プロフィール
真名 | 宇津見エリセ |
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クラス | ランサー |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 48kg |
出典 | Fate/Requiem |
地域 | 日本・モザイク市《秋葉原》、《新宿》 |
属性 | 秩序・中庸・人 |
好きなもの | 落ち着いて本が読める静かな場所、食事の好き嫌いは無い |
嫌いなもの | 召喚された英霊を愚弄する者 |
設定担当 | 星空めてお |
ILLUST | NOCO |
CV | 鬼頭明里 |
概要
コラボレーションイベント『Fate/Requiem盤上遊戯黙示録』にて、ランサークラスのサーヴァントとして参戦した宇津見エリセ。レアリティは☆4。
当初は敵対するが、終盤での仮加入を経て、イベントクリア後に正式加入する。
自覚こそ無いが、何らかの日本神霊に近しい霊基を有するサーヴァントになっており、マテリアルの説明によると疑似サーヴァントと似て非なる「準サーヴァント」なる存在。
これについてはイベント終了後に発売された原作2巻以降にて語られている。
人物
一人称は「私(わたし)」。服装は原作と異なる薄着の和装になっている。
ちなみにこのファッションは恩師に習ったものであり、本人も露出過多な事には自覚がある一方、その姿で相手を赤面させてしまうことには、自身の修行不足だと主張している。あと、さすがに最後の一線までは超えられなかった様子。恩師には他にも愉快な知識を色々と教えられている様子で、バレンタインのことを「好きな人に全裸リボンで口に銜えた状態でチョコを渡すイベント」だと教えられておりそれを信じていた模様。
イベントの舞台となった盤上遊戯の世界を打破すべく、令呪とボイジャーを失ったまま孤軍奮闘する。原作同様にサーヴァント相手に後れを取ることなく渡り歩く一方、自身がサーヴァント化しているという認識に欠いており、カルデア側を自己の価値観から「悪」と断じて対立する。
曰く、「魔術師の作り上げた機関なんて、信用できるわけがない。」……型月シリーズをよく知る諸君ならぐうの音も出ない正論であろう。実際、この時点でも過去に非人道的な実験をしていた事実が明らかだった他、後々にはさらなる厄ネタ(リンク先ネタバレ注意)の存在も判明しており、彼女の言い分が極めて正しかった事が分かる。もっとも、大体は陰でそうした計画を進めていた初代所長が悪いのであって、その理念を知らない主人公や現体制のカルデアを非難するのは少々お門違いとも言えるが。
さらにボイジャーまでカルデア側にいることで、ボイジャーを甘言で唆して使役していると勘違いしたまま、カルデアのマスターへ「数十もの英霊と渡り合う腕を持つ魔術師」として、嫉妬と嫌悪をない交ぜしながら突っかかってくるが……
ちなみに戦闘中の魔力補給源として、10秒で食べられる激辛麻婆豆腐味のゼリーを好みにしているらしい。尊敬している先生達を敵にしそうなのですがそれは……
また辛さへの耐性は恩師達に似て非常にあるようで、『FGO』のバレンタインでは"エリセ自身には素朴で香ばしい味の"超激辛唐辛子(キャロライナ・リーパーというブート・ジョロキアの倍の辛さの品種)99%チョコをくれる。多分彼女はあの泰山の麻婆豆腐も大丈夫だと思われる。
能力
ステータス
保有スキル
対魔力(霊)(B+) | 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法などをもってしても傷つけるのは難しい。特に浸蝕性の零体への強い耐性を獲得している。 |
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騎乗(C+) | 騎乗の才能。古今の小型船舶のほか、自動車、バイク、軽航空機など現代的な移動手段を人並身以上に乗りこなせる。 |
