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ブロロロームの編集履歴

2023-02-24 23:29:55 バージョン

ブロロローム

ぶろろろーむ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン(キャラクター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.966
ぶんるいたきとうポケモン
タイプはがね / どく
たかさ1.8m
おもさ120.0kg
とくせいぼうじん/フィルター(隠れ特性)

進化

スターモービルくん改め……

ブロロンブロロローム(レベル40)


概要

単気筒エンジンなブロロンの進化系で、V型多気筒エンジンにパワーアップした。頭部の円筒部分が口となっており、そこからベロを出して毒液をまき散らす。パワフルな排気音も威嚇に有用。


寄生する岩の車もレースカーのような形状に変化しており、変わらず体内の毒素と岩の成分の反応で発生したガスを、8つに増えたシリンダーで爆発させエネルギーを作り出している。

※図鑑の説明文では8気筒エンジンのようだが、外観は6気筒のそれに近い。


ネーミング

エンジンの掛かる音「ブルンブルン!!」+英語の「vroom」(ブルーム、エンジン音の擬音)、または「スチーム」や「スラローム(蛇行走法)」、V型6気筒エンジン略称「ブイロク」からか?

語感から「ブコローム」(医薬品の一種)、ポケモンの初期設定を考えると、「超人バロム1」(の主題歌)に掛かっている可能性もある。

何気に、ギギギアル以来の同じ文字が3回連続するポケモンである。


  • 英語表記の「Revavroom」はrev(英語でエンジンを回す)+vroomから来ている。
  • フランス語表記の「Vrombotor」はvrombir(フランス語での音が轟く表現)+モーターから。
  • ドイツ語表記の「Knattatox」はknattern(音を立てる)+Toxin(生物学的な毒)から。

色違い

色違いは目の色が黄色からピンクに、毒素は赤紫から青紫に変化し、銀色だった部分が全て金色に変化する。また、普段は見えない舌の色もピンクから白に変わっている。岩の色は通常色と変わっておらず設定に忠実。銀色→金色という王道を行くカラー変更からSV新ポケモンの色違いの中でも人気が高い。


ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
8011990546790500

はがね・どくの複合は弱点が地面4倍と炎2倍のみで、半減6タイプ、1/4が3タイプ、毒無効と非常に優秀な耐性を誇り、隠れ特性のフィルターであれば弱点ダメージを軽減できる。


エンジンポケモンらしく「ギアチェンジ」を覚えることができ、物理型の種族値と文字通り歯車がかみ合っている他、「でんじふゆう」で苦手なじめんわざを透かせる事も可能。不良生徒が使うだけあってか、「すてゼリフ」も覚えられたりする。


だが、攻撃範囲の方はお世辞にも良いとはいえず、一致技は「アイアンヘッド」や「どくづき」、「ダストシュート」など豊富だが、サブウェポンは「しねんのずつき」、「じならし」、タマゴわざの「じばく」位と相性補完としては微妙。

専用技として「ホイールスピン」も覚えられるが、威力100に対し反動で素早さががくっと下がってしまう等、素早さのそれなりにあるブロロロームにとっては後手を取ってしまうのが悩み。


だが長所が無いのかといえばそんなことはなく、タイプの関係と特性ぼうじんにより、キノガッサなど草タイプにはとても強く、対策として考慮できる。

耐久無振りかそれに近いキノガッサであれば、攻撃無補正A60振りの「どくづき」で確定1発に持って行けるため、ここに適当な「すなおこし」持ちを加えてきあいのタスキでも潰せば対策は完璧。

地面四倍のため、シュカのみふうせん、飛行テラスタルとは相性が良く、向こうがじならしを搭載していた場合でも、これがあれば対処可能。

ニンフィアの一致メインウエポンを半々減で受けられるのも強み。ブロロローム側も一致技の打点には困らない。特攻は低いものの、ハッサムに対しては「オーバーヒート」があれば役割を持てる。


先に説明した「ホイールスピン」も、裏を返せばこの技を放った後は確実に後手を取れる様になる訳であり、「すてゼリフ」と合わせる事で安全に後続のポケモンと交代出来る。


複合タイプのはがねの常というのか、サザンドラとも相性補完が良い。2匹合わせると等倍以上で通るのがかくとうタイプしかなくなり、サイクル型として育てると強力。


総じて、アタッカーだけでなく、稀有なタイプ相性を生かした受けも出来るバランス型のポケモンと言える。回復手段は「ねむる」と「くろいヘドロ」だけなので、出来るだけ威力半減の技を受け続けられるように工夫したい。


