本来の意味については虫食いを参照。
データ
初出 | 第四世代 |
---|---|
タイプ | むし |
いりょく | 60 |
めいちゅう | 100 |
PP | 20 |
わざ分類 | ぶつり |
攻撃範囲 | 相手一体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 相手の持つきのみを消費し、そのきのみの効果が技を使ったポケモンに適用される。 |
英語名 | Bug Bite |
概要
第4世代のDPtから登場した技。
威力は控えめだが、相手のきのみを奪って食べ、すぐさまそのきのみの効果を受けるという変わった特徴を持つ。
初登場当時はアリアドス、テッカニン、メガヤンマしか覚えなかったが、プラチナで様々なポケモンに追加され、特に幼虫ポケモンは全ての種族にこの技がレベルアップに追加された(進化してしまうと覚えない)。
HGSSでは教え技化もされ(BW2でも復活)、ただでさえプラチナのバレットパンチ追加で強化されていたハッサムの強化に拍車をかける事となった。
ハッサムのむしくいの場合、特性テクニシャンの補正による威力90(タイプ一致で135)で汎用性が高いむしタイプの物理技して使え、シザークロスを上回る威力の方に目が行きがちではあるが、もちろん従来の効果通り木の実もしっかり食いつぶしていくので木の実依存(特にチイラ)の戦い方をしているプレイヤーは注意。
ちなみにクイタランも覚える。こいつの場合虫「を」食う意味合いになるが…
ついでにヒードランもHGSSから教え技で覚えられる。
ウツドン、ウツボットは第五世代では教え技で習得できるものの、第六世代以降は覚えられない。マスキッパは覚えるのに…
ついばむはこの技の飛行版。
…だが、最近ではあまり使われない。
と言うのも、虫タイプの物理技はこの上にシザークロス、とびかかる、きゅうけつとむしくいより威力が高く使いやすい技が3つもある。更に第6世代でミサイルばりが最大威力125にまで強化されたのも痛手である。
故に、メインで採用しているのはどれも覚えられないすなちのミノのミノマダムか、上述したハッサムくらい。
フォレトスもいるが、あっちはミサイルばりも遺伝で覚えられるため使われないか。
…当のハッサムも使い勝手のいいとんぼがえりが優先されているのが実情である(挙げ句の果てに第8世代から覚えられなくなった)。
コロトックの方は引き続き会得してるが変化技が主流な上に攻撃技を採用するにしてもとびつくやれんぞくぎり、とどめばりの方が優先されてる始末… むしくいがなにしたんや…。
理由は、この技に限らず虫技の通りが悪い事。
しかも、苦手なタイプに限ってメジャーなものが多い。
ついばむと違って半減するタイプが多く、虫4倍のポケモンが少ないのも痛い。木の実を食べたところで見返りがしょぼいことも。
第7世代で混乱木の実の回復量が最大HPの50%に上がったのがせめてもの救いである一方、特殊アタッカーはむしくい対策を意識してウイのみを待たされることも多い。
第8世代ではせいかくミントの登場により、すなお等の性格にミントを使って補正して、ウイのみ等の混乱を防げるようになった。
ポケダンでは攻撃を受けると探検隊のバッグ内の木の実に限らずグミなどの食べ物を食い荒らす厄介な技となっている。だいちのちからやほろびのうたほどの脅威はないものの、ふしぎなグミやいのちのタネでも食われようものなら精神的ショックは計り知れない。
このため、アリアドスやメガヤンマはもちろんのこと、プラチナのデータが反映された空の探検隊ではキャタピーやケムッソなどといった雑魚が非常に侮れない存在になってしまっている。見かけたら即刻飛び道具などで殺すこと。
ポケモンGOではれんぞくぎりと並ぶむしタイプの基本技となっている。
威力はたったの5しかないが、その反面出の速さ・連射性・ゲージ蓄積力が恐ろしく高く、これを連発しているだけであっという間にスペシャルアタックの発動に必要なゲージを溜めることができてしまう。使用前後の隙が少なく敵の攻撃を回避しやすいのも心強い。
この技や「れんぞくぎり」等で相手をけん制しながら出方をうかがい、頃合いを見計らって一気にスペシャルアタックで畳みかけるのがむしタイプの基本戦術となる。
注意点
- タンガの実はむしタイプの技に弱いポケモンが持っていた場合、先に効果が発動し虫食う事ができない。
- とくせいがぶきようのポケモンが使うと、効果は発動しないがきのみの消費は可能。(ただし今の所「ぶきよう」でむしくいを覚えるポケモンがいない為、スキルスワップは必須。)
- 相手の特性がねんちゃくの場合、きのみを奪えない。
- むしくいを使ったポケモンに意味のないきのみでも、消費することは可能。
関連タグ
他もちものを奪う技