主に
- ゲーム内においてどこまでもプレイヤー側を追いかけてくる敵キャラのこと。ホラーゲーム等で主人公が無力である場合、敵からは必然的に「逃げる」ことしかできなくなるので、ホラーゲームに登場する敵はほとんどが追跡者といえる。フリーゲームで例を挙げるならば青鬼、オニヒメサマ等
- 別名と言うなればストーカーである。
- バイオハザードシリーズに登場するB.O.W.「ネメシス」の通称。本記事で解説。
- 夢喰いメリーに登場するジョン・ドゥの別名
- 劇場版名探偵コナンに登場する敵となる人物。
- トミー・リー・ジョーンズ主演の1998年のアメリカ映画。逃亡者のスピンオフ作品。
T-型の概要
バイオハザード3などに登場するB.O.W.。初期タイラント及びTウィルスによって作り出されたB.O.W全般の欠点であった「知性の低さからくる制御不安定」を改善すべく、寄生生物「NE-α」を埋め込むことで作り出された新型タイラント。
NE-α自体は戦闘力を持たない。しかしその代わりに生物に寄生し、延髄で肥大増殖して新たな脳を形成、宿主の身体を乗っ取るという能力を持つ(例外あり)。
この性質を利用し、タイラントやハンター等の戦場へ送り込む事を目的としたB.O.W.を強化するために作られた、いわば補助強化用のB.O.W.であるが、寄生する際には宿主の身体に大きな負担をかけるという問題点があり、タイラントのような強靭な生命体でなければすぐに死亡する等、プラーガと比べると扱いが難しい模様。
タイラントが元であるので一見すると人型に見える。外見は黒いコートに身を包んだ黒衣の巨漢であるが、その顔面には鼻や耳、唇がなく、常に剥き出しの歯茎、頭部の大きな手術痕により右目は潰れているという異様な容姿。
タイラントの強靭な肉体に加えてNE-αによる知能向上により、複雑な任務を理解・遂行できるほか、銃火器を取り扱える、その上に更に言葉を話すこともできる。
作中では、洋館事件の真相を知るS.T.A.R.S.のメンバーを抹殺するためにラクーンシティに放出され、ジルを追い詰めていく。
また、S.T.A.R.S.のメンバーだけでなく、抹殺対象と接触・会話している者や自身に攻撃を行う者も容赦なく敵と認識し、攻撃を行う。
タイラントベースゆえの凄まじい戦闘力と尋常でないタフさを持ち合わせている。仮に接近に持ち込まれて逃げ遅れた場合、相手の顔面をわしづかみにして持ち上げ、もう片方の手から触手を突き出して相手の脳天を貫くという恐ろしい即死攻撃を行う。度重なるダメージからくる肉体とNE-αの拒否反応から醜悪な異形への変容を繰り返しつつも、その強さに衰えを決して見せず、レールガンを用いないと倒すことができないことから、まさに死神のごとき強さを見せつけた。
インパクトがありすぎるその外見、ゲーム中でプレイヤーを恐怖のどん底に陥れた戦闘力と追跡力等からバイオシリーズのキャラクターの中でも人気があり、バイオ以外のゲームでもたびたび登場している。特に、ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3ではプレイヤーキャラクターとして参戦しており、原作で散々トラウマを植え付けられた彼を自分の手で操作ができるということに驚いたファンも多い。
『プロジェクトクロスゾーン』では原作通り「S.T.A.R.S.!」と叫ぶが、クリスから「今はBSAAだ」と言われると律儀に「B…S…A…A……!」と呼びにくそうに叫んでいる。続編でも、登場する度にボイス付きで叫ぶ(ただし、行動する時は「S.T.A.R.S.!」と叫ぶ)。
また、後輩にあたるウスタナクとも共闘している。
形態一覧
第1形態
『3』のパッケージや、他作品で登場する姿。
防弾・対爆仕様の黒いコートを着用しており、このコートには自身の暴走を抑える役目もある。
この形態で既に右肩や首の周りから「NE-α」の触手が常に露出している事が確認できる。
基本は素手だが、ロケットランチャーやガトリング(実写映画版および『ORC』)などの火器をも使用する。腕から触手を一本出して貫く・ムチのように振り回す場合もある。
即死攻撃はこの形態のみしか使わない。また時折グレネードランチャーの弾を回避する機敏さも見せる。
