概要
本作に登場する屍鬼の中では最高位のLv.44の悪魔で、物語後半の「アルゴン精工」「アルゴン本社」「天海モノリス」に出現する。
全体に電撃の「マハ・ジオ」、単体を麻痺させる謎の光線「パララ・ウェブ」、物理バリアを張る「バリアガード」などの超能力で攻めてくるので油断ができない難敵であるが、種族特性として破魔や火属性攻撃には滅法弱い。
緑色のガスを噴出しながら歩き回る、人間とは異なる正体不明の知的生命体としかいえない存在で、各所に解剖を受けたと思わしき縫い目が残っている。
その正体は名前に「コスモ（宇宙）」とあることから、地球人に捕らえられて実験対象となり最終的には解剖され死亡した地球外生命体がゾンビ化したものであると考察されるが、どのような経緯でゾンビとなって舞台の天海市を徘徊しているのか、これもまた不明である。
なお、体液には地球の生物にとっての有害物質や、宇宙由来のウイルスなどの毒素が含まれているために、それが気化した緑色のガスは非常に危険であるといわれている。
元ネタは1995年にイギリスの映像実業家によって発表され、世界中でその真偽が話題となった『宇宙人解剖フィルム』であると思われる。
参考
宇宙生物関連の悪魔
『女神転生』
- 物怪/外道ブロブ：本来は「しみ」や「しずく」という意味だが、SF映画『マックイーンの絶対の危機』に登場する不定形の食人宇宙生物の名に採用され、そのイメージが反映されている。
『真・女神転生』
- マシンビッグフット：UMAであるビッグフットの正体は、宇宙人が造った生体ロボットという説から生まれたレア悪魔。
- 邪神ダゴン：ウガリット神話の魚の要素を持つ神であるが、クトゥルフ神話と絡められて解説される。
『真・女神転生Ⅱ』
- 外道オールドワン：クトゥルフ神話に登場するかつて太古の地球を支配していた宇宙由来の種族。
- 邪神ニャルラトホテプ
- 邪神クトゥルー
- ウイルスアンドロメダ：ガイアーズのハッカーが制作した攻撃的なコンピュータウイルス。元ネタは宇宙由来のウイルスによる伝染病の恐怖を描いたSF小説『アンドロメダ病原体』。
『真・女神転生デビルサマナー』
- 妖虫モスマン：アメリカで目撃された巨大な蛾のような姿の吸血生物で宇宙生物説もある。
- 邪神パチャカマク：インカ文明は宇宙人によって築かれたというオカルト説を反映し、メカニカルな姿をしている創造した人間を放置したという邪神。
- 死神モト：棺に掘られたレリーフは宇宙人を図案化したものである。
『ソウルハッカーズ』
- 珍獣チュパカブラ：プエルトリコで目撃された吸血生物で宇宙生物説もある。
『偽典・女神転生』
『女神異聞録ペルソナ』
- 外道グリーミーズ：「外道」最上位の宇宙人。名前の意味はリトルグレイを指し示す隠語。
- 邪鬼ヨグソトスJr：クトゥルフ神話の『ダンウィッチの怪』に登場するヨグ=ソトースの息子をモチーフにしたボス悪魔。
- ニャルラトホテプ
『ペルソナ2罪』
- TOWERショゴス：オールドワンに創造された不定形の奉仕生物。
- ボロンティック：ラストダンジョン「シバルバー」のボスである、妄想によって生み出されたマヤ神話の冥府神の名を冠した5体の宇宙人。地球人のことはエサとしか思っていない。
- 月に吼えるもの
『ペルソナ2罰』
- MAGICIANウェイトリー：『ダンウィッチの怪』に登場する魔術の探求者。
- FORTUNヨグ=ソトース
- TOWERシュブ・ニグラス
- TOWERハスター：クトゥルフ神話の旧支配者の一柱。作中では特殊な手段で召喚可能になる隠しペルソナである。
- DEVILビヤーキー：ハスターの奉仕種族で防空壕に出現する。
- RODノーデンス
- 忌まわしき狩人：ニャルラトホテプの猟犬と呼ばれる神話生物で、とある人物が変貌する。
- 這い寄る混沌
『ペルソナ3』
- ???：今作の世界観の元凶である太古に宇宙より襲来した存在。
『ペルソナ4』
- 戦車雷鳥のパンツァー：UFOのような姿のシャドウ。
『ペルソナ5』
- 隠者ネクロノミコン
『ペルソナ5ザ・ロイヤル』
- ???
番外
『ソウルハッカーズ』
- レティキュリアン：レティクル座人という意味。人気クラブ「EL-115」を経営するDJ兼、GUMP用インストールソフトを販売するアルファとベータのオカマ兄弟。天才児であり研究施設に捕らえられていたが、知能テストを意図的に間違え点数を落とすことで一般人になることに成功した。
- 大霊???：今作では伝承上の存在では無く異次元からの訪問者である。
