リットリオ(艦隊これくしょん)
りっとりお
史実の戦艦については『リットリオ』を参照。
図鑑データ
艦名 | Littorio(リットリオ)→Italia(イタリア) |
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図鑑No | 241→246 |
艦級 | Vittorio Veneto級2番艦 |
艦種 | 戦艦 |
CV | 久野美咲 |
絵師 | じじ |
「Vittorio Veneto級戦艦 2番艦 リットリオです。火力と速度には自信があるの。
よろしくお願いしますね。」
(註)ヴィットリオ・ヴェネトと同日に起工されたため、一部資料では「リットリオ級1番艦」とされる場合もある(進水と就役は、ヴィットリオ・ヴェネトのほうが先なので、一般的には2番艦扱いだが)
イタリアの本当の力、お見せします!概要、抜錨します!
2015年4月28日のアップデートにて実装された海外艦の一人であり、同日に開催された2015年春季イベント『発令!第十一号作戦』のE-4『決戦!リランカ島攻略作戦』のクリア報酬。
現時点では建造・ドロップによる入手は不可能だが、2015年12月8日のアップデートから一定の期間までは西方海域のExtra Operation『深海東洋艦隊漸減作戦』にてドロップ入手が可能となっていた。
アーケード版では前述の深海東洋艦隊漸減作戦(4-5)のドロップとイタリア艦協力の条件付きで大型艦建造から入手できる。
なお、イタリアは1943年9月8日に連合国に降伏、同年10月13日にはドイツに対して宣戦布告している為、同時期に就役していたプリンツ・オイゲンにとっては一年ほどの間、敵国艦であった間柄となる。とはいっても、降伏後のリットリオ(改名してイタリア)は事実上の抑留状態にあり、枢軸側艦船と戦う機会はなかったが……
日本に対しても一時期は敵国となっていたが、日本に対して宣戦布告したのは1945年7月15日と終戦も間際のことだったので、その時に生き残っていた日本の艦は非常に少ない(こちらも、航続距離の短いヴィットリオ・ヴェネト級が太平洋まで回航される可能性は、皆無に等しかった)
ゲーム中での表記は「Littorio」。
Lv35での改造(要改装設計図)によりイタリア(Italia)と改称する。改装により名前の変わる艦は過去に三例存在するが、同一艦種かつ所属国が変わらないまま改名する点では初めて。
なお、艦名の変化の理由は1943年にムッソリーニが失脚した為であり、ファシスト党の影響を多分に受けた名前を残しておくことが出来なかったのである。
改装後の名前「イタリア」が固有名詞として非常に使いづらいせいか、改装後の姿を描いたイラストにも改装前の「リットリオ」タグが付いている場合が多い。
性能ですね…やってみましょう。このリットリオに続いてください!
イタリア海軍は地中海という狭い範囲内での活動に終始した為、各種性能を高める代償として航続力を犠牲にした設計を施しており、当時としては最新鋭ということもあってカタログスペックは軒並み高水準。具体的には各スペックが改(イタリア)の時点で金剛型戦艦改二に匹敵するものであり、特に耐久、火力、回避、索敵に優れており、速度も「高速」と都合がいい。ただし戦艦の中では装甲は低めである。
また、無装備の状態で射程が「超長」の為、初っ端から先制攻撃を叩き込める。逆に言えば射程調整が出来ないともいえるが。
後のアップデートで、妹のローマともども、高速戦艦カテゴリとしては唯一、水上爆撃機および水上戦闘機を運用可能な艦級となった。
これによって、ルート固定や参加条件等で高速戦艦以外の大型艦を投入できない場合でも、彼女らを投入することで、ある程度の制空能力を期待できるようになった。
実際にイタリア海軍が運用していたRo.44水上戦闘機が原型機であるRo.43水上偵察機とほぼ同一の本体でありカタパルト射出が可能であったこと、また爆装も可能な戦闘機Re.2000の大型艦向けカタパルト射出仕様が実際にロールアウトしたことを反映した仕様と思われる。
だが、史実での航続距離は、南太平洋への外征を企図した日本の高速戦艦である金剛型、同じく大西洋での通商破壊を視野に入れていたドイツのビスマルク級と比べても半分以下であった。それに倣ってゲームでの燃費は大変に悪い。特に燃料消費はビスマルク以上であり、弾薬と合わせた資材消費は長門型の1.2倍である。まあ日本にはその更に上を行くガスガズラーがいたりするが。この辺は「地中海での制空・海防さえ保持できれば良い」というイタリアの防衛事情と、根っからのスピード狂であるイタリアン魂の為せるところなのだろう。
このように“ハイコスト・ハイリターン”という、大変にピーキーな偏り方をしている。
日本の戦艦娘と同じように使い方次第で輝きもするし腐りもするので、うまく使いこなしてあげよう。
容姿?置いて行くわよ?戦艦リットリオ、出撃します!
