概要
「ウマ娘プリティーダービーseason2」で新たに登場する、トレセン学園内のチームである。
メンバーのうちナイスネイチャは既にseason1で登場していたが、所属チームが判明していなかった。
2期1話~3話でツインターボ、イクノディクタス、マチカネタンホイザが一話ごとに順に加入して現在のメンバーとなっており、当初はチームといってもナイスネイチャと南坂トレーナーの2人だけであったようである。
チーム名のカノープスはりゅうこつ座の一等星であり、地球の夜空に輝く全ての星々の中でもシリウスに次いで2番目で、太陽も含めると全天で3番目に明るい星である。
決して1番ではないが、それでも普通の一等星より強烈な輝きを放つ“夜空のスター”として名付けられたと思われる。あるいはチームのキャプテンが3位に定評があるためか。
メンバー
所属するウマ娘はのモデルはいわゆる「善戦ホース」と呼ばれるなど、強烈な個性を放って重賞戦線を盛り上げた競走馬たちである。
最後までGⅠタイトルには手が届かなかったものの、GⅠ馬達に勝るとも劣らない人気を博した名脇役が揃っている。
担当トレーナー
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カノープスの顧問兼指導員を務めるおそらく若手の男性トレーナー。
担当するウマ娘にも時折丁寧語で接する穏やかな性格で、基本的には教え子たちに押され気味。
メンバーの現状に合わせた基礎トレーニングを重視しているようだが、スピカの偵察や堂々巡りの会議ばかりにかまける彼女たちに手を焼いている。
一方でイクノの連戦スケジュールを組んでいる事にもなるので、それなりのマネジメント能力もうかがえる(ネイチャが作中見せた行動を考えると担当ウマ娘に出場したいレースに関して押し切られてもいるようだが)。
また、彼自身「うちのチームだって出来ることを証明したい」と勝利への意欲も持ち合わせている。
映像機器のスキルも持っており、故障したトウカイテイオーの現役引退を思い留まらせたいカノープスのメンバーの要望を受け入れ、テイオーのサヨナラライブ本番で放送ジャックを敢行。
同時刻に強敵との重賞レースへ挑むターボの激走を会場のスクリーンに流してテイオーの心を揺さぶり、結果的に引退撤回に結びつける活躍を見せた。
温厚な人柄やネイチャとの付き合いの長さから、モデルとなったナイスネイチャ号の競走馬時代に寄り添った馬場厩務員に思いを馳せる声もある。
所属ウマ娘
ちょっぴり卑屈で、キラキラした存在を遠目に見がちなウマ娘。3位を自らの妥当位置とするも、1位を目指し様々なレースで善戦を見せる、まさに名脇役。
チームカノープスのキャプテンを務める。
わがままでお調子者、ちょっぴり稚気な性格のウマ娘。走りは大逃げ命の向こう見ずな猛ダッシュをかますが、「逆噴射」でヘロヘロになってゴールする姿がよく見られる。ナリタブライアンのイベント戦にも登場しているが……
アニメにおいては「産経賞オールカマー」のレースでトウカイテイオーの復活に大きく貢献した。
「鉄の女」と呼ばれるほどの強靭さを持つウマ娘。尋常ではない数のレースに参戦した。
理論的な性格ではあるものの、その正体は「レースに出まくって強くなれ」理論の脳筋。
メジロマックイーンとルームメイトでもある。
どこか天然で、おっちょこちょいなところが目立つゆるふわウマ娘。
自分の頑張りを「普通」と評するも、その努力はまさに人一倍。
アプリのイベントミッション画面における、「えい、えい、むん!」はもはや彼女の代名詞的セリフ。
各メディアにおけるチームカノープス
アニメ(第二期)
2期での主人達が所属するチームスピカをライバル視しており、「打倒」を目指している。
ただしライバル視はしていても食堂で一緒にご飯を食べたり励まし合ったりと、メンバー間の仲は良好。というか、メジロマックイーンとイクノディクタスに至ってはルームメイトでもある。
レースでの成績は本人らも「惜しい所までは行ける」としていて、順位だけで見ればそこまで振るっていないものの数多くのレースに出場している。
また後述の通り若干ズレた会議などもしているが、勝つためには「トレーニングだ」と意気込み、そして出場したレースやスピカに対する勝利への意欲に関してもしっかりと作中で描かれている。
ゲームアプリ
ゲームにおいては「チームカノープス」という名前は登場していない(※1)が、この4人は様々なシーンで一緒に登場している。
期間限定イベント「Brand New Frends」ではメインのキタサンブラック、サトノダイヤモンドの先輩として4人全員がストーリーに登場。他ダイタクヘリオス、メジロパーマーも巻き込みながら、ストーリー内でちょっとした騒動を巻き起きした。
このストーリーで両手を交互に上げながら踊るツインターボが何故か人気を呼び、New Orderなどの楽曲に合わせて踊る動画が何故か流行。ツイッターなどで一時期多く見られた。
現在はイベントは終了しているが、「ストーリー」の「エクストラ」から他イベントストーリー同様に視聴が可能。全8話フルボイスでお楽しみいただくことができる。
またこのイベントで、ナイスネイチャ(SR)、マチカネタンホイザ(SSR)の限定サポートカードが入手であった。
それ以外にサポートカードでもイクノディクタスのSRサポートでターボとマチタンが同時に描かれていたり、イベントではナイスネイチャとマチカネタンホイザが普通に一緒にいたり、なにかと一緒にいることが多い。
(※1)「チームスピカ」もあるにはあるが、メインストーリーに既にゴールドシップ、メジロマックイーンがチームシリウスに所属しているため、事実上、「アニメとは違う世界線のウマ娘世界」ということになっている。
OPに登場するレースの元ネタ
カノープスのメンバーのレースシーン(動画の0:57~1:05)には、元となった競走がある。
ナイスネイチャ
「そしてナイスネイチャがやってきた!
