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編集者:便所のドア
編集内容:MCU版に追記(髭について)

ソー・オーディンソン

そーおーでぃんそん

「ソー・オーディンソン」とは、アメリカのMARVELコミックに登場するスーパーヒーローの1人であり、『マイティ・ソー』の主人公。スーパーヒーローチーム『アベンジャーズ』の中心人物の1人でもある。

概要

人間名:ドナルド・ブレイク

本名:ソー・オーディンソン

種族:雷神(アズガルド神)

原作

神国アスガード/アズガルドの神々の王オーディンとミッドガルド(人間界)の女神ヨルズの間に生まれた雷神/戦神。かつての許嫁はシフ。

世継ぎになるべく育てられた彼はアスガード最強の戦士と呼ばれるまでに成長した(後述)。しかし、その強大さゆえに傲慢なまでに増長していたソーは事あるごとに横柄な態度をとるようになってしまった。それを見かねたオーディンは、自分の息子が謙遜を覚える必要があると悟り、ソーの記憶と能力を奪い右足に障害を持つ人間ドナルド・ブレイクへと転生させた。

成人し、医者となったブレイクは子供の頃から何故か北欧神話に心引かれ魅了されてきた。そして休暇でノルウェーに旅行をするが、その旅先で地球へ侵攻してきた土星人の先遣隊に遭遇する。洞窟に逃げ込んだブレイクであったが、入り口を塞がれ閉じ込められてしまう。そこに転がっていた杖ほどの長さの木切れを使って脱出を試みたが、非力なブレイクの力ではどうしようもなく途方に暮れる。そして、苛立って自暴自棄になり木切れを投げ捨てたその瞬間、奇跡が起こる。木切れは魔法のハンマー「ムジョルニア」に変貌し、それと共にかつての姿と記憶を取り戻してソーとなったブレイクは、その力を使って土星人達を一蹴する。

その後帰国したブレイクは、看護婦のジェーン・フォスターと共に医師として病気の人々を救いつつ、ムジョルニアを使ってソーとなり侵略者から人々を守る二重生活を送ることとなった。原作では、やたらと世紀末感のある出で立ちをしていたこともあるとか(拝借表現)。

地上最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」に長年所属する主力メンバーであり、キャプテン・アメリカアイアンマンと共に「ビッグ3」と呼ばれる。

誠実で実直な戦士であるキャプテンのことは尊敬している一方、ハルクとは少々スケールの大きい喧嘩友達。とは言え、最強のパワーを持つハルクにとっては本気で喧嘩出来る相手など貴重な存在でもある。

能力・技能

  • イドゥンの金のリンゴを定期的に摂取することで、寿命を伸ばし不老の体を得ている。
  • アスガード最強とまで謳われるほどの怪力を誇り、スタミナや身体強度も並みの相手では全くダメージを与えられない。
  • 近距離戦での格闘能力は非常に高く、ハンマーや剣や棍棒といった武器の扱いに長けている。
  • 神としての長い経験のおかげで、非常に高い戦略的知識と直感力がある。また、ほぼ現代人であるヒーローたちの中では、豊富な魔術・神秘に関する知識も役立つことが多い。
  • 媒体によっては、ムジョルニアを使わずとも雷撃を放射可能。
  • 宇宙服などの防護スーツ無しでも宇宙や深海といった環境に対応できる。

こうしたこともあり、後に有名になる「アベンジャーズ」のチーム内でも、ハルクと共に実質的な二強である。

神秘の力を秘めた魔法のハンマーであり、創造の器物としての二面性もあるとか。

詳細は項目を参照。

実写(MCU)版

演 - クリス・ヘムズワース/吹替 - 三宅健太

経緯が違い、記憶は奪われず「ソー」として地上に落とされてしまっている。(ドナルド・ブレイクと言う名前もソーの偽名として一応本編に出ている。)

力自体は奪われているものの肉体能力自体は人間離れしている為、暴れ放題するシーンもチラホラ。

またジェーンも天文学者という設定になっている。

1作目の『マイティ・ソー』と2作目『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(及びその前後にある『アベンジャーズ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)では特に変化はないが、3作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、それまでのトレードマークであった長髪をバッサリ切るという変化があり、(その理由は、是非映画の中で確かめて欲しい)そのまま『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも短髪の状態である。

なお、トレードマークの1つである髭は、コミックの正史世界であるアース616のものではなく、別の平行世界を舞台にした現代風アレンジ版から取り入れられたものだったが、後に、コミック版のアース616のソーも髭を生やすようになった。