腰まであるウェーブのかかった明るい茶髪を後ろでアンダーポニーに結んでおり、タレ目気味の目は明るい茶色。
頭の上には艦橋を模した白いカチューシャを被り、それに挟むような形で右前頭部あたりに二枚の黒い羽根のような飾りが付いている。
服装は肩甲骨のあたりから腰までの背部がざっくり開いたノースリーブの襟シャツを着用し、首には赤・白・緑のネクタイ。また、ネクタイピンのように円盤状の装置が取り付けられており、ここから伸びた金鎖が脇辺りにあるシャツのピン飾りにとめられている。
袖は分離しており、二の腕あたりに返しが出来ており、二の腕にある半円リングによって固定されている様子。肩や腋が完全に露出している。中破すると胸まで…
腹部には灰色に薄緑色のエッジ模様の入ったコルセットのようなものを着用。みぞおちの下辺りから右腹部に2つ、左に一つ金鎖がピンで止められており、その垂れ下がった先にそれぞれ錨が付いている。
下は白と緑のラインの入った赤いミニスカートを履き、白地に赤の縞模様が入ったニーソックスを白いガーターベルトで留め、両上腿外側にはネクタイピンと似たような装置が取り付けられている。
足にはサンダルのようなものを履いており、アキレス腱あたりにかけた紐ですっぽ抜けないように固定されている。また、左足首のあたりにも何やらバンド状の装置がある様子。
全体的にイタリアントリコロールを意識したカラーリングであり、戦艦娘らしく胸囲の戦闘力はかなりのもの。と言うより戦艦娘の中でもかなりの上位バストサイズである。だが、下着の着用は確認出来ず、少なくとも上は着けていない疑惑が強い。
艤装は背後から第10肋骨のあたりを挟みこむように固定具が装着されており、その先に煙突の乗った基部を装備。
この固定具後方外側には楕円盤状の砲座と連結するアームが伸びており、砲座の上部には右に前後で2基、左後部に1基の三連装砲が搭載されている。また、砲座後部は一段高くなっている。ちなみに左砲座前部にはクレーンがのっており、後部の三連装上には機銃が2つ付いている。
一部の提督からはピザ生地呼ばわりされている砲の上に載せられたオレンジ色の物は救命ボートである。
砲座ユニットの前下部には更にアームが付いており、その先に縦に割られたような艦首ユニットがジックアームのように付いている。ちなみに甲板には紅白縞模様が施され、喫水線下は緑色に染められている。
分かりにくいが、砲座ユニット後下部にはプリエーゼ式水中防御隔壁が取り付けられている。
イタリア
所謂リットリオ改のこと。Lv35+改装設計図で改造可能。
リットリオの時は甲板は赤白に塗装されているが、改造してイタリアになると黒く塗り直されるほか、各所に黒と白の迷彩が施されるようになる。
基本的な容姿は以前と一緒だが、艤装が少しパワーアップ。
まずカチューシャ左側に拡声器のような形をした電探(?)がマジックアームの様に伸びている。また、両砲座前部外側面には迫り出すように「OTO 152mm三連装速射砲」が1基ずつ追加。両砲座後部外側面にも迫り出すように「90mm単装高角砲」が3基ずつ、計6基追加された。
腹部の一番右側にあった錨は鎖ごとオミットされている。
提督、夏ですね。ご一緒に海に行きましょう。
2015年7月3日の小規模更新で初夏限定ボイスが実装され、続く7月17日の更新で何隻かの艦娘達と共に夏服(水着)姿が実装された。
真っ赤なビキニの水着なのだが、胸部装甲を覆う布がチューブトップ状になっており、かたちの良い南半球がチラ見えしている。赤と白のストライプのパレオから覗くふとももも眩しい。
イタリアに改装していると、パレオが緑と白のストライプに代わり、さらにそれを腰から外して両腕に掛ける。
艤装は腕に主砲を一門ずつ着けた軽装状態であり、髪飾りにハイビスカスを差し、右手にはメロンソーダかサングリアらしき飲み物の入ったグラスを持つなど、気分はまさにバカンス状態。
地中海っていうより、もう南国リゾートです。
中破時には水着が破れかけて右側がポロリしそうになっている。ディ・モールトベネ……
ちなみにこのグラフィックで弾着観測射撃カットインが発動すると、ちょうど水着の部分が隠れ、まるで裸のように見えてしまうことが話題となった。
なおこのメロンソーダ(orサングリア)、なにげにストローが二本差しだったりする。
二本差しそのものはよくあるサービスだが、夏季ボイスで提督を一緒に泳ぎに誘っていることからもついつい邪推が働いてしまうというもので……
2020年夏、艦これアーケードの期間限定ドロップイベントのトップバッターとして実装された。
これなら性格にも負けませんね!うふふ♪
見た目のゆるさを裏切らないおっとり系で、ボイスものんびり。
提督に対しては好意的で、「コレが日本の挨拶! なんて…なんて地中海的な!」と謎の感動をしたかと思えば、直後に「って、提督! もう…怒りますよ?」とノリツッコミして怒っている。
末っ子のローマのことを何かと心配しており、我慢できずに職務中に抜け出して安否確認に行ったりもする。
料理の腕には自信があり、時報では頻繁に提督に地中海のワインやボリュームたっぷりの美味しいイタリア料理を振る舞っている。そういえばどこぞの空母も似たようなことをやっていたような。
故郷を「パスタの国」と称し、自分もパスタが大好物であり、提督と一緒にモリモリ食べている様子。そのせいか、改になると体重を気にする台詞も…
提督もそれらを平らげるなどかなりの健啖家のようで、彼女も大満足のご様子。カロリーが凄いことになりそうだ…また、2015年05月18日のアップデートで鎮守府カウンターバーに山盛りのパスタとピッツァ、赤白ワインボトルが並ぶようになった。
どこかの戦艦の艦橋は芸術的らしいが、同じ評価をしているドイツ艦には史実の経緯から気まずそうな微妙な反応を示している。
史実では彼女の設計顧問であるプリエーゼ造船中将は扶桑型のパゴダマストを「演習には便利でも実戦向きではない」と評し、簡素かつ頑強な構造の艦橋に拘った為、艦橋への憧れは厳しい産みの父への反発とも取れる。
妹共々、ドイツ軍の誘導爆弾フリッツXにはトラウマがある様子で、これはイタリアが連合国側に降伏し、かつての同盟国であったドイツに宣戦布告した際に爆撃機からローマ共々フリッツXによる爆撃を受けた為であるが、彼女はどうにか轟沈を免れ、終戦を迎えている。