概要!ゲットだぜ!!
サトシがポケモンを捕獲した際の決め台詞。ジムバッジやバトルフロンティアのシンボルなどの貴重品をゲットしても同様の口上を述べる。
無印編のOP『めざせポケモンマスター』もこのフレーズから始まり、次回予告もこのセリフで締められる。正にアニポケはゲットに始まり、ゲットに終わるといっても過言ではない。ちなみに、次回予告の際には「みんなもポケモンゲットだぜ?」と問いかける形となる。
当初はサトシ一人の決め台詞として登場したが、シリーズが進むごとに派生セリフが増えたり、ポケモン達も口上に続いて祝福してくれるようになった(ピカチュウはその代表格であり、『ピッピカチュー!』はピカチュウ語でゲットだぜを意味する)。また、主人公が異なる『ライコウ雷の伝説』のOP「新たなる誓い」にもこのセリフや2019年11月に販売されたポケモンキッズのタイトルに採用されており、それほどまでにアニポケのみならず、ポケモンというコンテンツを象徴するセリフに発展している。
一方、ゲーム本編ではこのセリフをはじめ、「ポケモンを捕獲する」というニュアンスとしての「ゲット」という単語はほぼ全く出てこない。(詳しくは余談にて)
無印編第1話における旅立ち前の「お、オレはこのピカチュウで世界中のポケモンをゲットだぜ!」というセリフが最初。つまり、捕獲時の決め台詞ではなかったのである。おまけにこの時のサトシは遅刻をして御三家が貰えなかった挙句、ピカチュウの電撃を受けた寝巻き姿という後の世界的キャラクターにあるまじき、なんとも締まらない格好であった。
なお、初めて捕獲完了時のセリフとして使われたのは第3話の冒頭。この時にゲットしたポケモンはキャタピーである(サブタイトルもそのものズバリ「ポケモンゲットだぜ!」となっている。)。
サトシを演じ続けるうちに松本梨香氏の心身に染み付き、テンションが昂ぶったり、何かを手に入れると『〇〇ゲットだぜッ!!』と叫んでしまう癖が付いてしまい、『有吉反省会』に出演した際にはこのゲット連呼癖が取り上げられた。それだけサトシと共に歩み続けた勲章でもあるという事なのだろう。
英語版だと『Gotta catch 'em all!』と表記される。
派生型・パロディもゲットだぜ!!
- みんなもポケモンゲットじゃぞ〜
- オーキド博士バージョン。おそらくサトシに次ぐ知名度があると思われる。
- ED後のミニコーナー『オーキド博士のポケモン講座』で川柳を読み上げてから述べる口上。英語の『See you nextweek!ByeBye!』(またお会いしましょう!)とほぼ同義。デコロラ編の次回予告でも使用された。
- みんなもポケモン、ゲットかも!
- ハルカバージョン。AG編の次回予告の締め口上。「カモ」はハルカの口癖である。
- ポケモンレンジャーゲットだぜ!
- ファントム・トループのセリフ。藤岡弘、の声でこれを聞けるのは後にも先にもこれだけである。
- みんなもポケモンゲットだよ!
- タケシバージョン。DP編の次回予告にて。BW編のアイリスの次回予告の締めも同様。
- みんなもポケモンゲットでいい感じ~
- DP編における次回予告の締めをロケット団が担当したバージョン。
- みんなもポケモンゲットだニャ!
- DP編における次回予告の締めをニャースが担当したバージョン。
- みんなもポケモンゲットで、大丈夫!
- ヒカリバージョン。DP編の次回予告の締め口上。
- みんなもポケモン(ry
- 『シンオウ・ナウ』のレポーターユウカによるDP編次回予告の締め…なのだが、マイクが当たってしまうのがお約束であり、最後まで言えず仕舞いであった。
- 〇〇ゲットで、グッドテイスト!
- デントバージョン。次回予告の締めでも使われた。
- ジャジャーン!私の旅の新たな1ページ!〇〇ゲット!
- セレナバージョン。
- みんなもポケモンゲットです!
- XY編にてシトロンが次回予告を務めた時のバージョン。
- みんなもポケモンキープだぜ!(だよ)
- XY編にてユリーカが次回予告の締めを務めた時のバージョン。
- 仮面ライダー生誕40周年ゲットだぜ!
- 超英雄祭ゲットだぜ!
- レアデータ、ゲットだぜ!!
- 『第2次スーパーロボット大戦Z』におけるクロウ・ブルーストのセリフ。
- 一気にゾンダークリスタル、ゲットだぜ!
- 『スーパーロボット大戦BX』における日向仁のセリフ。中の人繋がりである。
- 宇宙人捕獲ゲットだぜ!
- アニメ版『モンスターストライク』第11話より。若葉皆実のセリフ。
- 世界最大級のコンクパール…妖精の唇 GETだぜ!!
- 『名探偵コナン』より怪盗キッドのセリフ。アニメ版だと簡略化されている。
- なすびサーヴァントゲットだぜ
- 『マンガで分かる!Fate/GrandOrder』におけるリヨぐだ子のセリフ。FGOをプレイしていたマシュ・キリエライトにガチャの空き容器(色合いはどう見てもモンスターボール)を投げ付けた。
- これは連載当時、ポケモンGOが流行っていた事に由来するネタ。アニメ版ではモンスターボールの効果音まで鳴っていた。
- 余談だが、のちにGOをパロディした『Fate/Grand Order Gutentag Omen Adios』が登場したり、これより前には明らかにポケモンのパロディである『カプセルさーばんと』を出していたりと結構ポケモンパロをやりまくっている。
- 規格外ゲットだぜ?
- 『超次次元ゲイムネプテューヌRe;Birth1』にて。セリフではなく、クエスト名である。
- 大量のモノクマーズパッドをゲットだぜ!
- 『ダンガンロンパV3』における王馬小吉のセリフ。
- なお、中の人はXY&Z編におけるジミーや『ポケモンジェネレーションズ』にてバクの声を担当している。
- 「スタンプゲットだぜ!2012」
- 『じょしらく』にて。JR東日本ポケモンスタンプラリーのパロディも兼ねている。
- おし、何か拾った!ゲットだぜ!
余談
学年誌の1998年4月号から2002年3月号まであさだみほ氏による漫画『ポケモンゲットだぜ!』が連載されていたが、アニポケとは全く接点のない作品である。
ちなみに松本梨香氏は「楽天トラベル THE SALE」のCMにも出演しているが、流石にゲットだぜ!は言えなかった為か、「今しかGETできないぜ!」や「クーポン今すぐゲットだ!」というセリフになっている。しかしながら、どう考えてもサトシを意識しているのは明白である。
赤緑から続く本編ゲーム内においてはポケモンの捕獲および道具を手に入れることを指す言葉としての「ゲット」は使われておらず、一貫して「捕獲」「捕まえる」「仲間にする」「手に入れる」という表現が用いられている。(例:「やったー〇〇をつかまえたぞ!」「〇〇をてにいれた!」)
ただし、ルビー・サファイアなど一部のソフトにおけるメッセージ作成システム(予め用意された単語を組み合わせる)では、選べる単語に「ゲット」があり、それを用いれば「〇〇 ゲット だぜ !」といった表記が可能。
ポケモンを題材にした漫画や小説を創作する際、「アニポケに準じた世界である」または「原作のゲームの世界である」ことにこだわりがある場合やこっそり強調したい場合など、そこを意識して単語を選んでみるのも一興である。
関連タグ
幸せゲットだよ:ではない。
明石タギル:彼にも捕獲完了時のセリフがあるが、「デジモン、捕獲完了!」とシンプルなものになっている。