『2』のタイラントとは違い、出現エリアから離脱できでも追いかけてくる。出現後のネメシスを撃退して追跡停止させることは可能だが、彼を一回ダウンだけでは撃退扱いされない、二回目のダウンではようやく追跡停止+隠し武器パーツを落とす。
『3』のリメイクである『バイオハザード RE:3』では、顔がやや面長のデザインになって鼻が横に歪む形で残っており、タイラントの心臓を彷彿させるシルエットをした制御装置らしき機械が胸に装着されている。上半身衣装は黒い防火コートというより大量の拘束具で、ダメージを与えていけば衣装が剥ぎ取られていき、ロケットランチャー装備時の外見が既に『3』時計塔戦に近いものとなっている。
また、燃料タンクを背負い火炎放射器を使用しているシーンが見られる。
『RE:3』体験版後半にて交戦可能。火器は装備してないが、最初から触手の遠距離攻撃を使い、その上に「ワイヤー移動」や「串刺しされたゾンビに寄生体を送り込む」などの新技が追加されている。そのため今回はダッシュでジルを追うだけではなく、時にはスタイリッシュなワイヤー移動とスーパーヒーロー着地で先回りすることもある。
『RE:2』におけるタイラントと同様に、リメイク版のネメシスもまた設定通りの不死身ストーカーとなり、残念ながら通常戦闘では彼を一時的に跪かせることしかできなくなった。しかし彼のダウン回数が体験版の人形と隠しアイテムに関わる(製品版では一部の武器カスタムパーツを落とす)。
ちなみに、現在配信されている『RE:2』体験版ではある場所に行くと追跡者の声を聞くことができるという小ネタが存在する。このネタ、製品版の『RE:2』には無いので、見てみたい人は体験版をプレイしてみよう。
本編では当初、拘束具が顔まで覆った状態で登場。
ゲーム開始から数分(それもまだゾンビと遭遇してない頃に)、ブラッドから危機を知らせる電話を受け取ったジルに、壁をぶち抜きながら襲撃してきた(あまりの登場の早さに、旧作プレイ済みのプレイヤー達も度肝を抜いた)。壁や天井をぶち抜きながら追いかけ、大きなコンクリートの塊を軽々と投げ飛ばすほどの圧倒的な力で丸腰状態のジルを追い詰める(厳密にはサムライエッジを持っていたのだが、追跡者の猛攻から逃げる時に紛失してしまう)。
救助に駆けつけたヘリコプターをジルの目の前で破壊するも、ジルの機転で車による体当たりを受け(ただし、この時ボタン操作にもたつき過ぎると触手で喉を貫かれたり、首をへし折られて即ゲームオーバーになる)、その車の爆発で起こった炎でコートが焼けた事で、漸く素顔が露わになる。
なお、拘束具が顔を覆った状態でも「S.T.A.R.S.……!」と喋る事ができる。
しかし、素顔が露わになった直後、カルロスからロケットランチャーで攻撃されて一旦機能停止する(この時、一度だけロケットランチャーの弾を触手で受け止め投げ返している)。
その後は電車を動かすためにラクーンシティを走るジルの前に再び現れ、体験版で使用した触手によるワイヤーアクションでワープしながら、ゾンビに寄生体を寄生させて差し向ける。また、咆哮で相手を怯ませる事ができる他、中距離だと触手で足を掴んで自分の足元まで引き寄せて来る。
また、前作のタイラントのようにセーフルームに逃げ込んでやり過ごそうとしても、出入口近く(それもセーフルームの扉越しからの攻撃が届きにくい所)に陣取って出て来るのを待つため、一時しのぎにしかならない。しかも、場所にもよるが、扉を開けた途端に歩き出し、武器を構えた途端にダッシュで急行するため、人にもよるがケチってハンドガンで倒そうものなら地獄を見る羽目になる。攻撃が届かない窓からこちらをジッと見つめる姿は、人によっては逃げ場を失った恐怖、もしくはある種の微笑ましさを感じるだろう。
地下鉄まで追いかけてきたため、ジルはネメシスを誘導するため自ら囮となり、下水道へ逃げる事で一度は撒く。しかし、ネメシスは地上に出てきたジルの行く手に先回りしており、PVで見せた火炎放射器でビルごとジルを焼き殺そうとする。
戦闘では、火炎放射器で周りを燃やしながら迫る上に、近付かれると火炎を放ちながら薙ぎ払おうとし、障害物に隠れても銃口を上に向けて広範囲に炎の雨を降らせて炙り出そうとする。正面からの攻撃も、火炎放射器を盾にして防ぐ事もある。また背中に背負った大きなタンクが仇となってジルに爆破されても、すぐさま火炎放射器を棍棒のように持ち変えて振り回して攻撃する。