ああ~っ、ウイニングチケットがもがいている!」
1着:ナイスネイチャ(松永昌博)
5着:ウイニングチケット(柴田善臣)
※開催当時はGⅡで走行距離は2000mであるが、ウマ娘達はGⅠのみ着用する勝負服を身に纏っている。
マチカネタンホイザ
1995年 高松宮杯(当時GⅡ)
「内からアイルトンシンボリが突っ込んで、マチカネタンホイザ!
外からマチカネタンホイザ!マチカネタンホイザ!」
1着:マチカネタンホイザ(柴田善臣)
5着:ヒシアマゾン(中舘英二)
※この年までGⅡ。翌1996年にGⅠに昇格し、距離が1200mに短縮。1998年に「高松宮記念」に改称された。
イクノディクタス
「外からまたまたイクノディクタス!外からまたまたイクノディクタス!」
2着:イクノディクタス(村本善之)
8着:ニシノフラワー(河内洋)
10着:メジロパーマー(山田泰誠)
※1991年はメジロライアン、1992年はメジロパーマーと来て、1993年はメジロマックイーンが勝利したことで、3年連続でメジロ軍団が勝利した。(しかも3頭とも同い年)
その事から「メジロ記念」と言われた事もあった。
但し名義が異なり、メジロ牧場で生産されたライアンとパーマーは「メジロ牧場」名義、他の牧場で生産されたマックイーンは「メジロ商事」名義である。
ツインターボ
1994年 有馬記念
実況:佐藤泉(ラジオNIKKEI)
「ツインターボの先頭はここで終わり!」
1着:ナリタブライアン(南井克巳)
2着:ヒシアマゾン(中舘英二)
5着:ナイスネイチャ(松永昌博)
13着:ツインターボ(田中勝春)
取消:マチカネタンホイザ(柴田善臣)
※ナイスネイチャは前年まで3年連続3着だったが、ライスシャワーに阻まれた。
※マチカネタンホイザは、蕁麻疹を発症したため、出走取消となった。レース直前に食べた飼い葉に蜘蛛が紛れ込んでいたためとする噂もあるが出典は定かではない。
なお、この4つの競走すべてに出走しているのはシンボリルドルフ産駒のアイルトンシンボリただ一頭。
実はこのアイルトンシンボリも善戦ホース仲間で、この4レースも全て掲示板を確保していたりする。
(94年高松宮杯4着(岡部幸雄) 95年高松宮杯3着(藤田伸二) 93年宝塚記念5着(柴田政人) 94年有馬記念4着(岡部幸雄))
余談
ところで、アニメのseason1の設定では「ウマ娘が5名所属していないチームは、レースへの出走登録は出来ない」とされている。
それにもかかわらず、メンバーは度々出走していることになる。
アニメSeason2制作にあたって、上記設定がうやむやになったのか、アニメには未登場の文字通りの「ダークホース」メンバーが所属しているのか…。
G1を勝利できていないことから弱いと言われがちだが、そもそもG1に出れるということ自体が栄誉であり、5着以内に入れば速い部類で、(ツインターボ以外は掲示板に何度か入っている)そもそも、G2、G3といった重賞を勝利できれば十分名馬。
競走馬の中にはG3さえ走れずに地方へ飛ばされたり、引退を余儀なくされるウマも多い為、G1を何回も出ているカノープスはそう言ったウマからすれば羨ましがられる側なのだ。
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