蟻娘

ありむすめ

蟻・白蟻之形を含んだ女の子。

概要

蟻・白蟻之形を含んだ女の子。

蟻は蜂と同じく真社会性の社会性昆虫であり、産卵を行う女王アリと不妊階級である働きアリ・兵隊アリが存在する。

巣の構成員のほとんどが雌であるため、生物学的に正確な描写をすれば擬人化の際に自然に虫娘となる。

女王アリはセクシーであったり母性あふれる姿に（後述のシロアリ娘の場合グロテスクに描かれることも）、働きアリ・兵隊アリはアマゾネスや、中性的な軍人・戦闘員のように描かれる。さらにロボ娘を思わせる虫寄りの姿で描かれる場合も多い。

また働きアリは勤勉で働き者のイメージがあり、自分よりも大きな食料を運ぶ力を持つことから、真面目や怪力娘としての属性も持ち合わせている。

創作作品においては虫同様に蟻酸やフェロモンを生成する能力を持ち、社会性を利用して大企業の社屋内や、学校の生徒会、団地の自治会など、ヒエラルキーがはっきりした閉鎖的な集団を支配することがある。

虫についてあまり興味を持たない西欧においても、ギリシャ神話やイソップ寓話などに登場するなど身近な存在で、他の虫よりも擬人化されやすい存在であるといえる。

なおシロアリは不完全変態のゴキブリに近い別種の昆虫であるが、擬人化されたものは同じく蟻娘とされることが多い。

近年の研究によるとアブラムシ娘やシジミチョウ娘の身の安全を確保する代わりに、甘い汁（物理）をもらう共生関係であることもあるのだとか。