図鑑データ
「こんにちわあ。潜水母艦大鯨です。
不束者ですが、よろしくお願い致します。」
潜水艦隊旗艦、概要、出撃します!
2014年6月6日のアップデートにて実装。事前にアナウンスされていた「それほど大型ではないが改装すると艦種が変わる艦」こそが彼女である。
『元』潜水母艦の艦娘はいたが、潜水母艦としては最初の実装となる。
Lv25での改装で軽空母「龍鳳」となるが、改装設計図が1枚必要となる→龍鳳(艦隊これくしょん)
CVは天津風と同じ小倉唯ではないかと語られていたが、2014年12月のエンターブレインムック『提督@報告書』で正式に発表された。
絵師は白露型を担当した玖条イチソであることが、エンターブレイン刊『鎮守府生活のすゝめ』Vol.4で描き下ろしイラストと共に公表された。
龍鳳に改造すると時雨改二の装備していた髪飾りやネクタイを装備する。
戦闘向きの艦種ではないので、龍鳳に改装するまでは育成にやや工夫が必要。
艦首を「潜水空母」と勘違いして何故「甲標的 甲」が装備出来ないのか?と言われたが大鯨に艦種は「潜水艦母艦」呼ぶのが正確で潜水艦の補給・支援の為の艦種で水上機母艦とは違う存在である。
建造での入手が出来ないため、ドロップで狙うことになる。そのため、彼女を求めて出撃することが「捕鯨」で定着してしまった。
出現海域は全てそれなり以上の練度と重武装が必須な海域のため、油断は禁物。出現率が低い(安心と信頼の銀レア)上にツチノコと違ってなまじ周回の容易な2-5や5-2が含まれているため、勢いで突っ込んでは資材・戦果ともに悲惨な結果になる提督の叫び声が絶えない。
浦風・三隈・初風・長波、潜水艦娘など他のレアドロップと同時に狙えるエリアばかりなので、同時並行で狙っているうちに出たら儲けものと考えたほうがいいだろう。特に経験値・ドロップともに美味しい5-2を周回し続けた結果、三隈が最難関のレア艦からただのレア艦になったとかならないとか。
ちなみにアーケード版では2022年3月まで龍鳳が未実装のため必ず印刷しなくてはならず驚くほど捨て値同然の価格で投げ売りされていた。
くれぐれも犯罪に手を染めないように。
2期以降「4-4.カスガダマ島」を利用したウィークリー任務消化と戦果稼ぎが定着。周回も容易で編成を間違わなければ幅広い艦種を育成しながらボスルートまで直行出来る為、4-4でドロップする艦は相対的にレア度が低下している。
この4-4ボスマスでドロップする艦に「大鯨」も含まれており、連続でドロップする事も珍しくなく、1期程レアな艦という感じは薄くなっている。
えっ!?えーっと…よ、容姿!?