一度ジルに敗れた後は、アンブレラから支給されたのかレーザー照準付きロケットランチャー入りのケースを肩に抱えて再び現れ(この時のネメシスがロケットランチャーを装備するシーンは、かなりかっこいいため必見である)、旧作同様、ゾンビや町を巻き込みながらロケットランチャーを発射してくる。プレイヤーの視線の関係上、照準が真っ赤になったら発射される様になっている。
なお、この状態でネメシスに捕まると、砲口で持ち上げられて零距離で爆殺される。
低難易度では移動速度はそれほど速くなく、手榴弾やグレネードランチャーなど高い威力の武器を使えば撒く、もしくは撃破するのにあまり苦労しないが、高難易度では異常な速度で距離を詰めてくるためすぐに追いつかれてしまう。更に攻撃を加えようにも、旧作同様グレネードランチャーのような弾速の遅い武器は結構な頻度で躱され、その後高確率でものすごい速度で走ってくる。(躱すこと自体は低難易度でも行う)
難易度Nightmare以上ではアイテムの配置変更の影響もあり、手に入る手榴弾の数が減っていたりするので、ロケランを持っていたとしても割と苦戦する。
一度はカルロスの援護もあってジルを取り逃がすが、旧作と同じく地下鉄に乗り込み、同時に乗車していた避難者達を虐殺する(この時、ニコライは本性を表してジルとミハイルを見捨てて逃げてしまう)。
NE-α寄生体
『Re:3』で初登場。ネメシスによってNE-αを寄生されたゾンビの成れの果て。
寄生されたゾンビは頭部が砕け散り、中心部の黄色く光る口部とそれを囲む八本の鉤爪、頭頂部の触手からなる異形の頭と化す。遠くから触手を伸ばして攻撃しながらゆっくりと近付き、相手を捕まえて頭を丸齧りしようとする。この攻撃で死亡すると、犠牲者もNE-α寄生体となってしまう。
弱点は口部だが、銃で攻撃すると鉤爪で防御してしまう。そのため、足などを狙って防御を解かせるか、ショットガンなどの強力な武器で防御ごと粉砕させなければならない。
ゾンビの頭部が弾けて異形の頭が出てくる様子は、バイオハザード4のガナードを彷彿させる。
第2形態
度重なるダメージの蓄積により「NE-α」が発達、コートの上半身が破け、右手から複数の触手が生えてきている所謂暴走形態のようなもの。
触手を使った中・近距離攻撃を行う。攻撃範囲やリーチが劇的に伸びているがどれも大振りで隙が大きい。
利き腕に多数の触手が生えてきているため、火器の携行は不可能である。
『アンブレラクロニクルズ』では第2形態と第3形態の中間のようなデザインとなっていて、そのためネメシスの変形が第2形態までとなっている。
『RE:3』では火だるまになって苦しみながら川に落ち、その際に拘束具がほとんど焼け落ちた上に火傷による損傷から変異してこの形態となる。
腕から複数の触手は生えておらず、オリジナル版の姿とは差異が見られる。
顔から鼻が無くなった事でオリジナル版の顔に近くなり、コートは下半身に腰ミノのような形で若干残っている。
四足歩行で機敏に動き回り、巨大な爪で引っ掻く、飛び掛かる、捕縛して噛み付くなどまるでリッカーを巨大化させたような姿と挙動を見せる。
腕を切断されると、その代替とも言える程の太い触手を一本生やし、伸ばして振り回す、叩き付けるなど様々な攻撃を行う。
機動力が向上した事で町や壁を縦横無尽に駆け回る姿は、同社の別ゲームを彷彿とさせる。そのためか、全体のシルエットや挙動・攻撃パターンがあるモンスター達に似ている。
広場戦で車の上や壁を走り回っている時、または高所からこちらを見下ろしている時に、戦闘前に手に入れられるある弾を使うとネメシスを落とす事ができ、しばらく動けなくなる上に、胸から急所である「NE-α」が顔を出すようになる。第二戦目でもある仕掛けを利用すれば、同様に高所から落とす事ができる(万が一見失ってもカルロスが教えてくれる)。
Nightmareのような高難易度では、攻撃が一発食らっただけで即死が見えるほどのとんでもない威力になっており、回避をマスターしていなければあっという間にゲームオーバーに陥る羽目になる。
更に耐久力も半端なく、弾薬を節約しておかないと戦闘中に弾切れを起こしてゲームオーバー(ry。
