メガミミロップ
めがみみろっぷ
概要
うさぎポケモン・ミミロップがメガシンカした姿。
ORASで最初に発表された、第3世代以外のメガシンカする一般ポケモンである。
秘められた野生の本能が覚醒した姿であり、性格も激しく好戦的な気質に変化する為、トレーナーたちは戸惑うことも多くなるという。
特徴的な耳は三つ編み状になり、ムチのようにしならせたその耳から渾身の力で繰り出される一撃は、分厚い鉄板もへし曲げるとの事。
加えて足の部分も黒い破れタイツ状になっており、メガシンカ前に引き続き官能的な路線を突き進んでいる。
だがこれら変化も、攻撃の邪魔になる綿毛を一時的に脱ぎ捨て、より戦闘に特化したスタイルを突き詰めた結果らしい。
発売前のORASスペシャルアニメではメガヤミラミとのバトルシーンが描かれている。
ミミロップが抜擢された理由とポケダンのチャームズのメガシンカ事情とは何かしら関係があったのだろうか。
ゲームでの性能
前述の通り好戦的な性格になるという事が反映されたのか、攻撃に対して+60される。
加えて素早さも135まで上昇しており、メガシンカ前とは打って変わって高速アタッカー向けの能力となった。
但しその反動で他の能力は防御が心持ち程度に上昇しているだけ。
タイプはかくとうタイプが追加され、一般ポケモン初のノーマル・かくとう複合となった。後にキテルグマが同複合タイプとなる。
(幻枠にはメロエッタ(ステップフォルム)が存在する)
元々ミミロップはかくとうタイプの技を豊富に習得し、加えてORASではとびひざげりも覚えるようになった(但し習得はLv.66かつ思い出し不可)為、一致技の範囲が増えるのは嬉しい点。ただ、単に一致技の範囲が増えるに留まっていなかった(下記参照)。
代わりにエスパー・ひこう・フェアリー弱点を抱える事になってしまう事には用心したいところ。
特性はきもったまに変化する。
実はこの「きもったま」と言う特性を備えている点がメガミミロップ最大の長所。
これによって何と全てのポケモンに対してタイプ一致で等倍以上が取れるのである。
(ノーマルに抵抗を持つのはいわ・はがねタイプのみになり、この2タイプはかくとうに弱い)
唯一特性で無効化できるヌケニンもほのおのパンチでワンパン余裕である。
攻撃種族値136ではまだ足りないと感じるかもしれないが、これ以上火力があったら完全に壊れである。ぶっちゃけ誰も止められなくなる。
XYで一世を風靡したギルガルドとサザンドラの組み合わせ、通称「サザンガルド」を真っ向から粉砕できる数少ないポケモン。
なお、とびひざげりでシールドフォルムのギルガルドを確定1発にしてしまう。
キングシールドが怖いものの、ミミロップは元々補助技には事欠かないポケモン。つまり…。
今までは補助を中心にするのが基本だったミミロップに、新たな戦術が見出される事になったと言えよう。
ちなみに元の特性が「ぶきよう」でもメガシンカはちゃんとできるが、メガシンカさせるならせっかくの素早さを殺さない「じゅうなん」を選びたい所。
番外作品
余談
メガミミロップのメガシンカに必要なミミロップナイトはゲーム中のイベントで入手することになるのだが、その入手方法はキンセツヒルズに住む「おびえる男」から徴収した差押え品を借金取りから譲り受けるという、なんとも後味の悪いものである。