概要
仮面ライダーカブトに登場した怪人(宇宙人)軍団「ワーム」の一種で、ブドウにつく害虫、ブドウネアブラムシの怪人。
通常兵器を受け付けない強固な体になっており、両腕の刃と頭部の触手が武器。
胸のドクロマークや眼鏡のような顔立ちはサイボーグ009のスカールがモデルらしい。
下記の2作品に登場した。
『仮面ライダーG』
吾郎「ブドウの害虫は、僕が退治する!」
織田「我々に通常兵器が通用しないことくらい、わかっているだろう!?」
本作では宇宙人ではなく、シェードの改造人間として登場。「ワーム」という呼称も一切登場しない。
シェードのリーダー織田大道の変身した姿であり、配下の蜘蛛男、ザリガニ男、カタツムリ男、ダニ男と共にテレビ朝日を襲撃した。野球に関連するスラングを吐く口癖がある。
5体がかりでシェードを裏切った吾郎を攻撃し、吾郎を屋上から突き落とす。しかし、着地したショックで変身方法を思い出した吾郎は、配下の怪人共を瞬く間に全滅させてしまう。織田は一時人間形態に戻りヘリコプターで吾郎の元婚約者・エリを拉致し、追跡する仮面ライダーGをロケットランチャーで砲撃する。しかし攻撃を躱された上に、Gのライダーブレイクでヘリは粉砕、エリも救出されてしまう。
地面に投げ出されて怪人態に戻った織田は、廃工場でGを追い詰めるも、次元を超えて現れた10人ライダーの応援で気力を振り絞ったGの「スワリング・ライダーキック」を受けて吹き飛ばされ、「まだ……終わってねえぞ!」と叫びながら爆死した。
『仮面ライダーディケイド』
データ
「クロックアップできないお前など、俺の敵ではない!」
『カブトの世界』に登場。仮面ライダーカブトの変身者・ソウジに擬態する。
以後は「弟切ソウ」を名乗り、ZECTを掌握、仮面ライダーザビーの変身者となる。
カブトの攻撃によって負傷・隻眼となっておりカブトを激しく憎む。
クロックダウンシステムを完成させカブトを追い詰めるも、ディケイドの登場によって形勢逆転。最後は「ディケイドメテオ」を食らい大ダメージを受け、カブトとディケイドのダブルライダーキックで原子の塵にされた。
後にスーパーアポロガイストの力で復活を遂げ、最終回でディケイドに襲い掛かるも、仮面ライダーディエンドのライダーキックを受け爆死。
「そもそもこちらで使うものを、仮面ライダーGに流用したのか?」あるいは逆なのかは正確には判明していない。
尚、『身を寄せ合うのは弱い者のする事だ』と吐き捨ててはいたものの、肝心の自分自身が群体生物、そして生態系の中でも弱い生物に位置している『アブラムシ』がモチーフなのは何とも皮肉な話である。
関連項目
ネイティブ(仮面ライダーカブト):Gに出た個体は厳密にはこちらである。
仮面ライダーディケイド カブトの世界 ワーム(仮面ライダーカブト) 弟切ソウ
バッファローロード タイガーオルフェノク パラドキサアンデッド
9つの世界のラスボス
アリゲーターイマジン → フィロキセラワーム → バケガニ(魔化魍)