もっとも、これはShop(ゲーム内の実績解除で得られるポイントを通貨として便利アイテムを入手できる機能)による追加アイテム等を使わなかったらの話で、所持していると攻撃力や防御力を上げることができるコインを持っていけば安定して戦える他、無限ロケットランチャーを持っていればほとんど何もさせないまま撃破も可能だったりする。
第3形態
厳密には変異とも言える形態。3のラスボス。
3の終盤にて「NE-α」が処理液内に落とされたタイラントの死骸を捕食して肉体を修復した姿。
四肢を失っているため最早タイラントとしての面影はなく「NE-α」と連動していた頭部も損傷したために防衛本能が発動して完全に暴走状態となっている。
形状的には「NE-α」の触手が四肢と頭部を形成しブリッジした状態という感じであり、強酸性の膿が吹き出る水疱が浮き出ている上に頭部はイビーに似た形状の消化器官となっている。
ゴミ処理施設で最後の決戦を行うが、ジルの猛攻と同施設に置かれていたレールキャノン『パラケルススの魔剣』の一撃により肉体の大部分を喪失、残りの部分で這い寄るも、(ライブセレクション次第で)ジルによるマグナムの連射で息の根を止められた。
『RE:3』では処理液で溶かされた所までは同じだが、本作では前作ラスボスや『7』のラスボス、某クリーチャーを彷彿とさせる、頭部以外に面影を残していない超巨大な化け物と化して襲いかかってくる。
巨大化に至った経緯は、推測ではあるが旧作でタイラントの遺体を捕食したように、ジル達が見ていないところでゾンビなどを捕食もしくは新たな肉体に寄生したのか(溶かされたのは実験体ゾンビが無限湧きする処理施設であり、本作ではNE-αはゾンビに寄生できる)、あるいは第二形態と同様にネメシスの肉体とNE-αが肥大化・変異した可能性が考えられるが、いずれにせよ巨大化した原理は不明である。
本作においても、ジルはNEST2内の処理施設にあるレールキャノン『FINGeR』を使用して戦うが、その使い方は必見の価値あり。
低難易度ではイベント戦の色が強く、戦い方さえわかれば消化試合のようなものだが・・・、高難易度、特に最高難易度のinfernoでは、全ての攻撃動作が途轍もなく速くなる。先述のShopの便利グッズはほぼ必須級で、緊急回避もマスターしておかないと冗談抜きで相手にならない程強い。
infernoはもとより、その一つ下の難易度nightmareでさえも、防御力を上げる鉄壁のコインを上限の2個所持+体力満タンの状態であっても、一撃貰えば実質即死※の通常攻撃を三連撃繰り出してくる。
※:一撃では死に至らないが、食らえばダウン→立ち上がる暇も回復する隙も与えずに連続で攻撃が来るため。
難易度infernoではそれがさらに激しくなるので、もうお察し。前述の即死級技の通常攻撃を連続で7~8連撃、しかもご丁寧にフェイントのディレイを混ぜ込んできたりと、正直ここまでやるかと言う理不尽な強さに仕上がっている。
実写映画版
2作目で登場。こちらでは単にネメシスと呼ばれている。
前作で登場した一般人であるマット・アディソンがアンブレラに肉体改造された姿であり、外見こそ原作の第1形態と同じ姿であるがゲームのようにタイラントにNE-αを寄生させたという設定ではないため、ディエゴ・ゴメスに近い改造人間と言える。
原作同様ロケットランチャーを使用するほか、本作ではさらに携行用に改造されたガトリング銃を武器として使用する。
視界はヘッドアップディスプレイのように様々な情報が逐一表示され視界に入った人物の武装状態を認識、脅威と判断され次第攻撃を行う。アンブレラの通信衛星を介し指令を受け取り、その指令は文字となり視界に表示される。
実戦データ収集のため銃砲店に籠城するS.T.A.R.S.隊員らの実力が見たいというティモシー・ケイン少佐の意向で、隊員の抹殺を命じられたことを皮切りにアンブレラからの命令で次々と生存者を殺傷し、かつての仲間であったアリス・アバーナシーと敵対していたが、戦闘中に記憶を取り戻して彼女を手助けした。
最期は撃ち落としたアンブレラのヘリの下敷きになって死亡。
ゲームでのネメシスは目が白濁だったが、実写映画では素体となったマット同じ青い瞳だったため、アリスがネメシスの正体がマットと気付くきっかけとなった。
因みに、他のクリーチャーが割としっかり出来てるのにネメシスだけは一世代前の着ぐるみみたいに見えるとの声もあった。
着ぐるみは実際その通りであり、この映画におけるネメシスは着ぐるみによるスーツアクトで演じられている。