単独行動(B) | 準サーヴァントとしての特性。戦闘行動を取る際には魔力が必要となるが、それ以外であれば魔力を消費せずに通常の人間と同様の活動が可能。 |
神性(E) | 冥神・伊邪那美に由来する、かろうじて備わっている神性。騎乗スキルにも影響を及ぼす。 |
巫邪霊媒(A) | エリセの血脈に潜む邪悪な霊を憑依させ、特に霊体へ効果的な武器として駆使する。 |
魔弾の射手(模造)(B) | ボヘミア伝承の悪魔ザミエルの弾丸を再現し鋳造した魔術的な模造品。 |
死神(B) | 暴走し規範を外れたサーヴァントを狩らんとする妄執。英霊や反英雄にまつわる広範囲な知識。 |
宝具
天遡鉾(アメノサカホコ)
- ランク:B
- 種別:対霊宝具
- レンジ:1~14
- 最大補足:1000人
「おしまいにしよう。」
「芦原をなずさう虚ろ船、これなるは我が臍の緒、黄泉大神の器の沼鉾、いざや掻き鳴らせ――『天遡鉾(アメノサカホコ)』!!……こおろこおろ、こおろこおろ」
大神・伊邪那岐と伊邪那美による“国産み”を逆転再現する忌まわしき祭事。
冥神の力を継承するエリセが、準サーヴァント化により獲得した独自の魔術。
神造祭器“天沼矛(アメノヌボコ)”レプリカで時空をかきまぜ、その構造を推定演算し、対象空間の包有する構造、質量、意味、縁の全てを原初の混沌へおくり還す。
サーヴァントが対象となる際はその霊基構造を解消、切断する。エントロピー逆転の黄泉返し。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
Artsカードを主力とした☆4ランサー。
ステータスは攻撃寄りのバランス型で、スキルと合わせて攻め手を得意とするタイプ。
《Quick:2/Arts:2/Buster:1》のアーチャー型で、スキルも自己完結式の強化型で固めている。
A性能が同ランク帯のランサーとしては最高、Q性能も騎乗スキルのお陰でそれなりに高く、NPもクリティカルスターもよく稼いでくれる。
スキルは、Artsカード性能アップ&回避2回分(各3T)を付与する「巫邪霊媒(A)」、自身に必中状態を付与&スター集中UP(各1T)を付与する「魔弾の射手(模造)(B)」、自身の即死成功率アップ&クリティカル威力アップ&サーヴァント特攻状態(各3T)を付与する「死神(B)」、の3つ。最大の特徴が英雄王の専売特許だった「サーヴァント特攻」を有する点で、宝具の即死効果と合わせて幅広く活躍できる点である。
宝具『天遡鉾』の効果は【敵全体に即死効果&強力な攻撃+防御強化状態を解除】。
即死はオーバーチャージで確率が上がるほか、自身のスキル「死神」でさらに殺傷力を高めることが可能。万一宝具が通らなくとも、防御バフ解除(防御力アップ、ダメージカット、回避、無敵、カード属性耐性)で敵陣の守勢を崩すことも出来る。ただし、即死がダメージ判定前に入る都合上、Arts全体攻撃型の宝具のメリットであるNP回収効率が安定しなくなるという不安材料が存在する。
総括するとイベント周回向けの万能ランサー。
宝具は常に即死のリスクがあり、スキルでのNPチャージはできない為事実上システムは組めないがカード性能の良好さとクリティカルを主軸に変則でのクエストにも対応できる点が強み。無論、最大の持ち味であるサーヴァント特攻を活かしてボス戦へ投入するのもアリで、防御バフ限定であるがバフ解除要員としても期待でき、脇を防御バフを扱うサポーターやヒーラーで固めてスターを供給してやれば、彼女を主軸に大抵の敵と戦えるようになる。