癖のある紺のセミロングに赤い瞳が特徴。
髪はアホ毛の他にくせ毛によって側頭部から一房づつ外に跳ねている。また後ろ髪は布のようなもので2つにまとめられ、肩から前に流されている。
服装は白と紺のセーラー服にクジラのイラストが入った白のエプロン姿。襟とミニスカートには等間隔に途切れた白のラインが入っており、下は黒のストッキングにぽっくりを履いている。
また、その首には緑の勾玉を吊るした首飾りがかけられている。
なお、水着ではないのは、前述の通り「潜水空母」ではなく「潜水母艦」であるためである。
艤装は腰に煙突とクレーンと電探を装備。右太ももに装甲が一枚。
左手首に腕時計のような機銃が装備されている。 アーケードではここに12.7cm連装高角砲が仕込まれており、それを使って砲撃を行なっている。
手に持っているバケツには人参、ジャガイモ、玉ねぎなどの食材(多分カレー)やお菓子(飴玉とか)が入っており、右脇に抱えられた袋(飛行甲板?)には潜水艦に補給するための魚雷が詰まっている。
そんな見た目と艦種のせいか、彼女を新たな「お艦勢」として見るファンもちらほらといる模様。「潜水母艦」ならぬ「潜水お艦」である。
四コマ漫画63話では吹雪から完全にお艦扱いされており、のちの改装を見越して空母寮に入ることも話題に出たが、潜水艦娘たちがガン泣きするのを見て潜水艦寮へ入ることに。やはり潜水お艦である。
その後も、潜水母艦・大鯨の状態で基本は生活しているが、147話では龍鳳の衣装・艤装に着替えて出撃しようとしていた。このことから、既に改造可能な練度には達しており、その後も出撃の際は空母の衣装に着替えようとする場面も見受けられる。しかし前述の潜水艦娘たちのことを思い、通常は潜水母艦のままで過ごしている(四コマでは改造前と後が『服を着替える』程度な為、ゲーム内の様に一度改造したら元に戻れないという事にならない。当然ゲーム内ではこんな不正行為はまかり通らない)
晴れ着mode
「て・い・と・く、提督♪新年あけまして、おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します!」
2016年最初のオンメンテにて期間限定グラフィック「晴れ着mode」が実装された。
水着mode
「て・い・と・く♪あの、私…水着、着てみました。どうでしょうか?
あ、あの、あまり見つめないで下さい…はわゎゎゎ…////」
2016年8月1日、水着modeが実装された。
白と青の水着に濃い青のパレオを巻いた、可愛らしくも美しい立ち姿である。
麦わら帽子の鯨のアクセントが愛らしい。
龍鳳とは水着が色違いである他、あちらは麦わら帽子の鯨が花になっている。
鎮守府秋の秋刀魚祭りmode
2016年10月21日のアップデートにて「鎮守府秋の秋刀魚祭り」mode及び期間限定ボイスが実装された。
龍鳳と色違いで、こちらは青色となっている。
Xmasmode
2020年12月10日のオンメンテナンスで、期間限定グラフィック「Xmasmode」が追加された。
こちらも龍鳳・龍鳳改と色と一部デザインが異なっている。大鯨時点ではブラックサンタ?
後述もしているが「1隻教」でもない限り「大鯨・龍鳳・龍鳳改の三色揃えておくのが提督の嗜み」等と冗談半分本気半分でネタにされていたが本当に三色揃えておかないとダメであった(本来のサンタらしい色は龍鳳のみで龍鳳改はモミの木にも見える)
その為大鯨掘りに慌てて出港する提督もチラホラ。
ローソンコラボ
2021年7月20日より開始したローソンコラボで披露された私服姿
「艦これレモンスカッシュ大鯨ボトル」のパッケージで披露された。
えっ…嘘…せ、性格!?…あっ、ありがとうございます…が、頑張ります!
素直で礼儀正しく、まっすぐで健気な娘。
気合・元気ともに十分なのだが、非戦闘艦であるため戦闘は苦手。
会敵時などは明らかに動揺しており、交戦中も常に一杯一杯といった感じである。
ただし潜水母艦としては自信をもっており、積極的に潜水艦隊を支援しようとする。
ちなみにどこぞの超超弩級戦艦よろしく、居住性には自信があるらしい。
ケッコンカッコカリをすると
「提督…こんな私を、生まれたままの姿で育ててくれて、本当にありがとうございます…いつも、はい、いつも、感謝しています。いつまでも、提督といっしょに…」
と龍鳳とは異なるケッコンボイスが用意されている。季節ボイスからも提督を強く慕っている事が伝わってくる。
この性能で艦隊戦は…無理かもー!
