ゴ・バベル・ダ
ごばべるだ
「確かに今度のクウガは骨があるな。これほど強い拳が有ればたくさんの獲物を殺せるだろうに」
概要
上位のグロンギ・ゴ集団の中でも更に並外れた強さを誇る最強3人衆の1人であるバッファロー種のグロンギ(イラストは「格闘体」)。
警察からの呼称は「未確認生命体第45号」、人間体はB群12号。
人間体はバンダナを巻いた浅黒い肌の精悍な男性で、後述する豪快な殺害方法も含めてどことなくあの帰還兵を彷彿とさせる。
クウガこと五代雄介が初めて対話を行ったグロンギでもある(上記の台詞に対して「何ぃ!」と返しただけだったが)。
彼には挑発と受け止められた言葉だったが、バベルにとっては純粋に実力を賞賛する言葉だったという点が人間とグロンギの違いを改めて浮き彫りにする場面である。
能力
怪力が自慢のパワーファイターで、クウガと同様にフォームチェンジができる。
格闘体
データ
身長 | 213.0cm |
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体重 | 223.0kg |
特色/力 | 形態の変化、両拳の爪(メリケンサックのようなもの)を利用したパンチ |
メリケンサックによる肉弾戦が得意で、正面切っての殴り合いでクウガ・マイティフォームを圧倒するラッシングパワーと、マイティキックにも耐える防御力の持ち主。マイティフォームの装甲をたった一発で殴り潰し、血を噴出させた。
小細工を弄したがらない豪快な性格上、逃げ道をふさいで地下道に閉じ込められた人間をこの形態で次々と殴り殺し、1日強で目標数の9割強の682人を殺害した。
リントの言葉で流暢に喋る他のゴ集団達に比べ口数が少なく、さらに抑揚のない喋り方をする為にいわゆる脳筋っぽい雰囲気だが、「飛び道具を用いない分、標的の数が多く逃げ道を塞ぎやすい場所を狙う」という自身の長短を心得た効率のいい作戦を実行して超スピードでゲゲルの達成に王手をかけているあたり、見た目に反して知能もやはりゴ集団らしく狡猾なものを持っている。
剛力体
活躍
作中では、「地下駐車場の出入り口をトラックで塞ぎ、逃げ場を失った標的を仕留め(一人ひとり殴り殺して)、2日以内に4か所で729人を殺害する」というゲリザギバスゲゲルを白昼堂々と行った(ガドル曰く、バベルが最も得意なゲゲル)。
駆けつけたクウガが、都心部のためライジングフォームが使えない(大爆発を起こして甚大な被害を出す為)のをいいことに、マイティフォームの装甲をメリケンサックで貫通させ、タイタンフォームの装甲を剛力体のハンマーで凹ませてボコボコにする等の高い戦闘力で圧倒するが、絶体絶命の中遅れて駆けつけた一条薫に筋肉弛緩弾を打ち込まれる。
その隙にビートゴウラムで安全な場所まで運ばれ、ライジングビートゴウラムによる「金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック」(by五代)を受けて爆散した(なお命名直後に一条から「長すぎないか?」と突っ込まれている)。
意外にも第42話Aパートだけで倒されてしまった上にライジングフォームとは殆ど対戦していないものの、ゲゲルで殺害した人数がダグバに次いで多い(ガドルは108+数十人、ジャーザが243人に対しバベルは682人)ことやクウガを戦闘力のみでピンチに追い込み(クウガがピンチに陥る大抵の理由はフォームと相手グロンギとの相性)、一条の援護がなければ負けていたかもしれなかったほどの強さを見せつけた事から印象は強い。特にクウガに傷を与えて圧倒するシーンの痛々しさは軽くトラウマものである。
『仮面ライダーディケイド』
第2話の「クウガの世界」に登場。こちらでの呼称は未確認生命体第9号であった(ちなみに原典の第9号はズ・ミウジ・ギ)。
婦警を標的にしたゲギバスゲゲルを行っていたが、ディケイドと戦闘になりディメンションキックを受けて倒された。原典と異なり、穂先が2つに分かれた槍を武器に使用している。