キングオージャー(ロボ)
きんぐおーじゃー
スペック
| 身長 | 48.0m |
|---|---|
| 全幅 | 49.0m |
| 胸厚 | 21.5m |
| 体重 | 2700t |
| スピード | 300km/h |
| 出力 | 1200万馬力 |
概要
本作に登場する、同名の戦隊が使用する巨大ロボで、「守護神キングオージャー」とも呼ばれる。
王たちに対応したシュゴッドであるゴッドクワガタ・ゴッドトンボ・ゴッドカマキリ・ゴッドパピヨン・ゴッドハチの5体に加え、ゴッドクモ×2・ゴッドテントウ×2・ゴッドアントの5体のシュゴッドによって構成される、シリーズとしては最多となる「10体合体の1号ロボ」でもある(5体合体が最高だった)。
合体自体はオージャカリバーの操作で行われ、単独でも操縦可能だが、各国のシュゴッドの能力は王様戦隊が乗る事で対応したシュゴッドの能力が使える(以下参照)。
シュゴッドのコックピットはアームにオージャカリバーを持たせる形のマニピュレーター式で、互いに主導権を譲る事無く自由に操縦可能な為、搭乗者個々人による戦いのセオリーを無視した予測不能の戦闘スタイルで敵を倒す。
しかしこの操縦方法は裏を返せば搭乗者が好きなタイミングで勝手に動かしてしまうということであり、事実初めて全員が乗った際は各々が好き勝手に動かして動きが悪くなる醜態を晒してしまった。
こうした点から搭乗者が増え真の力を引き出す程、それに比例してコントロールは非常に難しくなるという非常にピーキーな仕様となっている。
だが何かのきっかけで全員が完全に息を合わせられた場合の戦闘力は凄まじい。
総じて「五人の王様、“組めたら”無敵」というキャッチコピーをそのまま体現するコンセプトである。
- トンボオージャー搭乗：背中のトンボ翅が稼働し、高速飛行が可能になる。
- カマキリオージャー搭乗：右足のカマキリ鎌が稼働し、斬撃を伴う足技が可能になる。
- パピヨンオージャー搭乗：剣のチョウ羽が稼働し、単独で飛び回らせる事が可能となる。
- ハチオージャー搭乗：左足のハチ針が稼働し、刺突を伴う足技が可能になる。
また同時に、本機は“チキューの守護者”を象徴する一種の偶像として崇拝されているのも示唆されていて、それが動いてバグナラクと戦う光景自体が人々の希望となっている様子。
逆を言うとそれを操る者の思惑は偶像のイメージに覆い隠され易く、それによって『反逆者の汚名を着せられながら守護神に選ばれて共に戦う(自称)邪悪の王』、『民衆の総意を受けても守護神に選ばれず、秘密裏に力づくで従わせようとする王』という、矛盾した立ち位置で関わる人物が現れる事にもなった。
必殺技
これまでの戦隊ロボとは異なり今作は必殺技の技名呼称が一切ないというかなり異質な仕様となっている。
- (名称不明)
5人の息が合わさること5つのシュゴッドソウルが共鳴し発動できる技。
5体のシュゴッドが発光し、上空から青色のエネルギーを纏った昆虫剣シュゴッドソードを振り下ろす。
ちなみに初出の団結は「いいから黙って引っ込んでろ(なさい)！」だった。
形態
立体物
余談
- 前述した「10体合体の1号ロボ」の他にも、シリーズとしては初となる要素として「作中での戦隊名と戦隊ロボの名前が同一」が挙げられる。商品上での呼称と極めて特殊なケースを含めても、「超合金 バトルフィーバー」や「DX超合金 太陽合体サンバルカン」が過去に存在する程度である。
- 下半身は「イエローの機体が右脚、ブラックの機体が左脚になり、各機体の頭部が膝になる」、前作のドンオニタイジンと同じ構成になっている。
- 合体時の合図に「ガッタイ」という発音がないのは未来戦隊タイムレンジャーのタイムロボ以来。
- 昨今の予算事情が絡んでいるせいなのか(というよりむしろ今作の映像技術に力を入れてるからなのか)、作中では他にも何体かロボが登場する中で現時点で(派生形態含めて)正式にスーツが用意されているのはこのキングオージャーのみである。
- 「シュゴーッド！」と言う音声は「シュゴッド」と「集合」を掛けている。
- シュゴッドの名前を読み上げる演出があるものの、当初は全てのシュゴッドの名前を読み上げているわけではなく、トンボ→カマキリ→ハチ→パピヨンの順に音声が追加されていくという仕組みになっていた。
