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東急3000系の編集履歴

2023-01-20 20:22:36 バージョン

東急3000系

とうきゅうさんぜんけい

ここでは、東急電鉄にて活躍中の2代目3000系について解説。

曖昧さ回避

  • 東急3000系(初代):戦前の1920年代から戦後の1960年代にかけて製造されたツリカケ駆動の旧形車の「総称」。1989年に営業運転を終了。
  • 東急3000系(2代目):当記事にて解説。

東急3000系(2代目)

東急目蒲線が2000年8月に運転系統を変更、東急目黒線東急多摩川線へ分離されることになり、目黒線専用の6両編成として新造投入されたのが東急3000系である。都営地下鉄三田線東京メトロ南北線(当時は営団地下鉄南北線)との相互直通運転も同時に始まることになったため、運転機器の取り扱いを他社の車両と共通化している(2001年に南北線経由で埼玉高速鉄道線へも相互直通運転開始)。


車体は以前の車両と同様、ステンレス製となっているが、東急で初めてビードなしの艶消しの平板で構成されている。IGBT素子によるVVVFインバータ制御を採用した。


東急3000系はまず先行車として第1編成が8両固定編成で製造され、1999年4月から2000年1月まで暫定的に東急東横線で運用された。2000年8月までに第12編成まで登場し6両編成12本に揃えられ、2001年3月に最終編成の第13編成が増備されて本系列の製造は78両で一旦打ち止めとなった(以降の増備は東急5080系へ移行)。


2022年(令和4年)度の東急新横浜線開業・相模鉄道方面直通運転開始に際し、東急目黒線所属の全編成を8両編成へ増結する方針が決定。本系列についても2021年度より5000系列の車体に準拠した中間車を新たに新造、2022年から2023年にかけて既存の6両編成へ順次挿入された。これに伴い車両番号も5080系にあわせた付番方式へ変更(改番)されている(先頭車も改番されているため、各編成の呼称も3001F→3101F、のように改められた)。来年の3月の開業までに全編成8両化が完了する見通し。

2022年11月28日に3109Fが8両編成として初めて運用を復帰させた。

2023年(令和5年)3月の相鉄・東急直通線開業までに全編成を8両化実施予定。


  • 既存車については相鉄乗り入れ対応改造を行い、この工事に際し車内案内表示器がLEDからLCDへ交換された。
  • 一旦の製造終了から20年が経過しており、「一部組み替え改造で余剰車廃車→不足分を3020系で補填」と考えたファンも居ただけに、中間車の増結には驚いたに違いない。
  • 2023年1月時点では奇数編成が全車両8両化された。日立製VVVFが奇数編成。東芝製VVVFが偶数編成となる。なお、8両化されていない4編成は全て偶数編成となる。

運行区間

2000年当時は武蔵小杉駅までの区間で全列車が各駅停車であったが、2006年に急行運転を開始し、さらに2008年に運行系統を日吉駅まで拡大している。


編成表

VVVF=制御装置、SIV=補助電源装置、BT=蓄電池、CP=コンプレッサー


6両編成時代の組成

太字は東横線運用時代に組成された車両。3501・3502号車は目黒線転用時にSIV,CP,BTを追加

備考なき編成は現時点で6両編成。

←目黒(浦和美園・西高島平)日吉→
形式300032503200350034003100備考
MT構成Tc2M2M1T1M3Tc1
号車123456
機器構成SIV,CP,BTVVVFSIV,CP,BTVVVF
第1編成3001325132013501340131018両組成化。
第2編成300232523202350234023102
第3編成3003325332033503340331038両組成化。
第4編成300432543204350434043104
第5編成3005325532053505340531058両組成化。
第6編成3006325632063506340631068両組成化。
第7編成3007325732073507340731078両組成化。
第8編成300832583208350834083108
第9編成3009325932093509340931098両組成化。
第10編成3010326032103510341031108両組成化。
第11編成3011326132113511341131118両組成化。
第12編成301232623212351234123112
第13編成3013326332133513341331138両組成化。

8両編成化後の組成

太字は6両→8両化用の増結車

備考に特筆なき編成は8両化組成化及び8両化営業運転開始編成。

←目黒(浦和美園・西高島平)日吉・新横浜(湘南台・海老名)→
現形式31003200330034003500360037003800備考
改番前300032503200増結車増結車350034003100
MT構成Tc2M2M1T2M4T1M3Tc1
号車12345678
機器構成SIV,CP,BTVVVFVVVFSIV,CP,BTVVVF
第1編成31013201330134013501360137013801
第2編成31023202330234023502360237023802現在、6両編成。
第3編成31033203330334033503360337033803
第4編成31043204330434043504360437043804現在、6両編成。
第5編成31053205330534053505360537053805
第6編成31063206330634063506360637063806
第7編成31073207330734073507360737073807
第8編成31083208330834083508360837083808現在、6両編成。
第9編成31093209330934093509360937093809
第10編成31103210331034103510361037103810
第11編成31113211331134113511361137113811
第12編成31123212331234123512361237123812現在、6両編成。
第13編成31133213331334133513361337133813

関連項目

東急電鉄 東京急行電鉄 東急 3000系


自社車両

1000系 東急1000系

2000系 東急2000系

3020系 東急2020系

5080系 東急5000系

6000系 東急6000系

7000系 東急7000系

8000系 東急8000系

9000系 東急9000系


乗り入れ車両

都営6300形

都営6500形

埼玉高速鉄道2000系

東京メトロ9000系

相鉄21000系

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