尚、テラレイドの星6で出てくる個体は、変化技を使おうとすると必ずちょうはつを放ってくる。特性がいたずらごころのポケモンやブロロロームより早いポケモンなら問題ないが、レイド用に体力と攻撃にだけ努力値を振っているテツノカイナマリルリだとそれだけで大幅な戦略の見直しを求められるため注意(ちなみにマリルリはレベル100のH振りであったとしてもダストシュートではらだいこできないほどのダメージを負うため、出さない方が無難)。

一方でこの思考ルーチンが災いして、挑発効果を無効化できるポケモンに対しても攻撃はそっちのけで執拗に「ちょうはつ」を繰り出し続けるという少々おバカな一面もある。特性が「どんかん」のポケモンや変化技そのものを無効化できるサーフゴーで挑むと面白いぐらい簡単に討伐ができるので、どうしても勝てないという場合はこれらのポケモンを用意してみるとよい。特に、サーフゴーは、はがね複合故に相手のメインウェポンの1つであるダストシュートを完全に無効化できる上、高い特攻で以て一方的に大ダメージを与えて勝負を有利に進めることができるのでおすすめである。


特殊個体

スターモービル

スター団のボス達が乗る、ブロロロームがエンジンとして搭載された改造車。チームごとに装備やペイントが異なり、それぞれ「(チーム名)・スターモービル」と名前がつけられている。開発者はオルティガで、当初はパワー不足により動かないポンコツだったがメロコの助言を元に改良され動くようになった。

スター団ボスは追い詰められるとこのスターモービルを戦闘に繰り出してくる


戦闘中のメッセージでは「ブロロロームをくりだした!」などと表示されるものの、戦闘を行うのはあくまでブロロロームが搭載された車体。そのため通常のブロロロームとはタイプや特性が異なり(タイプの変更は内部的にはテラスタルによって行われている模様。スター団がアカデミーから無断でテラスタルオーブを持ち出してその技術を組み込んでいるとも解釈できる)、さらにこの形態専用の技も使用する。加えて、ポケモンではなく車体なので状態異常も無効。


通常フォルムから変更された特性はどれも強力。状態異常を無効化するため搦め手も通じにくく、スター団ボスの名に恥じない強敵として主人公の前に立ちはだかる。

特にメロコ個体の「かそく」や、ビワ個体の「じきゅうりょく」は、戦闘が長引くほどこちらが不利になる特性であり、火力不足で長期戦になりがちなシナリオでの戦闘においては脅威となる。


現状ではこれらの個体はアカデミー内で学則違反となるからか、プレイヤーが入手する手段はなく、敵専用ポケモンとなっている。

ただ、過去作における敵専用形態であるムゲンダイマックスと違い、種族値自体は通常フォルムと同じなので、今後使えるようになる可能性もなくはないと思われる。


車両一覧

名前ボスタイプ特性専用技
セギン・スターモービルピーニャあくいかくダークアクセル
シェダル・スターモービルメロコほのおかそくバーンアクセル
シー・スターモービルシュウメイどくどくげしょうポイズンアクセル
ルクバー・スターモービルオルティガフェアリーミストメイカーマジカルアクセル
カーフ・スターモービルビワかくとうじきゅうりょくファイトアクセル

余談

連れ歩き形式の厳選要員としては、進化前のブロロンの優秀さに隠れがちだが、ブロロローム自身の移動は遅いわけではなく、寧ろ速い方である(ブロロンが速すぎるだけ)。こちらも弱点の少ないタイプ構成に加え水陸問わず動けるため、性能も申し分ない。高レベルの野生ポケモンを相手にする際、ブロロンだと力負け(種族値や相性などでダメージを受ける)することもあるため、進化させて採用するのも手である。さしずめ「スピードのブロロン」、「安定のブロロローム」といったところか。


また、発売前のPVでスター団が紹介された際、スターモービルに搭載されたブロロロームが舌なめずりをする映像が公開されており、この時点でスターモービルに搭載されているのがエンジン型のポケモンであることは予想されていた。


使用トレーナー

  • シュウメイ…スターモービルとは別に通常フォルムも使用する。

関連タグ

ポケモン ポケモンSV ブロロン


965ブロロン966ブロロローム→967モトトカゲ


改造ポケモン


スター団:スターモービルの先端に装着されている。

烈車鬼:頭部の大まかな形状が一致。

ブロロローム列車

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