「じきにクウガも、僕の…、コレクションの1つになる…。そして…、僕は更に強くなる…」
データ
概要
未確認生命体(グロンギ)のうち、メ集団に属するペリカン種の怪人。警察からは未確認生命体第34号として扱われている。
当初はグロンギによく見られる、設定のみが存在する怪人の一人に過ぎず、TVシリーズにも未登場であったが、後に『てれコロコミック』に掲載されたマンガにおいてその存在が拾われ、彼の引き起こしたゲゲルやクウガとの戦闘が描かれた。
コミカライズは上山道郎が担当。『機獣新世紀ZOIDS』の作者にして、健全おっぱい絵師としても知られており、またpixivユーザーでもある。原案は東映が上山に渡したものであり、シナリオプロットではタイタンフォームも登場する予定だったとされる。
以下の解説も、主に同作での描写を対象に行っていくものとする。
特徴
人間体は青年男性。レインコートのようなフード付きのコートを羽織り、そのフードで顔を隠しているのが特徴である。怪人態は口元を覆面で覆っており、下半身にはスカート状の装飾を持つ。
ゴ集団への昇格を目指し、先んじてゲゲルに挑戦していたガルメに倣う形で、彼もまたゴのやり方を真似たゲゲルを開始する。
ペリカンと言えば、一般的には「口のデカい鳥」くらいのイメージが強いが、実際は空飛ぶ鳥の中でも最大級の体格を有し、鳩を襲って食い殺すほど獰猛な鳥としての側面も備える。
その能力を持つガベリは、飛行能力を持ったグロンギ怪人の鬼門であるペガサスフォームでさえも、瞬間的には捉えきれないほどのスピードで飛翔することができる。さらにその速度を活かし、上空から急降下して敵を切り裂く攻撃を得意としている。切断の原理については作中では具体的な説明はなされていないが、翼そのものが鋭利な刃物状になっている、あるいは真空状態を発生させ鎌鼬現象を引き起こしている、といった推測がファンの間ではなされている。
もっとも、その超スピードでの飛行にもデメリットが存在し、ある一定期間で羽を休めなければ特殊な乳酸が羽に蓄積され、疲労のため羽が動かせなくなってしまう。
ゲゲル
作中における2000年6月9日(EPISODE23の13日前に当たる)にゲゲルを開始。具体的なルールや目標人数については言及されていないが、上空から地上にいるリント(人間)に狙いを定めて襲い掛かりこれを殺害、その手首を持ち去るという猟奇的な行動を繰り返していた。
その過程でクウガと遭遇し、ペガサスフォームの銃撃を受けて落下するが、この時は体勢を立て直して一時撤退に及んでいる。
その後、クウガの手首をもコレクションに加えようと意気込んでとある港に出現、その場にいたクウガと、ゲゲルのノルマである子供の手首をも狙い襲い掛かる。
応戦したペガサスフォームを翻弄して時間切れ寸前まで追い詰め、このままでは危ないと判断しドラゴンフォームへ超変身したクウガのドラゴンロッドも切断、さらには手首をも負傷させる。
こうして後がなくなったクウガをその脅威の飛翔能力で追い詰めるが、一瞬のスキを突かれる形で一条に特殊弾(ガベリの体組織を分析の上で開発された、特殊な乳酸を含んだ弾丸)を翼に打ち込まれ、羽の動きを封じられた為に落下。そこにマイティフォームに変身したクウガのマイティキックを顔面に受け、海に叩き込まれて爆死した。
関連タグ
未確認生命体第○号