担当したスーツアクターはスタントマンとしても知られるカナダ出身の超大柄な俳優マシュー・G・テイラー氏。2m越えの伸長を誇る氏を見て他の出演者たちは非常に驚いたという。
Dead by Daylight
『バイオハザード』とのコラボで新キラー「ネメシス(NEMESIS)」として『Dead by Daylight』に参戦。
RE:3で使用頻度の増えた触手が特殊攻撃としてフィーチャーされている。
触手をムチのように叩きつけることで中距離攻撃を行うことができ、通常の攻撃を遮る「壁」である板越しに攻撃することが可能。ただし、最初の触手攻撃は負傷ではなく「汚染」となり、汚染した相手に当てて初めてダメージとなる。代わりに何度も汚染することで変異レベルを上げていきレベル2で素早く触手で板を破壊できる、レベル3で射程が伸びるといった強化を受けられる。
また、マップ上にゾンビが2体徘徊するようになり、生存者はゾンビからも逃げなくてはならない。
これが割と鬱陶しくフックや発電機周りに居座られるとかなり厄介、その上追跡者はゾンビのシルエットが常時表示されてるためゾンビが追跡状態になった→大まかな生存者の位置を把握できる。と索敵面でも役に立ってくれる。
ゾンビはAI操作で指示もできないが、うまく嚙み合えば儀式を優位に進めることができる。
触手攻撃による射程のおかげで迂闊に窓枠や板倒し、障害物周回を行わせないのが強みだが、触手攻撃は相手が汚染状態でないと負傷させることが出来ないことや(その上初撃の汚染だけの付与でも負傷ブーストが発生し生存者に距離を取られる)、
汚染を進める、ゾンビを倒すなどで感染ゲージを進めて無いと触手による立ち回りがしにくいなど全体的にスロースタートな印象を受ける。
特に感染ゲージを多く貯める系のアドオン無しでは変異レベル3になる頃にはほぼ試合終盤になってるか変異レベル2止まりで終わることもある。
かといって普通の拳だけで戦う場合ゾンビによる索敵があるだけの徒歩キラーに成り下がるのがネック。
レベル2の触手による速攻板破壊だけでも十分な強みなので開幕は触手攻撃を行い変異レベル2にすることを最優先で動き、レベル2から積極的に生存者を吊りに動くでも良い、その際には触手攻撃と拳攻撃の使い分けを意識するといい(触手攻撃は窓枠や板を越えられそうな時や相手をマップ端の切り返しが必要なポイントに追い込んだ時だけなどに絞るなど)。
何にせよ初動でこけると巻き返しが困難なキラーなのでチェイス一つ一つを効率よくこなし積極的なダウンによる発電機修理の手を止めるのが重要。パークはそれを助けるチェイス能力アップ系のものを装備させるといい、迫害のような手軽かつ強力な発電機遅延パークもスロースターターなネメシスには相性がいい。
開始時に敵のスタート地点を知る事が出来る"死を呼ぶ追跡者"、条件を満たすと負傷している敵全員がキラーの接近に気付きにくくなる"集団ヒステリー"、敵をダウンさせると周囲の発電機を破壊し、それらを修理中の敵を叫ばせる"イラプション"といった、主に敵を素早く見つける事に特化した固有パーク(最初はそのキャラクターのみで使える補助能力。条件を満たせば他のキャラクターでも使えるようになる)を備えている。
登場作品
- バイオハザード3
- アンブレラクロニクルズ
- ガンサバイバー2(ゲーム中の名称は「実験体」)
- オペレーションラクーンシティ
- 映画バイオハザードⅡアポカリプス
- バイオハザード RE:3
バイオ以外
余談
『オペレーションラクーンシティ』ではNE-αをベースとした寄生生物であるネメシスβが登場しており、あちらもタイラントと融合していた。
Re2におけるスーパータイラントが実写映画版のタイラントをモチーフにしていた事を踏まえると、おそらくRe3におけるネメシスのモチーフは同じく実写映画版のリッカーであると思われる(実写版のリッカーはネメシス第二形態と同じ四足歩行をし、形態変化を行い、主人公たちを執拗に追跡する行動をしている。さらにノベライズ版では知性と思考能力を持っている描写があり、明確に主人公らを標的に定めている)
関連動画
初登場シーン
『Dead by Daylight』における紹介PV
関連タグ
ネメシス ハンター B.O.W. タイラント バイオハザード NE-α寄生体