あくまで水上艦であり、潜水艦の特性は持っていないので注意。
実装当初は「潜水空母」と混同されるケースも見られた。
小口径主砲と副砲、水上偵察機とバルジ、対空機銃のみ搭載可能。
現状では工作船明石のような特殊効果は確認されておらず、戦闘力には期待できない。
一応弾着観測射撃は可能だが、火力があまりにも低すぎるため連撃を出してもダメージは雀の涙である。
ただし遠征「遠洋潜水艦作戦」「西方潜水艦作戦」では必須、2014年9月26日に実装された「中部海域哨戒線」では必須ではないがルート固定要員となっている。潜水艦御用達のマップであるため、このマップで入手することも可能。
そのため本気で彼女を使い込むなら軽空母に改造するのが手っ取り早い。
ただし軽空母に改造すると「潜水母艦」としての特性が失われ、遠洋潜水艦作戦・西方潜水艦作戦の成功条件を満たせなくなる。
特に後者は「潜水母艦旗艦指定のマンスリー」であり、『艦これ』には潜水母艦が実装以来6年にわたって大鯨しかいなかった為、彼女の重要性は相対的に上昇(2020年6月に迅鯨が実装されたため唯一ではなくなったが)。
潜水母艦としての「大鯨」の必要性が高くなった反面、改造後の「龍鳳改」で持参する「九七式艦攻(九三一空)」は対潜値「+7」を持つ艦上攻撃機で入手手段が限られる上に2020年梅雨&夏イベントE4では特効装備に選ばれた他に改修を繰り返すと最終的に貴重な夜間攻撃機へ進化する。
俗に「1隻教」と呼ばれる「縛りプレイ」を行っていないのであれば「大鯨」と「龍鳳」の両方(更に言えば「大鯨」「龍鳳」「龍鳳改」の3パターン)を所持する方が艦隊運用の融通が利く。システム的には「大鯨」のままでも良いし「大鯨」と「龍鳳」の両方を所持する事も禁止されていない。
最終的な判断は提督個人個人に委ねられる。
また内部データにおいてはケッコンカッコカリ時の台詞は龍鳳の時と違うものが用意されているので愛情がある人は大鯨のままレベル99を目指すのもやり込み要素と言えるのではなかろうか。
何気に水上戦闘機が運用出来る為制空補助要員としての運用も可能。
2017年4月5日のアップデートで増設スロットに長8cm砲系列の対空副砲が装備可能となった。
アーケード版では潜水艦・潜水空母の能力向上支援を行える特殊能力を持っており、現状では砲撃戦時に潜水艦魚雷のリロード時間を短縮できることが確認されている。
なお中破することでこの支援能力は失われてしまうので注意が必要。
関係深い艦
「遠洋潜水艦作戦」での旗艦。
史実での第六艦隊では現在実装されている潜水艦のうち、伊168(当時の名称は伊68)、伊8が第六艦隊・第三潜水戦隊の所属であり、伊19(第一潜水戦隊)、伊58(当時未完成)、伊401(当時未完成)と組んだことはないが、潜水母艦としては潜水艦の補給が主任務な事なおかげか関係が深い。
なお五十鈴も大鯨と同時期に第六艦隊に所属していた事もあり、先輩とも言える。
四コマでは「いずれ空母になるのだから」と空母寮に入りそうになったところを潜水艦娘総出の泣き落としで潜水艦寮に引っ張り込んだ。
祥鳳は同じ潜水母艦からの改装仲間。瑞鳳は高速給油艦として起工、最終的に軽空母として竣工しているが、建造中に潜水母艦の工程を経ている。ともに潜水母艦としての縁つながり。資料によっては龍鳳も同型艦(瑞鳳型)として扱われ、義理の姉(艦順でいえば妹)にあたる。
潜水母艦としての先輩。一時期大鯨や剣埼などの性能面で優秀な後輩に後を託す形で練習艦などとして第一線から退いていたが、彼女らが揃って軽空母に改装された事から潜水母艦に復帰している。
神風型駆逐艦「旋風」や海防艦と共に輸送船団のヒ87船団として行動を共にしていた。