それだけの地力を有するだけに、スキル育成が☆5サーヴァント並みの極悪さという事実も秘めている。具体的には競合率の激しい「凶骨」と「宵哭きの鉄杭」をそれぞれドカ食いし、そこに第2部4章からの素材「禍罪の矢尻」も1スキルで20使用するなど、頑張って彼女を引き入れた新米マスターへ非情の請求が待ち受けている。「魔弾の射手(模造)(B)」はLV6までで切り捨てても良いが、他は出来るだけスキルは強化しておきたいので、ベテランマスターでも競争率の激しい素材の配分に苦心させられることに……。14歳の成長期真っただ中の少女を養うにも、やはり出費は免れないのだ。
さらに宝具レベル用の2枚目以降のエリセを集めるのもなかなかハードルが高く、イベント内ミニゲーム「ガッポリー」にてダイスを振って進んだマスで得られるアイテムが1枚につき2つ必要になるのだが、片方は同じマスに5回止まってやっと手に入るという非常に手間がかかる作業がさらなる彼女を求めるマスター達の前に立ちはだかることになった。ゾロ目ダイスやシゴロ賽など特殊ダイスの救済措置はあったものの、ダイスは全て使い捨ての収集アイテムということもあり、出目やワープマスに翻弄されたマスターたちは阿鼻叫喚だったとか……
関連人物
契約したマスター。性別によって呼びかけが「キミ/あなた」と変化する。
初対面時は相棒を奪われたと思いこんで対立し、己が価値観から自虐ネタと言わんばかりのド正論でその立ち位置を批判する等、真逆の存在と言える程対照的な人物。だが、彼/彼女自身がそれを悪用する様な人間でない事も早々に悟っており、人間的な相性は悪くない。契約後はぎこちなくも交流を深めていく。
彼女が初めて契約したサーヴァント。思い入れが強いのか、マスター契約が移ったカルデアでも「大切にしてあげて」と真摯に主人公へお願いしている。
かつて倒したアヴェンジャー「ルイ16世」の母君。
盤上遊戯世界で邂逅したが、彼女に強いカリスマ性を覚えて心酔し、自身の置かれた状況を理解できぬまま彼女への憧憬に駆られつつ、日常を取り戻すべく盤上の世界を壊すことを誓う。
のちにそれが自らの未熟さと後悔が生んだ影と知ることになるが、本物のマリーへの畏敬は揺るがず、むしろアヴェンジャーを斃した件を咎めず自身の心の傷を慮る姿に敬愛の念を抱いた。事件収束後も、マリーから積極的に交流を持ち掛けている。
魔弾を「フライシュッツ」と呼んでいるエリセに対し、魔弾であれば「フライクーゲル」だと指摘している(『フライシュッツ』は射手の側を指す言葉)。同じ「魔弾の射手」に紐付けた力を有している縁からの特殊台詞。なお魔弾の射手は幻霊止まりの存在だが、『Requiem』作中では彼同様に戯曲が出典のサーヴァントも現界している。いずれ何らかの形で座に登録される事もあるのかもしれない。
名前に「エリ」と付く人物。
だが、エリセの愛称は「エリちゃん」ではなく、「エリち」である(ここ重要)。
その内ギャグイベントで絡むのかもしれない……と言っていたら、まさかの原作の方で……
エリセ同様、罰してもらいたかったと告げる英霊。
エリセ自身はその才能を「化物」と称し、近い実力者がごろごろいる円卓を怖いと言っている。
イベントなどの絡みは特に無いのだが、同じランサーであり真面目でやや自虐的、死神と呼ばれる存在等の共通点の他、召喚後、たった2日でほぼ全てのサーヴァントと共に退去命令が出るという不憫性をネタにされるという点もどこか似ている。
恩師の平行世界の同一人物が、神霊系疑似サーヴァント化した存在。
初対面から彼女の衣裳を絶賛し、はいてないクイーンの称号を襲名(エリセは穿いているそうだが、カレンからの贈られたその名には割と前向きだった)させようとするなど意気投合し、カルデアでも師弟関係かそれに近い関係を構築するに至っている。(尚、直後にカレンからバズーカを打たれたため襲名は未遂に終わっている。)ただ、エリセ自身はこの奇妙な縁に少なからずショックを受けている様子。
『アキハバラ・エクスプロージョン!』で共演したサーヴァント。本来の秋葉原を知らないエリセとアキバ大好きの姫とで冒険を繰り広げる。が、終盤に初登場時のイベントで醜態を晒した者同士ということもあってか、当時の黒歴史を暴露されてしまう(一方で散財の予感に興奮する刑部姫を案じて声をかけたり、互いに「エリち」「姫様」と気軽に呼び合うなど仲は良好な模様)
