「ギヅザジラス？パ ゲリザギバスゲゲル(ゲリザギバスゲゲルはいつ始まる？)」
「これを読み終える頃には元に戻る」
「ベルスグギギ クウガ(眠るがいい クウガ)」
データ
| 身長 | 207.0cm |
|---|---|
| 体重 | 168.0kg |
| 特色/力 | 飛行能力、吹き矢による狙撃 |
| 人間態/CV | 高尾晃市(たかおこういち) |
| 登場話 | EPISODE 23「不安」、EPISODE 25「彷徨」、EPISODE 26「自分」 |
概要
ゲリザギバスゲゲルを最初に開始したゴ集団のグロンギで、警察からは未確認生命体第37号と呼称されている。
グロンギの中でも博識らしく人間の文学に興味を示しており、劇中ではフランスの小説家アルベール・カミュの全集を読んでいた。メ・ガリマ・バの実力を「バババ・バグシパギギ(中々筋はいい)」というドルドに対して、彼女を冷静に見定めていた。
東京23区の上空を50音順に移動し、各地区の人間を9人ずつ殺害して回る（つまり207人殺す）というゲゲルを行った。
その最中交戦した緑のクウガに「五感が研ぎ澄まされるため痛覚もめちゃくちゃ上がる」という弱点(あくまで一説に過ぎないが)を突いて攻撃を仕掛けて変身解除させるなど、知恵に長けた一面も見せていた。
フクロウは鳥類の中でもカラスに並ぶ高い知能を持つとされ、ギリシャ・ローマで知恵の神の象徴とされたが、ブウロもそうした特性が反映されたのだろうか。
なおフクロウの怪人だが昼間に活動しているのも、北欧のフクロウには日中に活動する個体が多く、これがモチーフとも考えられる（まあフクロウモチーフで日中行動する怪人は少なからずいたが）。
外見
茶色いフクロウのような風貌で、背中に巨大な翼を生やしている。
人間態はフクロウの目のような丸いサングラスをかけ、知的な雰囲気を持った青年。
能力
背中の翼を用い、空中を高速で飛行する。そのスピードはヘリコプターでも捕らえきれない程。ズ・ゴオマ・グやメ・バヂス・バのような「飛行の際に特殊な音波を出す」という特徴も無いため、警察による居場所の特定は困難となった。
ちなみに翼は時間さえかければ再生する。
身体の装飾品を変化させた吹き矢筒で、体内のペリット(鳥類が排出する未消化物)を針状にした物を発射し、標的を射殺する。バヂスと異なり連射も可能で、高い視力と精度により、「弾を心臓の表面で停止させ、心筋梗塞を引き起こさせて殺す」という只でさえ常軌を逸した所業を高所から行っていた。
ゲゲルの際には標的を痛みも目立った外傷もなく殺しているが、威力さえ調整してしまえばクウガでさえ血が飛び散るほどの代物になる。
活躍
ラ・ドルド・グが、メ・ガリマ・バのゲゲルを見ている最中に姿を見せた。
超スピードでの連続狙撃により、わずか5時間で126人もの犠牲者を叩き出す。さらに効率を重視してか橋の上に集まっている通行人を狙うなどの頭脳プレイも見せた。
途中、クウガと警察に攻撃されるも吹き矢で迎撃し、クウガの左腕を撃ち抜くも、苦し紛れに放たれたライジングブラストペガサスで左翼を撃ち抜かれて落下。封印エネルギーが霊石に達する前に自ら翼を引っこ抜き、下にたまたま停めてあった乗用車をクッション代わりに着地、そのまま歩いて立ち去った。逃走を図るというでもなく、立ち去ったというのがいかにもゴ集団らしいところだ。
その後ゴ集団のアジトに戻り、傷が癒えるまで本(カミュ全集のペスト)を読んで療養するという余裕綽々な態度を見せ、翼が生え揃った後は再びゲゲルを開始。
しかし偶然目撃されたことで連絡を受けた五代が変身して地上に駆けつけ台東区柳橋付近で戦闘になる。追撃をかけたクウガを吹き矢で撃ち殺そうとするが全て躱され、ライジングペガサスボウガンで滅多撃ちにされ、空中で大爆発した。
HEROES版
「……僕のゲゲルは スマートに行くよ」
パイプを燻らせている民族衣装風の服装の青年。
それ以外にもデザインが大幅に変更され、鷲鼻、十字型の瞳孔の眼など、その言動も併せて不気味な印象を感じさせる。怪人態も同様に原作からガラリと趣向を変えており、マスクがフクロウの頭と頭蓋骨を合わせたようなデザインになった。翼は普段は収納しているようで、必要に応じて展開される。
『スマート』をモットー兼口癖としている。
ジイノの次のプレイヤーとして指名されるが、直後に先代のバルバとの戦いで消耗していたバルバが行動不能となり、ゲゲルの開始が不可能になってしまう。
その後ドルドの助言を受け、バルバの復活に必要な「次代のバルバ」の捜索を行い、発見に成功。
バルバ復活後は、「円」及び「円周率」をモチーフにしたゲゲルを行う。
戦闘スタイルは原典と異なり格闘主体。また、 パイプから出た煙を操る能力を持っており、固形化させて囲いを作ったり、人を模した分身を作ることができる。
原典同様に生命力が非常に高く、体の半分をえぐり取られようが、手足を切断されようが瞬時に再生可能というすさまじい再生能力を持つ(本人曰く、全グロンギの中でトップクラスとのこと)。
公園で子供たちを襲っていた所、実戦投入された仮面ライダーG3と遭遇し、不意打ちにGG-02の砲撃を受けて風穴が開くも、即座に自己再生させて怪人体に変身する。未知の敵相手で思ったように力が出せないのか、G3相手には防戦一方で、不利と見なすやいなや上空に撤退した。
その後、警察とクウガの共同作戦によって誘き出され、クウガをその再生能力で圧倒するも、その場に一条薫がG3を装備した状態で乱入。
二人の連携に圧され、G3の乱入によってゲゲルの条件が満たせない状態になった事もあり逃走を選ぶが、ブウロを逃がすまいとクウガがライジングドラゴンに変身、そのジャンプ力により逃走先に先回りされた後、再生能力以上の速度で正中線上にライジングスプラッシュドラゴンの連打を受け、体を両断された上で首を刎ねられるダメージを負う。
だがそれでも生きており、背後からクウガに奇襲を掛けようとするが、そのタイミングではるかが変身したアギトが乱入し奇襲を阻止、最期の足掻きも無為なものとなった。
「……が……がが……」
「……再生が……間に合わ―」
関連タグ
仮面ライダークウガ 怪人 ライダー怪人 未確認生命体 グロンギ グロンギ語 ゴ集団 ゲリザギバスゲゲル フクロウ
未確認生命体第○号
メ・ガリマ・バ(36号) → ゴ・ブウロ・グ(37号) → ゴ・ベミウ・ギ(38号)
外部リンク
Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI
