することになる。
詳しくは単行本発売以降に追記します。
余談
第2話冒頭で登場する可奈の中学校の先生はGREE版HR「証明でSing! 矢吹可奈」に登場する先生とビジュアルが酷似している。
第2話冒頭にて、通っている中学校から劇場に向かう為に大倉山駅(東急東横線)に酷似した駅を利用している描写があり、劇場版での描写などと合わせて神奈川県横浜市港北区在住ではないかと推測されている。
関連タグ
アイドルマスターミリオンライブ! Blooming_Clover シアターデイズ