概要
同人界隈でしばしば使われる言い回し。公式が最大手(の同人サークル)の意。
ファンが妄想を膨らませるまでもなく、すでに原作の中に同人的要素が存在していること。そしてファンがそれを受け入れてしまった状態を指す。
ここでいう同人的要素とは、狭義では同性愛を扱ったもの(腐向け/百合)を指し、ほとんどの場合はこれに当たる。
広義では、パロディ同人誌のようなカオス状態(公式が病気)、エロ同人いらずの過激な性表現、完璧過ぎて同人誌による補完が不要な男女カップリング(NL)などを含む場合もある。
「公式が最大手」と言われている作品には、実際に公式が意図して行っている場合と、意図していない(と思われる)にもかかわらず、同人サイドで人気に火がついてしまい、勝手に「最大手」呼ばわり(賞賛として)されるケースがある。
したがって、「公式が最大手」と呼ばれているからといって、実際の作品が同人的内容であるとは限らない。
pixivでは『TIGER&BUNNY』の作品によくこのタグがついているが、これは『TIGER&BUNNY』の評判が口コミで広まったからであり、『TIGER&BUNNY』がもともとBLとして売り出されていたわけではない。
公式が最大手の一例
それに類するものが公式で見られるケース
- カヲシン(新世紀エヴァンゲリオン)
- スガタク(STARDRIVER) - ヒロインの妄想として
- 古キョン(涼宮ハルヒシリーズ) - グッズ展開で
- ハン・ジュリの裏設定(スーパーストリートファイターIV) - 公開当初は公式サイトで堂々と記載されていた。現在その欄は削除済みだがアニメーションの台詞にしっかり名残が残っている。
- 仙水忍・樹(幽遊白書) - コミックス16巻の扉絵、ラストシーン、樹のセリフなど。
- 百合界のカリスマ(美少女戦士セーラームーン) - 製作スタッフ曰く「狙ってやった」との事。
- セバシエ(黒執事)‐公式イラストなど。
- ファンアル(メルヘヴン)‐特にアニメ88話。
公式が公認しているケース
- 櫂アイ(カードファイト!!ヴァンガード) - 担当声優の代永翼・佐藤拓也や木谷高明社長公認だったりする。特にヴァンラジが…
- トニジェフ(MOTHER2) - トニーは公式でゲイ。
- ひびかな(スイートプリキュア♪) - 小清水亜美・折笠富美子公認(曰く、夫婦愛)
- ほむまど・まどほむ・杏さや(魔法少女まどか☆マギカ) - 虚淵玄、蒼樹うめ公認
- ゆるゆり - なもり氏本人がpixivに放流している。
受け手が過剰反応したケース
- シュガプラ(サモンナイト)
- スズスモ(ポケットモンスター プラチナ) - 主人公の別荘に登場した際、主人公そっちのけで二人だけの世界を作っている。
- シロヒカ(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ) - 女の子主人公にした場合のシロナのガチ百合化。特に「プラチナ」に於いては完全にヒロイン
- デンサト(ポケットモンスターベストウイッシュ)‐詳しくは当該記事を参照
- ラブせつ(フレッシュプリキュア!)
- 龍仁・仁龍(JIN)
- 兎虎・虎兎(TIGER&BUNNY)
- ルクカイを筆頭にしたその他諸々(ファイ・ブレイン)
- 竹くく・くく竹(忍たま乱太郎) - 20期32話兵助の豆腐地獄の段
- トリコマを筆頭とした小松受け(トリコ)