マイティ・ソー

ヒロインのジェーン・フォスター、エリック・セルヴィグ、ダーシー・ルイスの他、後に共闘するS.H.I.E.L.D.と出会う。

最終的に、地球の面々と別れアスガルドに帰還。ロキの野望を止めるべく、地球への唯一の移動手段である虹の橋ビフレストを破壊し、ジェーンと再会する望みを断つ。

アベンジャーズ

アッセンブル映画。地球侵略を企むロキを止めるべく、オーディンの黒魔術によって再びアスガルドから地球に来訪する。

ロキと、彼が持っているスペース・ストーンをアスガルドへ持ち帰ることを至上の使命としており、地球のヒーローであるアイアンマンキャプテン・アメリカとは当初反目し合うも、ある人物の死をきっかけに結託した。

ジェーンの無事を案じながらも、最後まで再会を果たすことはなく、ロキとともにアスガルドへ帰還した。

マイティ・ソー/ダーク・ワールド

ジェーンの台詞から、『アベンジャーズ』以後の話とわかる。

封印から蘇ったダークエルフと、ジェーンの体内に宿ったリアリティ・ストーンを巡る戦いに挑む。

この戦いで、母フリッガと弟ロキを失い、また王座を辞してジェーンと共に地球で生きることを選ぶ。

なお、ロキは(またも)実は生きており、ソーが最後に会ったオーディンも、魔術で変装したロキだったのだが、ソーはそれに気づくことなくアスガルドを後にする。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アベンジャーズの一員としてヒドラ、そしてウルトロンとの戦いに挑む。

トニーと、互いのパートナー(ジェーン、ペッパー)で張り合ったり、ムジョルニアをネタにメンバーと遊んだりと、くだけた様子が見られる。

最後には、インフィニティ・ストーンの謎を追うとして、再びアスガルドに帰っていった。(王座を辞したのは一体…)

マイティ・ソー バトルロイヤル

インフィニティ・ストーンを探して各世界を巡り、ムスペルヘイムスルトを倒して、アスガルドに帰還する。

だが、アスガルドはオーディンに化けたロキが支配しており、ヘイムダルもビフレストの番人から解任されていた。

ロキの変装を見破り、本物のオーディンを見つけるべくロキと共に再び地球に来訪。(経緯は定かではないが、物語開始時点でジェーンとは破局していたとされる)

ドクター・ストレンジの協力のもと、ノルウェーにいたオーディンを見つけるも、老齢のために彼は死に、代わりに父に封印されていた姉・ヘラが復活してしまう。

ヘラとの初戦でムジョルニアを破壊された挙句、惑星サカールに飛ばされ、奴隷戦士として戦わされる羽目になるも、ロキ、ハルクと再会、更に仲間となるヴァルキリーやコーグと出会う。

この地にて、トレードマークの一つであったロングヘアをさっぱり刈られ、短髪になってしまう

サカールを脱出し、アスガルドでヘラと対決。父オーディンのように右目を失うも、雷神としての力を発揮してヘラを圧倒。アスガルドの城に保管されていたスルトの頭蓋骨に火を灯して復活させ、二人を同士討ちさせる。その代償にアスガルドは失われ、ソーは生き残ったアスガルド人たちを率い、地球を目指す。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

『バトルロイヤル』直後、難民船をサノスに襲撃され、ロキやヘイムダルを含む乗員の半分を殺され、スペースストーンを奪われるという、最悪の悲劇に見舞われる。

崩壊した船の残骸と共に宇宙空間に漂っていたところを、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに救われ、ロケットラクーングルートとともに、ムジョルニアを作り出したドワーフの星ニダベリアに赴き、唯一の生き残りであるエイトリの助力で、最強の戦斧ストームブレイカーを得て、地球に向かう。

ニダベリアに向かう道中で、ロケットから使っていなかった義眼を渡され、右目が復活する(ただし義眼の瞳の色がブラウンのため、オッドアイになる)。

ビフレストを生み出すストームブレイカーの力で、ワカンダに降り立ち、サノス軍相手に無双。すべてのストーンを手に入れたサノスの肩にストームブレイカーを叩きつけるも、指パッチンを許してしまう。

アベンジャーズ/エンドゲーム

生き残ったアベンジャーズとともに、他の星へ逃げたサノスを追い、その首をはねるものの、既にインフィニティストーンは失われており、指パッチンで消滅した人々を取り戻すことは叶わなかった。

5年後、アスガルド人たちが定住するノルウェーにて隠遁生活を送っており、髪と髭は伸び放題、体はぶくぶくに太っているという、見るも無残な姿に落ちぶれてしまった。サノスとの戦いでの敗北は、ソーから戦士としての誇りを奪ってしまっていたのだ。

最初は拒否していたものの、アベンジャーズのタイム泥棒作戦に参加。

自らは2014年のアスガルド(『ダークワールド』の時期)に行き、ジェーンの体にとりついたリアリティストーンを回収する任務を負うも、土壇場で逃げ出してしまう。が、生前の母フリッガと出会い、当時のムジョルニアを引き寄せることに成功、高潔な魂が失われていないことに自信を取り戻す。

現代に戻った後、2014年からタイムスリップしてきたサノス軍と対決。ムジョルニアとストームブレイカーの二刀流で、往年の父オーディンの如く威厳に満ちた勇壮ぶりを発揮する。

戦いが終わった後、ノルウェーのアスガルド人たちのまとめ役=王の座をヴァルキリーに譲り、自らはガーディアンズとともに当てのない旅に出る。

ホワット・イフ...?