スピンアウトであるぐだぐだシリーズで実装されたサーヴァントたち。
卑弥呼と壱与は古代人服装(貫頭衣)、龍馬は同じく「アメノサカホコ(こちらは『天逆鉾』表記)」を武器とするランサークラスのサーヴァントという点で共通する。
さらにこの三騎はそれぞれ日本神話の神々と関わりがあるらしいことがシナリオ中で示唆されている(龍馬が伴うお竜さんに至っては露骨に『そのもの』であると見られる)点でエリセの出自と通じるものがある。ただ一方で、あくまで「公認」であるぐだぐだシリーズの設定については「特に日本神話(および信長、抑止の守護者関連)について『Fateシリーズ』本編とは差異がある」と奈須きのこ当人から言及されており、このことを鑑みると彼らとFate本流出身であるエリセの関係は直接的に結べるものではなさそうである。「近くて遠い仲」とでも表現すべきだろうか。
死に関わる権能持ちであると同時に、顕現にあたって使用した裏技の関係上エリセと同じ「今を生きる人類」特性持ちとなっている神霊サーヴァント。
余談
『Fate/Requiem』という作品自体、イベント開催時点で未だ2巻刊行前だっただけに、彼女本来のイラストは極わずかにしか投稿されていなかったが、コラボ以後、本項での姿でのイラストが急激に増加することとなった。結末までにまだ時間を費やすであろうが為、先んじて項目の棲み分けと相成ったが、14歳の多感な少女に着せるには些か露出が多いだけに、R-18率も高めとなっている。そうでもなくとも薄着・ノーブラの横乳・透け生地越しのふんどしの3コンボもあって(ついでに14歳にしては結構なスタイルを持っていることもあり)、どうしても色っぽくなりがちではある。
『Requiem』コラボイベ終了の夕方にとんでもないイベントの復刻が入り、即座に駆り出されることとなり、カルデア加入直後にしてトンチキイベント初体験となった。
水着剣豪復刻終了から2週間ほどしたところに『FGO』のイベント内ではトップクラスのシリアス度を誇る『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のメインインタールド入りによる事実上の復刻が行われた。ほわほわとしたトンチキイベントを経験したすぐ後に凄惨な海洋油田に送られ、ビーストとの戦いやカルデアの暗部に触れるという凄まじい経験をすることとなった。温度差ェ……
その次に来るイベントが『徳川廻天迷宮大奥』の復刻。ビーストとの壮絶な戦いが終わった直後に大奥の建材になることが確定してしまった。その次はキャンプでバカンスと思いきやホラーサスペンスに恒例のぐだぐだ系列による古代日本絡みと思いきや幕末の因縁絡みに巻き込まれるなど踏んだり蹴ったりである。
ただし前述の各イベントにはメインサーヴァントや端役としては登場しておらず、上述のは各『FGO』マスターやpixivユーザーの創造による物であるが『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』閑話4においてボイジャーと共にゲスト枠として登場。これによりエリセとボイジャーは一緒にカルデアにいる事が確定する。後に幕間の物語の一つ『ディオスクロイ幕間の物語』にボイジャーと共に登場している。
2021年に入り、『サン・バレンティーノ!』、『アキハバラ・エクスプロージョン!』にも(前者はカレン、後者は秋葉原繋がりで)参戦。特に後者は主人公一行の一員というポジションであり、コラボ以外でのイベントメインキャラクターとしての参戦が叶った形となった。ちなみに、ボイジャーの方も、この二つのイベントの間に開催された『聖杯怪盗天草四郎』にてメインキャラクターとして登場しており、二人揃って何かと登場機会が増えてきている。