「貴様等の動きも武器も、全て調べ尽くした!この俺に指一本触れる事すら出来んぞ!?次にどういう攻撃に出るか…全て分かるからな!」
CV:成田浬
概要
バットバス魔人部隊の一員でモノクロの身体にチェスを思わせる市松模様が随所に見受けられる騎士の姿をしている。
その最大の能力は名前通りのコピー能力であり、相手を分析する事でその武器と技を完コピしてしまう。コピーした武器や技を使用する際は「○○モード!」と言う台詞と共に額の色が変わるのが特徴。
ちなみに劇中で彼が使い分けたモードとコピーした技は以下の通りである。
モード | 武器 | 技 |
---|---|---|
レッドモード(赤) | 星獣剣 | 炎一閃 |
ブルーモード(青) | 獣撃棒 | 獣撃破 |
グリーンモード(緑) | 無し | ガルコンフライ、キバショット |
イエローモード(黄) | 無し | ガベリックラン |
ピンクモード(桃) | 無し | ガットクロー |
黒騎士モード(黒) | ブルライアット | 黒の一撃 |
獣装光モード(金) | 閃光星獣剣 | 銀河の戦光 |
ギンガイオーモード(銀) | 銀鎧剣 | 無し |
ギガフェニックスモード(青) | ギガニックブーメラン | 無し |
良くある猿真似かと思いきやギンガの光による武装や技まで完コピしてみせるところからもかなり脅威的な能力なのだがコピー出来るのは色に対応する相手の特技である為、相手に全く違う動きや戦法を取られると対応出来ないという致命的な弱点を抱えている。
魔獣ダイタニクス復活のため、劇中で遂行した任務は星獣の心臓を移植する事で魔獣ダイタニクスを復活させるべく、そのために先の妖帝イリエスとの決戦時に重傷を負ったゴウタウラスを捕獲するというものであった。
劇中での活躍
例によって魔獣ダイタニクスを復活させるべく、バットバス魔人部隊は次なる作戦に動き出していた。今回出撃するのはゴビースである。
ゴビース「俺達は」
ヤートット『バットバス魔人部隊!』
ゴビース「頭足りない?」
ヤートット『ギンガマン!』
ゴビース「クールなのは?」
ヤートット『俺達だ!』
恒例のシュプレヒコールが終わるとビズネラが何時もの様に今回の作戦を発表。それは星獣の心臓を魔獣ダイタニクスに移植すると言う内容だった。そして先のイリエスとの決戦で負傷したゴウタウラスを魔人部隊はターゲットに定める。
バットバス「良ぉし、行って来い!但し!作戦失敗した奴は!?」
部隊一同「テメェで頭を食い千切れ!」
何時ものバットバスの檄を受け、ゴビースは出撃。ヤートットと交戦する黒騎士を分析すると、持ち前のコピー能力によって完コピしたブルライアットの射撃と黒の一撃で黒騎士を攻撃する。遅れてギンガマンが救援に駆け付けるも、同じ様に彼らの武器や技をコピーして圧倒、獣装光モードによる銀河の戦光で敗退に追い込む。
ギンガマン達を退けた後、改めてゴウタウラスの捜索を再開するも、既にゴウタウラスはゼイハブへの復讐に燃えるブクラテスがヒュウガを抱き込むべく人質に取っていた為、一向に見つからない。業を煮やしたゴビースは山を爆破する事でいぶり出そうと目論むが、その矢先に駆け付けたギンガマンと再戦する。
例によってコピー能力で応戦するゴビースだったが、ギンガマン達は既に「コピー出来るのは色に対応する相手の武器と技だけ」という自分の弱点を見抜いており、ヒカルの一言で思い付いたハヤテの案によって、5人は異なる武器と技で攻撃して来る。さしものゴビースも相手に普段と全く違う動きをされては対応出来ずに翻弄されるばかり。そして機動馬ガレオパルサーに乗ったレッドから止めの獅子の装光を受け敗北してしまう。
直後「作戦変更!」とバルバエキスを飲んで巨大化。
コピーした銀鎧剣でギンガイオーを斬り付け、変幻自在の技を誇るギガフェニックスのギガニックブーメランもコピーして応戦するが、これに対してギガライノスのギガンティスバスターで攻撃するギガフェニックスの戦法に対応できず、相手に射撃に怯んだところへ超装光ギンガイオーの銀河大獣王斬りを受けて爆散した。
余談
モチーフはチェスとコピー機。そして名前の由来も「コピー」の『コ』の字に濁点を付け、『ピ』の半濁音も濁点に置き換えている。
声を演じた成田氏はスーパー戦隊シリーズ出演は今作が初となる。成田氏はそれから5年後に『仮面ライダー555』でコーラルオルフェノク、続く6年後には『仮面ライダー剣』でエレファントアンデッドの役で出演した。
今エピソードでゼイハブへの復讐を誓うブクラテスにゴウタウラスを人質(星獣質?)に取られたため、次回以降からヒュウガはリョウマたちと再度引き裂かれる事となる。
自身のコピー能力による攻撃の幅を広げるためかゴビースは劇中で過去の魔人達の戦いの映像を見ていた。映像に登場したのはサンバッシュ魔人団のコルシザー、ドルマー、トルバドー、ドレッドレッダー、そしてイリエス魔人族のデスフィアスだったのだが、ブドー魔人衆の魔人達は1体も出て来なかった(一応「単に尺の都合で割愛された」と解釈したファンも少なくはない)。イリエス程では無いにしてもゴビース、或いはバットバスもブドーの事を疎ましく思っていたのだろうか?
まぁ、バルバンの4大軍団は基本的に仲が悪く、何時もいがみ合ってばかりだから自軍以外の連中は皆疎ましく思っていたのかも知れないが、それでも彼らの映像を見ていた辺り、サンバッシュ魔人団やイリエス魔人族の面子の事は内心どこか認めている部分はあったのかも知れない。
にも拘らず、ブドー魔人衆だけが蚊帳の外である事を踏まえると改めて、ブドー魔人衆がバルバンという組織の4大軍団の中で如何に異質且つ異端な存在であるかがこの辺りからも窺える瞬間であった。
関連タグ
星獣戦隊ギンガマン 宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)
ゲルトゲルト:同じくモチーフに騎士が含まれている。
ドルイドン族:21年後のシリーズの敵組織で、こちらもチェスがモチーフに含まれる。特に顕著なのはチェス盤を思わせる市松模様の盾を持ったドルン兵。
イミテイションのサロゲDT:天装戦隊ゴセイジャーの怪人で、こちらも相手の技や戦法を完コピして対抗してくるが、倒され方も一緒である。