MCUのIFの世界を描いたアニメシリーズでは、複数のエピソードに登場する。

第3話では、『マイティ・ソー』同様、地球に追放され、S.H.I.E.L.D.が監視するムジョルニアを持ち上げようとするが、クリント・バートン / ホークアイに矢で射られて死亡する。(この時のソーは神の力を失っていたので、普通に死んだ)

クリント自身にその意思はなく、アベンジャーズを結成させまいとする真犯人が、矢をつがえていたクリントの手を動かして矢を射させた、というのが真相。

第7話では、主人公を務める。

オーディンがロキを養子に迎えなかったため、一人っ子として育ち、パリピ=「パーティ・ソー」となってしまった。

オーディンが眠りにつき、フリッガが夏至祭で留守にしたことをいいことに、ウォーリアーズ・スリーやシフとともに地球へ行き、地球全土を巻き込んだパーティーを開催する。そこには、ヨトゥンヘイムの王子として育ったロキや、『バトルロイヤル』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに登場した宇宙人たちも参加した。

ジェーンとも出会うが、事態を重く見たS.H.I.E.L.D.によりキャロル・ダンバース / キャプテン・マーベルが召喚され、ソーを追い返すべく『ドラゴンボール』並みの空中バトルを繰り広げる。

それでもソーは帰らなかったため、ジェーンがヘイムダルを通じてフリッガにチクり、ようやく帰らざるを得なくなった。

第9話では、第7話のパーティー・ソーが再び登場。

第7話のラストで登場したインフィニティ・ウルトロンによって数々のマルチバースで生命が絶滅させられ、更なる被害の拡大を恐れたウォッチャーによって、ウルトロンを打倒するヒーローチーム「ガーディアンズ・オブ・マルチバース」の一員に選ばれる。

異世界のブラック・ウィドウペギー・カーターティ・チャラキルモンガーガモーラと共闘し、ウルトロンの野望を打ち砕いた。

ソー:ラブ&サンダー

『エンドゲーム』後、ガーディアンズの協力でダイエットに成功。各地の星を旅しながら傭兵のような活動をしていたが、ある日各地の神が次々に殺されているという情報を聞き、さらに同郷のシフから救難信号を受信。

ガーディアンズと別行動をとることにし、自身はコーグとともに彼女の元に駆け付け、そこで「“神殺し”のゴア」という存在を聞く。

次に狙われるのはノルウェーのアスガルド人たちと考え、早速向かうも、すでにゴアが襲来していた。

ヴァルキリーと彼を迎え撃つが、とある事情でムジョルニアを持ったジェーンと再会する。

CV:加瀬康之

主要人物の1人。

ロキのたくらみを知り発表会の場に駆けつけるもディスクに封印されてしまう。

ディスクの属性はエナジー。スパイダーマンが所持していたがアカツキ・ヒカルに渡され彼のパートナーとなる。

ちなみに、本作で声を担当している加瀬氏は、MCUにてトニー・スターク / アイアンマンの相棒兼話し相手である人工知能・J.A.R.V.I.S.の声を担当していたことで有名。

おいおい、俺ちゃんの吹き替えやったのも忘れんなよ?

関連イラスト

日本では原作よりも映画(MCU)版の方が知名度が高いこともあり、クリス・ヘムズワースの演じたソーのイメージでイラストが描かれていることが多い。

また、数は少ないがカプコンMARVELクロスオーバー作品「MARVELvsCAPCOM」仕様のソーのイラストも存在する。

余談

エンドゲームに、ソーとヴァルキリーがイチャイチャ?するコメディシーンが追加される予定だったが削除されてしまったということを監督が明かした。

MLBでプレイする野球選手ノア・シンダーガードは金髪のロン毛に筋骨隆々とした体格がクリス・ヘムズワース演じる映画のソーを彷彿とさせることから、ファンからは“Thor”というニックネームで親しまれている。本人もソーの動画で応答したりと割とノリノリなご様子。

編集者:便所のドア
編集内容:MCU版に追記(髭について)