特に時雨が沈む前に護衛していた最後の護衛対象でもある事や龍鳳としての装備品(髪飾り、ネクタイ)などが時雨改二などと共通する事もあって縁が深いと思われる。
龍鳳の最初で最後の実戦であったマリアナ沖海戦では二航戦として三人で組んでいた。
隼鷹とは共に航空戦隊を転々としている。
マリアナ以後、一時的に隼鷹と共に四航戦に流れて一緒の所属になった事がある。
寄せ集めとなった一航戦で一緒の所属となっていた空母仲間。
余談
- 実装数週間前に稼働開始していた『エースコンバット・インフィニティ』のボス・アイガイオンが、作中における通称が「白鯨」であること、元は白いが強化されると赤くなることなど、偶然にも大鯨と似たような特徴を備えていたことから、一部のユーザーの間で話題となった。狩りに行くことをユーザーが「捕鯨」と呼ぶところまで同じだったりする。
- 戦後間もない時期に大洋漁業(現マルハニチロ)が捕鯨用の船を借りに第二復員省に申請したところ、リストの中に「長門」の名前があった。状態問わず横須賀にある船全てをリストアップしたためであり当然貸し出されることはなかったが、ゲームでは実際に長門を艦隊に組み込んだ捕鯨艦隊を組むことが可能。
- 天城型巡洋戦艦がワシントン海軍軍縮条約を受けて空母に改装される事になった際、一番艦の天城(巡洋戦艦)(改装中に大破したため廃艦。雲龍型の同名の艦とは無関係)を「長鯨」、二番艦の赤城を大鯨に改称する事になっていた。後に改名は撤回されるが、仮にそのまま竣工していた場合は、赤城が大鯨を名乗っていた事になる。ちなみに長鯨という名は同じ八八艦隊計画で建造された迅鯨型潜水母艦2番艦に採用されている。
- 2020年10月14日に、三菱重工業神戸造船所にて海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦の次級に当たるリチウムイオン電池搭載ディーゼルエレクトリック推進新型潜水艦の1番艦が進水したが、その名称として「たいげい」が命名された。2代目にして自分が潜水艦になったという訳である。⇒玖条イチソ氏のtwitterより(1、2)
- 「たいげい」の進水に合わせる形で同年10月16日に新任務『静かな海を護る「鯨」、動き出す!』が実装。第一艦隊旗艦に大鯨或いは迅鯨にし僚艦に潜水艦OR潜水空母から2隻他自由枠3隻で指定の海域のボスにS勝利をすれば達成。選択報酬で貴重な「後期型艦首魚雷(6門)★2」が得られるほか記念家具の『「鯨」の掛け軸』が獲得できる。なお編成の都合上「ルート固定が出来ない」海域も含まれている
史実発見! …ど…どうしましょう……!
ただしこれは仮の姿で、空母に改造されることが予定されており、実際「龍鳳」に改造された。また各種の実験台ともされた。詳細は「龍鳳」の記事を参照。
なお、「潜水母艦」と「潜水空母」は、名前こそ似ているものの全く異なる艦種である。
潜水艦に食料・燃料・魚雷その他を補給する、つまり『潜水艦に対する母艦』が「潜水母艦」で、自身に航空機(およびそれを発信・射出するためのカタパルト)を搭載した潜水艦、つまり『潜水する航空母艦(のようなもの)』が「潜水空母」となっている。
本当は前者を「潜水艦母艦」と言えば誤解が少ないはずなのだが、語呂の都合か今の形に落ち着いているので、混同しないように注意したい。
か…関連イラスト!? もっ…もうやだぁ……排水を急いで!沈んじゃう…!
提督?関連タグですね、大切ですね。
迅鯨型:迅鯨(艦隊これくしょん)・長鯨(艦隊これくしょん)・・・潜水母艦繋がり
祥鳳型:祥鳳(艦隊これくしょん)・瑞鳳(艦隊これくしょん)・・・潜水母艦から改装
ホエールキング(文字通り鯨型の母艦)